児童書

◆私のかたちの一部分。

「ゲド戦記」の作者アーシュラ・K・ル・グウィンさんがお亡くなりになりました。確かに、私の一部分を形作っている「ゲド戦記」をこの世に送り出してくださったこと、感謝しかありません。 「ゲド戦記」を最初に読んだ、たぶん中学生の頃。あまりに衝撃的す…

◆アルケミストシリーズ(完結)

ここ数年、児童書をあまり読んでいなくて、それまでに書きとめてあったシリーズが完結しているにも関わらず、途中になっているものが多かったので、とにかく、完結まではしっかり書いておこうと思って慌てて最終巻だけ読んだりしています(汗) 7seyana.hate…

◆3部作が揃っていない読書記録。

原作は完結しているのですが、3作目の日本語版が出版されなかったので、続きを読むことができずに、書いておいたままになっていた児童書の記録を載せておきます。英語がもうちょっと読めたら、原書で続きが読みたいところだけど。アイスマーク 赤き王女の剣…

◆タラ・ダンカンシリーズ(完結)

このブログに辿りつく方の検索が、かなり多い「タラ・ダンカンシリーズ」 完結していたにも関わらず、まだ、読んでなかったので、最後まで書かないといけないと思って一念発起。12年かけてようやく完結です。≪これまでのおさらい≫7seyana.hatenablog.com 7…

タラ・ダンカンシリーズ

前巻までの感想はこちら(id:nanayana:20100917)。全10巻の予定だったのですが、12巻に延長されたようです。12年かけて完結とは…。ここまで来たらつきあいます。タラ・ダンカン8 悪魔の指輪 上作者: ソフィー・オドゥワン=マミコニアン,村田蓮爾,山…

ドラゴンライダー その2。

ブリジンガー 炎に誓う絆 上 (ドラゴンライダー 3)作者: クリストファーパオリーニ,大嶌双恵出版社/メーカー: ヴィレッジブックス発売日: 2009/03/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見るブリジンガー 炎に誓う絆 下 (…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品 その8

ご逝去されたダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品で読んでいなかった作品をかみしめながら読みました。メルストーン館の不思議な窓 (創元ブックランド)作者: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,原島文世出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/12/18メディ…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品 その7。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんが2011年3月26日にご逝去されたことをつい最近知りました。 …言葉が出ません。私が児童書を読む中で、本当に一番好きな作家さんでした。どの作品を読んでも私の想像のもっともっと上に連れていってくれる、その世界…

タラ・ダンカンシリーズ。

前巻までの感想はこちら(id:nanayana:20070906)。毎回、表紙のイラストがとっても楽しみ。 タラ・ダンカン〈5〉禁じられた大陸〈上〉作者: ソフィーオドゥワン=マミコニアン,Sophie Audouin‐Mamikonian,山本知子,加藤かおり出版社/メーカー: メディアファ…

クロニクル千古の闇シリーズ

シリーズ前半はこちら(id:nanayana:20070613)追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)作者: ミシェルペイヴァー,酒井駒子,Michelle Paver,さくまゆみこ出版社/メーカー: 評論社発売日: 2008/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) …

崖の国物語シリーズ。

ネイト・クォーターが主人公の最終巻。これより前の巻についてはこちら(id:nanayana:20081101)崖の国物語〈10〉滅びざる者たち (ポプラ・ウイング・ブックス)作者: ポールスチュワート,クリスリデル,Paul Stewart,Chris Ridell,唐沢則幸出版社/メーカー: ポ…

アルケミストシリーズ。

アルケミスト 錬金術師ニコラ・フラメル作者: マイケル・スコット,橋本恵出版社/メーカー: 理論社発売日: 2007/11/22メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 52回この商品を含むブログ (11件) を見る 新しいシリーズを読み始めました。錬金術師ニコラ・…

天山の巫女ソニンシリーズ。

1巻から3巻の感想はこちら(id:nanayana:20080319)。天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺作者: 菅野雪虫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/27メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (15件) を見る 三国のこれからを担う人物が総登場。嵐で…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品 その6。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品をなるべく原書出版順に紹介。最新刊の紹介です。魔法の館にやとわれて―大魔法使いクレストマンシー作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,佐竹美保,Diana Wynne Jones,田中薫子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2009/05…

