ハウルシリーズ。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品を紹介。今回はジブリ製作で映画にもなったハウルシリーズ。最高に面白い。あまりに面白すぎて読んだ後に誰かに感想を話したくてたまらなかったくらい。おすすめの作品です。
- 作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,佐竹美保,Diana Wynne Jones,西村醇子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1997/05
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 556回
- この商品を含むブログ (301件) を見る
面白かったです。まずは城が動くということがそれだけで楽しいし、その城の持ち主はその城にぴったりな魔法使いのハウル。気紛れだし、女好き、それでも子供っぽいところがある。ハウル以外のキャラクターもそれぞれに惹きつけられる魅力を持っています。設定の面白さとキャラクターの面白さが相乗効果でお話の面白さになっています。終盤にストーリーは一気に展開して、しかも驚くような展開です。ソフィーの勝気で行動派なところも好きです。たしかに長女はあんまりお話の中では活躍しない運命かもしれないけど、でも、ソフィーみたいに運命を引き寄せられる人もいます。魔法の世界の楽しさを感じる一冊でした。
- 作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,佐竹美保,Diana Wynne Jones,西村醇子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1997/08
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (88件) を見る
姉妹版です。続編というには、主人公が違いますのでご注意を。アラビアンナイトの世界で冒険する感じです。このお話も女の子のキャラが強い(笑)ので好きです。お姫様もお姫様という型には入らない個性的な人たちですし、主人公のアダブラはわりと振りまわされています。前作で登場した人物が驚くようなところで出てくるのが楽しみ。一人ひとりの個性がはっきりしているからできることなんだと思います。姿形が変わっていても変わらないものが表現できるだけしっかりとした人格があるのですから。