崖の上のポニョ。
- 出版社/メーカー: スタジオジブリ
- 発売日: 2009/07/03
- メディア: DVD
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テレビなので仕方ないのですが、CMが入るのがもどかしかった! ポニョの良さってあの疾走感にあると思うのです。魚のような波を駆けて駆けて、ジャンプして、とんでもないスピードでどんどんどんどん追いかけてくる。あの勢いが一番の良さだと思っていたので、CMが入るとちょっとだけ気持ちが途切れてしまって、そのあたりは残念でした。
2回目なので、少し見方も変わって落ち着いてみることができたので、映画のときとは違った感じを受けました。一番変わって見えたのはフジモト。ポニョの父です。最初からポニョの父だとわかって見ていたので、映画のときとは違って、少しづつみえる父らしいところに気が付けました。心配で心配でたまらなくて、ボーイフレンドのところに偵察にくる父と思ってみていれば、違ってみえるのです。胡散くささは健在なのですが、それも年頃の娘を持った父がどうしていいかわからずに、行き場を失っていると思ってみると、なんだかかわいらしく見えるほど。ちっちゃな妹たちに散々邪魔されて、悪役だと思ってしまうほどなんですが、でもお父さんらしく見えました。最後の最後でソースケに握手を求めるあたり、父親の悲哀が身染み出ているような表情だったです。男同士の約束ってヤツですか。意外にフジモトがストーリーの核になる部分を話していることに気が付きました。どうしてポニョが眠っていなくてはならないのかとか、人間にならなきゃだめなのかとか、月があんなに大きいのはなぜかとか。それを聞いたらストーリーがぱっと開けて見えました。ちゃんと一本筋が通っていたのに、映画館では気が付かなかったです。
大橋のぞみちゃんの歌声は、映画の方がつたない雰囲気で、今だとやっぱり歌い慣れたりもして、あの味はでなくなってしまうんだなぁと思いました。でも、やっぱりかわいくて仕方ないです。
ジブリ次回作はなんだかメルヘン。恋愛関係になったりするんだろうか。楽しみです。