堂本光一コンサートツアー BPM 大阪公演。

 光一さんのソロコンサートツアーに参加しました。26日のお昼の公演です。大阪城公園はその日はバンドのイベントを行っていたようで、帰り道いろんな年代の方が自由に歌っておられて賑やかでした。屋台もたくさん出ていたし、お祭りみたい。今回もいろいろ私フィルターかかった感想です。
 アリーナ席でした。40列代だったので、かなり後ろなんだろうと(最後列かもと)思っていましたが、意外にそんなに後ろでもなくって、半分より少し後ろという感じでした。ステージが高く作られていたので、光一さんの姿もよく見えましたし、花道の前まで来てくださると本当に近い距離のように思えました。すごく距離感が近く感じられて、最後まで「夢見る夢子ちゃん」でいさせていただきました(笑)
 最初に全体の感想。ホールのための演出だと思いました。ステージ装置の作り方も演出としてもホールだからできるものになっていました。ホールの天井の高さだからできるビジョンを使っての光と音のショー。よくよく考えて作られているすごいコンサートでした。昨年よりパワーアップしているLEDを使った演出もあり、なんというかすごく照明さんのがんばりを感じてしまいました。よりよいものを作ろうとアイデア出したんだろうなぁとか、どんなふうにプログラムしたんだろうとか、光一さんはもちろんスタッフさんの思いもすごく伝わってきました。円形ステージも前後移動のあるものになっていて、ちょっとした舞台みたいでした。
 コンサート全体としても舞台のようでした。1幕が「星の世界」、2幕が「ダンスステージ」、3幕が「ミュージカルショー」…というように、パートごとに明確に色が出ていたと思います。そして、光一さんの引き出しがすごく多いからこそ、こんなふうにいろんなバリエーションを見せてくださることができるのだと感じました。トーク中に「光一っぽさ」というのを「Bad Desire」に感じるのか、「暁」に感じるのかという質問があって、会場のみなさんの答えは半々でした。きっと手を上げられなかった人もいるんじゃないかなぁ。「光一さんっぽさ」って私はもっと別の楽曲に感じられていたし、私と違うところに感じている人もたくさんいるように思うのです。本当にいろんな面があると思うし、だからこそ、また新たな一面が見られることを期待してコンサート会場にいるのかなって。蛇足ですが、私が光一さんぽいと思う楽曲は光一さんが嫌いといっている曲です。「Spica」とか「absolute love」とか「Love Shines」とか、一番好きなのは「I」なんですけど。
 「Love Shines」会場に入って飛び込んできたのは青と白の星のようなステージ。ホールの天井から下まで全面の星なので、かなりの迫力です。スタンド席のステージ奥にも同じような灯りがついていたので、一面の星の世界でした。どんどん星がすごくなっていくなぁ。会場内の灯りが消えて、オープニングの音楽。いつもならダンサーさんが現れて…っと思ったのですが、目をこらしても誰もいない。そして、歌声とともに光一さん上空から登場。まさに星の中に突如現れた!という感じ。曲の間に電飾がばさっと下に落ちてはっと我に返るまで、曲とともに星空の世界。一曲目から花道に出てきてくれて、曲終わりに銀テープが舞って、いきなり1曲目からすごい演出でした。
 「Bad Desire」上に来ていた銀のコートを脱いだら、ボンテージ! セクシーオーラを放ちまくりなダンスをたっぷりと披露。MAやダンサーさんも黒のぴちっとしたスーツ着用でいままでにない雰囲気。圧巻のダンスパフォーマンス。軽めのMC後に「VANISH」花道の前方まで来てくださって、光とのコラボが見られるダンス。ダンスのフォーメーションと光が一体化してまたすごい。光一さんがくるっと上に廻した腕の動きとリンクして円が描かれるところが好きだなぁ。あとは螺旋になったり四角を描いたり、意外にLEDに目が奪われちゃったかも。「Falling -2009-」ステージに戻って、おどけながら大きめのサングラスをかけて、昨年と同じアレンジ。「absolute love」ではしっとりと歌を聴かせてくださいました。
 暗転して、MADが華やかにミュージカルっぽく登場。光一さんもエンビっぽい衣装。ステージの円形の上の部分でMAの2人と女性ダンサーさんとで華麗にダンス。「Take me to...」そのまま華々しく下に降りてきて「-so young blues-」。エンビの裏地の赤がすごく好みだったです(それを確認したくて双眼鏡)。上のジャケットはたぶん脱いでから、セリがあがって「愛の十字架」この曲の歌詞が上の方のビジョンに出ていたのですが、それを見ていたら、この曲ってなんだかすごく深いなと思えました。そして、言葉に出すことが得意じゃない男性もいるのかもしれない、それでもこんなに愛されたらどんなにかいいだろうとか、いろいろ思ってしまいました。自分の状況に応じて、歌詞っていろいろ沁みるものが違いますね。今回、すごく沁みたのは意外にもこのバラード版の「愛の十字架」でした。「IN&OUT」赤いライトを下から浴びて、緑のレーザーがラインを作ってものすごい雰囲気。そのまま花道に出てきて、ダンスも激しく歌い上げる声も激しくて、なんだかこの曲って光一さんの新たな良さを出してくれている気がしました。サビのところとかいい!
