三国志 第一部。

三国志 Three Kingdoms 前篇 DVD-BOX (限定2万セット)

三国志 Three Kingdoms 前篇 DVD-BOX (限定2万セット)

 連休なので映画でもみようかなと立ち寄ったレンタル店で、見たいものがすべて貸し出されていたために、手に取った三国志。前篇で40巻以上あるということだったので、これは全部見れるのかなぁ?と思ってしまったのだが、見始めたら止まらない。あれよあれよという間に第1部の1巻〜9巻を見終わっていた。
 三国志に対する知識は本当に乏しく、小さい頃にみた人形劇三国志か、レッドクリフしかないため、今回の三国志はかなり初めの方から始まっているという印象だった。三国志演義を基にして作られているとは思うが、たぶんドラマ用に結構脚色されていると思われる。なんせ、この第1部の主人公はどう見ても呂布とその妻貂蝉。次に出てくるのは曹操劉備は脇役としか思えない。
 盛り上がるのは『美女連環の計』だろう。絶世の美女;貂蝉によって仕掛けられるとんでもない罠。これがしてやったりになってしまうのだから、すごいものだ。貂蝉もかなり拒んでいたのだが、最後にはノリに乗っているという迫真の演技ぶり。呂布の男前なところと相まって、まさにドラマのための脚色だったが、でも、やっぱり面白かった。男たちの権謀術数も面白いところなのだが、やっぱりどこかでこういう色恋があるのがいい。関羽もかなりかっこよくは描かれているが、「三英戦呂布」や「戟を射る」といった名シーンがあることから、第1部では呂布最強かつかっこいい主人公になっていた。
 大がかりな戦いはかなり何度もあり、曹操劉備は戦っているのかと思いきや、いまのところ酒を酌み交わしたりもするし、意外にかなり複雑な関係。呂布劉備などの関係も含めるとどこがどうなっているのかわからなくなる徐州…。地図があればもう少しここがこうで…という地理関係もわかるのだろうが、それがわからないのが私としては残念なところ。どこか三国志のサイトで地図を調べるともっと楽しめそう。
 さて、次の第二部も見たいところではあるが、第二部はまだ新作印がついている。とりあえず準新作になるまで待っていようと思う。