中国GP決勝。

 予選を見ていてマクラーレン・ハミルトンの出来があまりにもいいので、たぶん、ぶっちぎるだろうと思っていましたが、そのとおりになりました。フェラーリは今回はマクラーレンとの間に少し差があったように思います。
 スタートでハミルトンをキミかマッサが交わしたら、それは面白いレースになると思ったのですが、ハミルトンがしっかりとスタートを決めてきました。さすがにここは落とせなかったポイントでしょうから。あとは思ったよりもマッサの燃料が軽かったのが意外でした。あの燃料量であの予選タイムだとすると、予選は上手くいってなかったのかなと。ライコネンもハミルトンを追い上げようとはしていましたが、やっぱり差は開いていくばかりでした。盤石なハミルトン。レースとしても淡々と進んでいった気がします。一番の見所はライコネン、マッサの順位入れ替えのやり方くらいかな。どういうふうにさりげなくやるんだろうと思っていたのですが、かなり、譲ったということが明確にわかるようなシーンになっていました。あそこでブレーキはないよね…というくらいのスピード差。
 タイトルは最終のブラジルまで持ち越しになりましたが、ほぼハミルトンの手の中にあるといっても過言ではない状況になりました。ハミルトンがリタイヤとかそういう状況にならない限りは。コンストラクターズはフェラーリ優勢。昨年よりはブラジルの盛り上がりは低いですが、それでも最終戦が楽しみです。
 Hondaはバリチェロががんばってました。予選も決勝もあのマシンであそこまで持っていくだけですごいことだと思います。来季のシートがかかっているからなのか気迫が感じられました。それにしても、来季のドライバーは誰なんでしょう。そのあたりも気になります。