まだまだ続きそうなこのシリーズ。10冊目で登場人物が青い犬を除いて一新しているので、すでに別のシリーズのようになっています。
ペギー・スーシリーズ8冊目。セバスチャンとは別れたまま、スーパーヒーロー学校にいくことになったペギ・スー。とんでもない授業内容、そんなことできっこないことのオンパレード。新しい仲間として黄金の髪が生えてくる
ナクソスが登場。セバスチャンよりもかっこいい。ペギー・スーシリーズの面白さが堪能できる本です。これはどうみても勝てる見込みはないなぁと思えるような設定なのに、なぜかその中でも事態を好転させていく冒険が面白いです。ペギー・スーに特別なパワーがあるわけではないのですが、それでも諦めないし果敢に挑戦する。そこが面白いところだと思います。とんでもないヒーロースーツにはびっくりさせられました。一生着たくないな。
ペギー・スーシリーズ9冊目。今回は前作のストーリーから地球に戻る途中でたどり着いた惑星での出来事。メンバーはおなじみの青い犬の他に前作から登場した人物が加わっています。セバスチャンの復帰はないかも。ペギー・スーがセバスチャンのことを忘れつつある感じだし、
ナクソスの方がいざというときに頼りになってます。真冬以上の寒さで凍り付いてしまっているけれど、灯台からの光が差すときだけ、生き物が成長するという恐ろしい星。その灯台を直そうとペギー・スーが乗り込んでみるとその地下にはとんでもない世界が拡がっていた。いろんな困難やとんでもない魔法使いがたくさん出てきますが、今回はどれも解決までは早い印象。もっと一つひとつの困難にじっくり立ち向かう姿を描いてほしかったかも。魔法使いというのはものすごいチカラを持っているだけに、やることをやるととんでもない世界を作ってしまうんだなと思えました。そして、それに踊らされてしまう人達の怖さも。今回、ペギー・スーの出生の秘密が実にさらりと明かされていて、いつのまにかこのシリーズがどちらに向かうのかわからなくなってしまいました。え。本当のお母さんって、もう忘れた頃にひょっこり出てきているので、記憶から消えてました。
ペギー・スーシリーズ10冊目。突然現れたお母さんとともに故郷(?)のアンカルタ星で王女修行を始めるペギー・スー(本名はアンヌ=ソフィー)。国を滅ぼす巨人を眠らせる針を探しに妖精修行をする。展開が速すぎです。特に巨人を眠らせる場面ではさらっと書かれ過ぎていました。新たに出てきた姉やコランも印象は薄い感じ。妖精修行シーンは面白かったですが、今回も青い犬は見せ場がありませんでした。最初の頃のようにとんでもない冒険を楽しみにしているのですが、ちょっとづつ違ってきているようです。表紙のかわいさは文句なしです。