オレンジデイズ最終回。 

 久々にお休みすることができたので、ずっと見たいなと思っていたビデオや本を堪能しました。「オレンジデイズ」の最終回もやっと見ることができました(笑) 放送されてからどれだけ経ったんだろう?というくらいの時間が流れていますが、あんなにはまっていたにも関わらず、最終回をまだ見てなかったのです。放送時にビデオ撮り忘れて、レンタル始まってからもあまり時間がないので借りれなくて、いまごろようやく見れました。折角見るのだからと、1話からずっと視聴してみました。やっぱり「オレンジデイズ」、好きだ。何度かほろほろ泣けてきちゃったり、笑ったり、いつのまにか手話してしまったり、通してみるとまた、いくつも発見があって楽しかったです。念願の最終回も見れたので満足満足。最終回はラストのラストまで泣かなかったのですが、ほんと最後の最後で「櫂、いってらっしゃい。」の一言で、だぁぁーっと涙。…やられちゃいました。いまさらですが、感想を書いておきます(いまさらな話題が多いのはこの日記の特徴と言えるかもしれない)
 最初に見た5月のときと同じことを感じてました。沙絵ちゃんの恋に不器用なところがすごく私に似てる。毒舌なとことか乱暴なとことか(笑) だから、沙絵ちゃんを見ているともっと上手に生きればいいのになぁって、ものすごく思ってしまう。すごくわがままなのかもしれない。自分のこともっと、もっとわかってほしいって願っているのに、少しも相手に心を開いていけない。すこーし開いた心を、突然閉めてしまったり、ひどい言葉で突き放したりする。だけど、それも「好き」っていう言葉と同じことなんだけどね。だから、沙絵ちゃんがひどいこと言うたびに「抱きしめて」って言っているように聞こえるの。たとえば、ドイツに行く前に沙絵ちゃんが話した例話。あれは酷すぎるって感じるかもしれないけど、沙絵ちゃんも心からそう思っているわけじゃない。ただ、不安が心にあると悪い方に悪い方に考えて、そして、自分から離れていくことが相手のためなのかもって本当に思えてしまう。自分が弱い分だけ好きな分だけ、相手を遠ざけようとする。相手を守るためにね。こんな自分から。自分のせいで好きな人が傷付くのが1番怖いんだよ。だから、私があなたを傷付ける。そうやって、守っているんだ。弱い心を。それが、ほんとに、誰にも理解されないような気がするけど、好きってことだし、もし、こんな酷いことを言ってもそれでも抱きしめてくれるのなら、私も私を好きになれそうな気がする。そんなふうにすごく過大で残酷なわがままを相手に求めているんだ。
 オレンジノートに書いた言葉が沙絵ちゃんの本当の気持ちでした。そして、沙絵ちゃんも気が付いた。自分の弱さとかこの短くても充実していたオレンジの時間が、どんなに大切なものかを。そして、人を信じるということがどんなに強くて、どんなに優しい気持ちなのかをしっかり抱きとめた。辛いことが多かったけど、すこしだけ自分の心を甘やかしていて、少しだけ一人よがりだったのかもしれない。だけど、もう、見付けたから大丈夫。人生の岐路に立ったときに誰かが隣にいてくれて、そしておんなじように痛みを分かち合い、笑って、泣いて、そして手を振って別れて。また、別の人生を歩いていく。だけど、きっと心の中に誓った未来への約束は忘れない。あまりに綺麗なオレンジ色の夕日に誓った言葉は忘れない。素直に「好き」と言えて、素直に涙を流せて、素直に笑える。それがどんなに素敵なことか忘れない。なつかしくも甘酸っぱいそんな毎日があったこと、忘れないものだよ。