タラ・ダンカンシリーズ。
前巻までの感想はこちら(id:nanayana:20070906)。毎回、表紙のイラストがとっても楽しみ。
- 作者: ソフィーオドゥワン=マミコニアン,Sophie Audouin‐Mamikonian,山本知子,加藤かおり
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 作者: ソフィー・オドゥワン=マミコニアン,山本知子,加藤かおり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2008/07/18
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 作者: ソフィー・オドゥワン=マミコニアン,村田蓮爾(カバー・口絵)、小林誠(カバー裏),山本知子・加藤かおり
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (398件) を見る
- 作者: ソフィー・オドゥワン=マミコニアン,村田蓮爾(カバー・口絵)、小林誠(カバー裏),山本知子・加藤かおり
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (398件) を見る
ファンタジーものの悪役の中でマジスターは少し異質な気がしていたのですが、この巻を読んだらラスボスはマジスターではないんだなと思いました。マジスターはタラのお母さんに恋しているし、妙に血の通った人間的な部分が多いのです。だから、いままでのマジスターの人生が語られるシーンでは、やっぱりこの人は悪役ではないと確信しました。当面、タラの敵というポジションだと思いますが、マジスターを倒すことがタラの最終目的にはならないのではないかと推測しています。なんせ、マジスターのパワーの源は尽きかけているのに、タラの方はいくらでも使い放題なので、ラスボスとして差がありすぎだと思います。
タラとロバンの恋は今回もかなりいちゃいちゃ。ファブリスとモアノーの恋が違う結末に動いてしまって、ちょっと意外でした。一番活躍していたのはカルのような気もします。ラストのあたりはかなり残酷なシーンもあったり、政略的な事柄があったりして、いわゆるファンタジーな児童書ではない部分も含んだ作品だと思います。
- 作者: ソフィー・オドゥワン=マミコニアン,村田蓮爾(カバー・口絵)、小林誠(カバー裏),山本知子・加藤かおり
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/08/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: ソフィー・オドゥワン=マミコニアン,村田蓮爾(カバー・口絵)、小林誠(カバー裏),山本知子・加藤かおり
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/08/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
なんだかいろいろ唐突に話が動きました。最大の敵だと思っていたマジスターがあっさり死んでいたりして、しかも幽霊になってリスベス女王の身体を乗っ取って悪巧み。ラストに追いつめるもののさらっと逃げられてしまう。マジスターもタラママに骨抜きになっていたりして、悪役っぽくないんだよなぁ。そして、タラの冒険の同行者はアンジェリーナとシルヴェール。新キャラのシルヴェールはとってもかっこいい上にマジスターの息子!という仰天のドラゴン(しかも、育ての親は小人)だったりして、謎めきすぎています。タラとロバンのカップルがいまいち盛り上がりにかけるカップルのような気がしていたので、ロバンがあっさり死んで、シルヴェールにぐらつくタラにそのままくっついちゃえ!と思ってしまいました。このあとのこの3人の三角関係は面白そう。
タラパパが幽霊で登場。なんだかかっこいいんだか、頼りないんだかで、死の真相も明かされていましたが、なんだか…という感じ。今回もカルがかなり大活躍。私はカルが一番好きなキャラなので、ここまでストーリーをひっぱっていってくれたのはうれしかったな。大どんでんでカルとタラのカップルを願っていたりするくらい。いきなりラストで地球行き決定。しかも次の巻の展開までちらっと明かしてあるのが、上手いなぁと思ってしまいます。