◆グランプリファイナル。
グランプリファイナルの男女のショートまでを見終わって、それからようやく浅田真央さんのフランス大会のフリーを見ました。
ファイナルまで残っている選手はどの方も、すばらしい演技。羽生くんの4回転ループは危うかったものの、演技の盛り上がりがすごすぎて、高橋さんといい、羽生くんといい、女性ファンの心を鷲掴みにする男子選手がいるっていうのは、日本の強みだと思います。宇野さんはショートだけだと、もうちょっとという感じでしたが、フリーはいい感じのようなので、これから見るのが楽しみです。
女子は後半に2つジャンプを持ってくるのが主流になっていることくらいで、新しいジャンプとか目新しい構成はない感じ。その分、演技の完成度がみんな高いなぁと思いました。男子の4回転競争に比べると、女子は安定ぶりを競っている気がします。
女子の表彰台のボーダーラインが210点以上になっているのを見ると、点数のインフレはいままでの点数と比べるものではなくなっているのかもと思ってしまいました。200点ってそんなに簡単にでるものではなかったなぁという感じだったのにね。
それから、フランス大会の真央さんの演技をみて、演技自体はジャンプが決まらずにつらそうだったのですが、インタビューの最後に真央さんが言った一言の方が胸に刺さりました。「がんばります。」目に涙を浮かべてそう言った彼女の心の中が本当に辛そうで、そんな言葉を言わせないでと思ってしまうほどでした。あんなにいっぱいがんばっているのに、いつも笑顔ではいられない。そんな厳しいスポーツの世界に彼女はいるのだって、わかってはいますが、それでも、自分をそんなに追い込まないでほしいと思ってしまった。真央さんの足のことが心配だし、真央さんの心も心配です。全日本、本当に笑顔で終わってほしいと、今年も祈るような気持ちです。もうあと2週間ほど。真央さんは今どんな気持ちでいるのかな。私の願いが彼女の自信につながりますように。