カナダGP決勝。

 深夜放送なのでビデオ撮りして見ました。結果を知らないで見れればよかったんだけど、ヤフーニュースのトップに結果が出ていたものだから、先に知ってしまっていまいち盛り上がれなかった。やっぱり、結果だけ見ちゃだめだね。とにかくすごく荒れたレースになりました。ひっさびさのB・A・Rバトンのポールポジションに期待しまくりだったのですが、結局B・A・Rの反撃は持ち越しということになってしまいました。スタート直後にルノーの2台にするするっと抜かれてしまったのはかなりショック。スタートがいいとはわかっていたけれど、あんなふうにすかっと決められるとなんかイヤですね。序盤はそんなルノーの2台がトップを走り、マクラーレンの2台がひたひたと追撃する展開となりました。ルノーはチームメイト同士の争いも激しくて、結局はそういうヒートアップしたものがそのままマシンもヒートアップさせてしまったかなぁという感じでした。レースの流れをがらりと変えたのが、バトンのクラッシュ。高くなった縁石にぶつかってそのまま反対のウォールにぶつかってしまい、バトンはリタイア。それまで表彰台を狙える位置にいただけに、本当に残念でした。こんどこそ、こんどこそと思ってみているB・A・Rファンには、落胆が大きいです。SCの導入によりそれまでトップだったモントーヤが不運に見舞われ、しかもブラッフラッグの処分でいなくなったことから、キミがトップに。しかも、最後尾からのスタートだったバリチェロが3位ということで、もう、なにがなんだかな様相でした。結局、キミが優勝。ミハエルとバリチェロという表彰台でしたが、こういう展開でフェラーリが表彰台に上るとは思ってもみなかったです。キミにとっては前のGPの分よかったのかもですけどね。
 さて、佐藤琢磨さんは一番最初に駆動系のトラブルでリタイアになってしまいました。しかし、終盤、ギアを取り替えてコースに復帰したときには、びっくりしました。今の予選方式だと琢磨さんは次回、最初の出走となってしまいかなり不利なことから、周回を重ねることにしたらしいのです。B・A・Rのこのがんばりには感動しました。今回ダメでも次回に繋がる走りをしている琢磨さんを素直に応援できました。そういうふうにレースに真剣に取り組んでいて、ひとつひとつを大事にしていくところがいいなぁと思えます。最後まで走ることはできませんでしたが、レースにかける気持ち、伝わってきました。インディアナ、ほんと期待しているので、頼みますよー。