オーストラリアGP。

 今シーズンのF1が始まりました! そしていきなり、いきなり、ブラウンGPが1-2フィニッシュです!! すごい、すごい、すご〜い!! なんとなくそんな気もしていたのですが、でも、実際そうなってみないとわからなかったです。ジェンソン・バトンルーベンス・バリチェロロス・ブラウンが表彰台で肩を組んで笑顔でいるのをみたら、本当にうれしくなりました。
 ここで「君が代」が聴けたなら、もう、本当に感極まって泣いてしまったのですが、もうHondaではないんだなぁと、そういうこともやっと実感できるようになりました。でも、やっぱりブラウンGPはHondaを継いでいると思うし、昨年や今年の辛い時期があったからこその今だと思っています。ここ2年は本当に表彰台も遠くて、先も見えなくて、応援しているのも辛かったです。だけど、2009年があるからと言い聞かせていました。それが今なんでしょう。いままでとはまったく違う走りにどきどきしました。機敏なマシンの動き、めちゃくちゃ頑丈な本体(笑)、どこをとっても優勝できるチームでした。ちょっとだけ欲をいうと、ピット作業はもっと効率よくできると思うので、これからがんばってほしいです。SCが入るときの判断も冷静で素晴らしかったです。本当に今日の優勝はとてもうれしいことでした。こうやって走ってくれていることだけでも、うれしかったし、バトンが優勝できたこともバリチェロが2位だったことも全部うれしい。チームのみんながすごく仲良さそうなのがわかって、それが一番うれしかったです。
 レースを振り返ると、スタートはバリチェロが失敗してしまい、バトン、ベッテルが飛び出していきました。バトンはそれから逃げに逃げて、しばらく画面に映りませんでした。スタート失敗のバリチェロはそこから順位を上げていきます。接触もあってパーツもいろいろ飛んだのですが、奇跡的にピットに入らなくても済む程度だったのは、もう神がかっているとしかいいようがありません。中盤、中嶋さんの単独スピンでSCが入り、これが長かった。今年のSCルールは変更になっているようなので、ちょっと勉強しないといけないなと思いました。とにかく一度はいると長引きそうなルールのように思えました。
 ソフトタイヤのタイム落ちがものすごく速くて6周くらいでダメになってしまうのは、これからも続くことなのでしょうか。ロズベルクは後半、ものすごい勢いでみんなに抜かれてしまっていて、これもタイヤのためだとすると怖いくらいでした。残り10周を切ったところで、バトン、ベッテルがソフトタイヤな中、クビサはハードタイヤでぐんぐん迫ってきていました。ベッテルクビサがここで接触。2人ともリタイヤとなり、バリチェロが2位、トゥルーリが3位となり、SC先導のままレースを終えました。
 今年はまずぱっと見てマシンがかなり形状を変えていて、リアウィングとかかなり違ってます。タイヤも12年ぶりに溝なしになったようで、縁石に乗ると滑ってスピンしてしまう光景が何度かみられました。タイヤはどっちがソフトでどっちがハードかまだ見分けられません…。KERSシステムが付いているマシンと付いていないマシンの違いもあるようです。ここぞというときに使えるものなのでしょうか。スタートとか抜きにいくときとか、防御するときとか。このあとサーキットによっては、すごい武器になってきそうです。ブラウンさん、早く取り入れてくださらないかな。Hondaも開発してましたよね? まだ今年のレギュレーション変更を確認してないので、急いで勉強してきます。今週、もう、マレーシアだし。ブラウンGPどこまで行ってくれるんでしょう。もうこうなったらどこまでも行っちゃってほしいです!
 あ、そういえば、ちょっとショックなことが。私はCSでF1を見ているのですが、フジテレビのCS放送が4月1日から3チャンネル化するそうなのです。それで、これからのF1放送はフジテレビNEXTになるらしくて、次のマレーシアからフジテレビ721では見られませんと言われたときに「うそ〜!」と叫んでしまいました。すぐに番組購入の手続きをしましたが、フジテレビNEXTの視聴料金は割引しても月額1,050円…。ちょっと高い。でも、やっぱり生で見たい。いまさら地上波にも戻れなくなっているし(マニアックな会話が聞きたい)、月曜日に一挙放送するといっても、待ちきれるわけがない。フジテレビの戦略に乗せられてますが、仕方ないです。見たいものは見たい。