ベルギーGP決勝。

 予選をちょこっとだけ見る機会があって、雨の中で走っているマシンを始めて見ました。水しぶきがまるで煙のように巻き起こって、なんとも難しそうな走行でした。決勝は晴れ。でも、レースは波乱万丈と言った感じでしたね。レース開始直後に数台がいろんなところでぶつかりあって、佐藤琢磨さんもリタイアとなってしまいました。スタートは15番グリッドでしたが、かなり前の方に出ていたと思ったので、ほんと残念です。琢磨さんのレース後のコメントも悔しさが滲んでいました。BARのマシンの調子はフリー走行ではかなり良かったようですし、あの荒れたレースではどうなっていたかわかりませんが、とにかく走る姿が見たかったです。同じBARのバトンはタイヤのトラブルでリタイア。あれはほんとびっくりでした。タイヤの全部が吹き飛んでしまったように見えました。BARはポイントなしでした。ちなみにルノーとウィリアムズもポイントなしだったので、妙なレースだったと思います。
 みどころはなんといっても、ミハエルが6位まで落ちた順位をどうやって上げていくかというところにありました。バリチェロも最初の追突でピットインを余儀なくされたので、かなり順位が下がったのですが、もう、ほんといろんなマシンがいろんなふうにリタイアになっていって、いつのまにかバリチェロは3位になってましたよ。ミハエルは昨日の走りはあまり速いとは感じなかったです。ライコネンの走りに安定感とパワーが見えたからかもしれません。セフティカーが何度も入ることになって、キミはリスタートを2度ほど切りましたが、その両方ともパワーと加速でミハエルを振り切っていました。始めて、マクラーレンのマシンって力強いなと思いました。私がF1を見始めたのが今年になってからなので、マクラーレンがとても強いチームだとは知らずにいたのです…。今年の前半はマクラーレンはあまり活躍してなかったですよね。なので、強さがわからなかった。キミももっと活躍していい、すごいドライバーだと知りました。これからの残りのレースはマクラーレンもトップ争いにもっともっと関わってくるのでしょうし、楽しみです。今のところ、琢磨さんの次くらいにキミを応援してます(笑) 今日のレースはキミのレースだったと思いますが、今年のワールドチャンピオンがミハエルに決定しました。フェラーリ700戦目で7回目のチャンピオンというのも偶然なのでしょうけど、すごいです。今年のミハエルはほんとどのレースも貫禄を感じさせてくださいました。ほんとすごいレーサーだと思います。それにフェラーリのチーム力もすごいですよね。他のチームがいろいろトラブルを起こしている中、少しもマシントラブルがない。その整備力も強さなのだと思います。