 長めのMC後。赤のスタンドマイクと赤いギター。「ヴェルヴェット・レイン」と「+MILLION but -LOVE」をバンドスタイルで。ジャカジャカ、ギターを弾いている「ヴェルヴェット・レイン」の転調後がとても好きなので、今回も聴けてうれしかった。「+MILLION but -LOVE」はMAやMADが2番を歌ったりして、光一さんがギター専念するところも。「Bounce up」途中でメンバーでのじゃんけんが入って、負けた町田さんがラストにダンスを花道で披露。町田さんのワックスで床が滑る事件を暴露された後だったため、ワックス対策に「ハゲ」のかぶり物をしたままかっこよくダンス。最後の最後でかぶりものをとって、当てつけのように床に髪をこすってはけていきました。
 暗転して女性ダンサーさんがまるでSHOCKの姫のように頭にふわっと布をのせて舞台を動き回ります。どこから登場するんだろうと思っていたら、思った以上に上の方だった! 周りで「どこ?」という声が聞こえるほど上でした。キンキラな金の衣装で「暁」このときの衣装がかなり謎で、金のブーツのようなものを履いているのですが、このブーツが上のパンツとくっついているのか否か、もしブーツが別なら、チャックがどこにあるのかということが、なぜかものすごく気になって、双眼鏡で探しに探していたのですが、結局わかりませんでした。足元までオールインワンなのかな。右手だけですうっと下にフライングで降りてきて「妖 〜あやかし〜」貫禄が見えるパフォーマンスです。上の羽織モノを脱いでも下も金色。細身になって「Slave of love」。せり上がりと後ろの円形ステージが一体化して、曲途中で円形ステージに移動していました。LEDがまたもや登場。金色の蝶になって羽ばたいていきました。なんでもできるんだなぁ。
 「Deep in your Heart」何度みても、わたしはこのパフォーマンスがすごく好きなんだと確信。最初の円形フォーメーションから好きすぎる。間奏も曲終わりも好きです。このときにまた新たな金色の羽織モノを着ましたが、後ろにとても素敵なドレープが出来ていて、ちょっと豪勢なカーテンのようです。「Bad Desire -remix-」低音が響き渡るバージョン。かっこよく花道で歌ってくださいます。アンコールは円形ステージの上にポップアップ&ジャンプで元気に登場。「愛の十字架」アップテンポバージョン。最後になってステージの両脇に行っていました。右側の端のステージでMAの2人が光一さんを待ちかまえていました。光一さんが2人のパンツを降ろそうとすると、2人から逆襲された光一さん。横向きに倒れて「襲われた!」と訴えていました。最後は会場のみんなで歌って、英語のところでは「がんばれ!英語」と励まされ、ラスト。最後は意外にあっさりとさよなら。
 どの曲だったかわからないのですが、長めの花道を使って、光一さんからずらっとダンサーさんがまっすぐに並んで、正面からみたら圧巻だろうと思うようなパフォーマンスが! ダンサーさんと光一さんとの息のあったダンスがいつも以上にすごく見応えがありました。ステージ上でも光一さんが右手を出したら、右側のダンサーさんだけ、左手なら左側のダンサーさんだけというような振付があったり、光一さんがダンサーさんグループにちょこっと入って、ダンサーさんと同じ振付をして、また次のダンサーさんグループのところで、別の振付をして、というように渡っていくようなところもありました。とにかく、ステージの細部まで気が届いていて、見所が多すぎるくらいにすごい演出でした。
 MCをちょっとだけ。

  • BPMというアルバムタイトルは、昨年のツアータイトルの「Best Performance and Music」の頭文字になっていて、そのときから構想はあったということ。だけど、ぎりぎりになるまでアルバムの作業はしなかったとのこと。
  • お客さんの反応まで考えてトークしている。コロコロ掌の上で転がしている。
  • 今年はずっとステージに立っている。このあとも七人の侍、キンキコン、SHOCKと続く。
  • 何かの作業を来週までに終わらせないといけないが、できなかったら中止になったと思ってください。内容は秘密。
  • シアタークリエに打ち合わせに行ったときに、ジャニーさんに誘われてショーを見ることになり、MCにも登場。ひげもそってなかったので、会場にいた人はスタッフさんと思っただろう。黄色い声が若かった。A.B.C-Zは「ズィー」と読み、決して「ゼット」ではないようだが、光一さんにはいつまで経っても「ゼット」のようだった(私の推測:たぶん、ドラゴンボールZが「ゼット」だからではないか)。ドラゴンボールの登場人物の「チチ」がよくいう台詞「自分の胸さ、きいてみろ」と光一さんが言い放っていた。そのMCで光一さんが入ってA.K.B.-Zでどうかということを言ったらしい。という結論に至るまでが長かった。
  • 光一さんは腰パンができない。腰の骨が内側に入っている。辰巳くんと触り合いっこ。嫉妬の炎に燃える町田さん。辰巳くんを呼びつけて怒るのかと思いき、場所を入れ替わる。光一さんのおしりを触るのは500円。でも社内割引価格。
  • 町田さんのワックスで滑る事件。SHOCKのときもこのコンサートでもワックスで滑る。SHOCKのときは殺陣で倒れて、頭をこすりつけるため滑りが激しい。来年からは頭をつけないようにして倒れたらどうか。次のSHOCKのときはワックスを変えているかもしれない。
  • 辰巳くんのシャワーが長い。松崎くんはネタを48個持っている。
  • 光一さんは昨日は完徹だった。今日は3時から6時間眠った。一体何をしていたのか、ボンテージを着て何かしていた?!