トルコGP。
今年もトルコGPがやってきました。ターン8を見るとどのチームが好調なのかがすぐわかるサーキット。今年はロシア人ドライバーペトロフのおかげで、お客様も増えたようです。
今回もレッドブルが速かった。レッドブルと互角に戦っていたのはマクラーレンだけ。その他のチームは2強にかなり引き離されてのレースになりました。スタートは、やはり奇数列有利。ハミルトンがベッテルを交わして2位に、ミハエル・シューマッハがバトンを交わして4位に。ミハエルはこのあとバトンに抜き返されてしまいましたが、このあたりはマシンの出来の違いが顕著なので仕方ないところ。そのあとはウェーバー、ハミルトン、ベッテル、バトンの4台での表彰台争い。その後はミハエル、ロズベルグ、クビサ…と数珠繋ぎ。レッドブルに対してハミルトンがずっとプレッシャーをかけ続けていました。ピットストップでハミルトンとベッテルの位置が変わってからは、そのプレッシャーがベッテルに。ハミルトンのマシンには速さがあったので、ベッテルもかなり我慢するレースになっていたと思います。
雨が降るとか降らないとかの情報後、運命の40周目。とうとうベッテルがウェーバーに仕掛けました。しかし2台は接触。ベッテルはリタイア。そしてウェーバーをマクラーレンの2台が追い抜いていき、一気に形勢逆転。このあとマクラーレンの2台でもバトルが。こっちの方はきちんとサイドバイサイドでマシンコントロールできていたので、接触もなく。そのままフィニッシュ。
リタイア後のベッテルはかなり怒りを表していたけれど、インタビューでは落ち着いていたみたいだし、レッドブル首脳もウェーバーに非があると思っているようです。だけど、この接触はチームにとっては大きな影になったような気がします。円満をアピールしているけれど、チームメイトとはいえどもライバルですから、こういうことになっても当然。ウェーバーに追い風が吹いている中、ベッテルとしても強い想いはあるだろうし。
マクラーレンの2人はいまのところ、円満をアピール。このあたりジェンソン・バトンは上手い。なんだか仲良さそげに見えるもんなぁ。いまのところ対レッドブルしか見えないから円満なのかもしれないですけれど。
次はカナダ。コース狭くてクラッシュの多いコースな印象なので、ちょっと荒れるかもと予想。