獣の奏者3,4巻。

獣の奏者(id:nanayana:20070707)の続編刊行! 驚きととともにうれしくて早速読みました。前作が2巻で完結していたため、続編はないだろうと思っていましたが、また前作とは違った味わいがありました。本当にとても大きなテーマを扱っていて、特に3巻は読…

うたもの、とか。

私が気に入っている児童書を紹介します。歌がテーマの児童書はそれだけですごく魅力的。海洋冒険モノも好きです。ライアルと5つの魔法の歌作者: キャサリンロバーツ,Katherine Roberts,吉田利子出版社/メーカー: サンマーク出版発売日: 2000/10メディア: 単…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品 その5。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品をなるべく原書出版順に紹介。魔空の森 ヘックスウッド作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,Diana Wynne Jones,駒沢敏器出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1…

ペギー・スーシリーズ

まだまだ続きそうなこのシリーズ。10冊目で登場人物が青い犬を除いて一新しているので、すでに別のシリーズのようになっています。ペギー・スー―赤いジャングルと秘密の学校作者: セルジュブリュソロ,Serge Brussolo,金子ゆき子出版社/メーカー: 角川書店…

トールモー・ハウゲンの作品。

子供の心をここまで現実味を帯びて描き出している作家さんは他にはいないと思います。文体は明瞭で簡潔。だからこそ、引き立つものがあります。夜の鳥作者: トールモー・ハウゲン,山口卓文出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/06/21メディア: 単行本 …

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品 その4。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品をなるべく原書出版順に紹介。感想を保存していない作品は読み返して補完中。九年目の魔法 (創元推理文庫)作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,Diana Wynne Jones,浅羽莢子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1994/09…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品 その3。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品をなるべく原書出版順に紹介。感想を保存していない作品は読み返して補完中。呪われた首環の物語作者: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,佐竹美保,野口絵美出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2004/07/21メディア: 単行本…

崖の国物語シリーズ。

クウィントが主人公の2作です。これより前にクウィント主人公の作品が2作出ているので(id:nanayana:20070502)、合わせると4作になります。崖の国物語〈8〉真冬の騎士 (ポプラ・ウイング・ブックス)作者: ポールスチュワート,クリスリデル,Paul Stewart,Ch…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品 その2。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品紹介を引き続き。ハウルの後、翻訳ラッシュがあったため、ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品はほとんどが日本語訳されているようです。なるべく原書出版順に紹介します。ウィルキンズの歯と呪いの魔法 (ハリネ…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品 短編集。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品紹介。昨日、読み終えたばかりの短編集をご紹介。魔法!魔法!魔法!―ダイアナ・ウィン・ジョーンズ短編集作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,佐竹美保,Diana Wynne Jones,野口絵美出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2007…

ハリー・ポッターと死の秘宝

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子出版社/メーカー: 静山社発売日: 2008/07/23メディア: ハードカバー購入: 22人 クリック: 228回この商品を含むブログ (350件) を…

スパイダーウィック家の謎。

スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず作者: ホリー・ブラック,トニー・ディテルリッジ,飯野眞由美出版社/メーカー: 文渓堂発売日: 2004/06/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (18件) を見る 全5巻。5巻まとめて読…

ダークホルム闇の君シリーズ。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品紹介を引き続き。たくさんの登場人物が入り乱れてすっちゃかめっちゃかなのに、ラストは大団円。そんな魔法に夢中。ダークホルムの闇の君 (創元推理文庫)作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,Diana Wynne Jones,浅羽莢…

ハウルシリーズ。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品を紹介。今回はジブリ製作で映画にもなったハウルシリーズ。最高に面白い。あまりに面白すぎて読んだ後に誰かに感想を話したくてたまらなかったくらい。おすすめの作品です。魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城…

クレストマンシーシリーズ。

私が児童書作家さんの中で一番好きな、ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品を紹介していなかったことに気が付いたので、何回かにわけて紹介します。日本語で刊行されているものは、おおよそ読んでいるはずなのですが、すべての本の感想は残していないの…

ルーンの子供たち DEMONIC

ルーンの子供たち DEMONIC〈4〉作者: ジョンミンヒ,酒井君二出版社/メーカー: 宙出版発売日: 2008/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 4巻。大きく展開しました。ジョシュアがもう一人の自分と対決することがこのお話のメ…