のだめカンタービレ 第11話。

 のだめ最終回でした。個人的にすごく楽しみにしていた、河原での唯一のラブシーンとも言える抱擁シーンが、思っていたよりもラブちっくだったので満足しました。玉木さん演じる千秋先輩にいい感じに色気があって、のだめもなんとなくうれしそうで、普通にラブシーンっぽかったですよ。毎回楽しみになってきた千秋先輩の白目シーンは、今回はのだめの母にメジャーで攻められるシーン。あの暴走ぶりはなんとなくわかるんですよ、計ってみたくなってしまいますよね。のだめは実家のお部屋も相当に散らかってて良い感じでした。ちらかってるけど、のだめの部屋はピンクとか赤とか女の子っぽい色をしてます。それにのだめの来ていた赤のコートがかわいかった〜。
 そして番組時間延長だったので、ベートーヴェン7番はかなり長く聞けました。途中でフルートやオーボエで主旋律のメロディーラインが入ってくるあたりが私のお気に入りなので、そこが見れたのはよかったな。涙目で指揮している千秋先輩はいままでの印象よりもかなり穏やか。だけど、そういうふうにいろんな広がりを持った方が指揮者としては、表現力がひろがるのかも。
 このシーンでミルヒーのセリフがとても印象的でした。「いつまでも音楽ができるわけじゃないからこそ、今、音楽を楽しむ」 そういうものなんですよね。音大生の中でこの先も音楽で食べていける人ってすごく少ない。だからこそ、一瞬にかけるキラメキがほとばしっているのかも。プロオケにはプロオケの凄さとか大変さとかあると思いますが、楽しむ音や自由感っていまだから奏でられるものがあるのかもしれない。今だからしか弾けないようなキラメキの音階が存在するのかもしれない。自由に楽しく歌うように。もっと、もっと音を楽しむ。そんな時間を持っていたいと思います。
 のだめから私もオケに興味が出てきたし、ベートーヴェンの7番は今日もフルで聴いてるし、ちょっと生活に新しい風が吹いてきました。身近なところで催されるクラシックのコンサートに行ってみたいなと思ってます。ラフマとか生で聴きたいよね。ブームにならずに、もうすこし長く音楽を楽しめるといいなと思ってます。