スパイダーウィック家の謎。

スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず

スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず

 全5巻。5巻まとめて読んでも2時間くらいで読み切れます。グレイス家の3人の姉弟がルシンダ大おばさんの家に引っ越してきたところから物語が始まります。その家に隠されていた妖精図鑑を見付けたことから、この図鑑をめぐっていろんな妖精たちがひっきりなしに現れます。最後には大ボスのマルガラスが現れて、決戦に。
 なんといっても、この本の素敵なところは挿絵にあります。他の児童書よりもたくさん挿絵が入っているので、どんな場面なのか、どんな妖精なのかがわかりやすいです。妖精の姿をいろいろ想像してみていましたが、この挿絵みたいに豊かな表情ではありませんでした。マルガラスは私が思っているよりもずっと怖かったし、バイロンもちょっと怖い感じです。挿絵がすごく味があってストーリーと同じくらいいろんな情報を伝えてくれています。お話もすらすら読んでいけるので、子供たちにもおすすめかも。