天山の巫女ソニンシリーズ。
1巻から3巻の感想はこちら(id:nanayana:20080319)。
- 作者: 菅野雪虫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/27
- メディア: 単行本
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ほんのり三角関係にも発展しそうな雰囲気もほのめかされていたのが楽しみ。頭のいいイェラ王女、悪役になりきれない優しさが彼女を苦しめないといいのですが。
- 作者: 菅野雪虫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/27
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ソニンが天山に戻り、巫女としては見込み違いだったけれど、天山で得た知識は今も自分の中で息づいているのだと気が付く。むしろ、天山ではなく地上で生きているからこそ得たものも大きく、人と人との関わりの中でソニンは大きく成長していた。
戦いに向かう3人の王族。それぞれの想いとは別のところで働いた力に翻弄されながらも、自分の意思で道を切り開こうとしていた。それはソニンを始めとする人との出会いがもたらした変化だっとのだと思う。特別なチカラがなくても、いろんなものが見えて、いろんなことができる。そんなチカラを誰もがもっているのだと思う。気になっていた恋は進展はなかったが、ほんのりいいシーンもあったので、それで満足。