バンクーバーオリンピック 男子SP

 バンクーバーオリンピックは連日楽しんで見ています。フィギュスケートはお昼の時間にやっているので、お仕事中は見ることができませんが、昼休みの間だけチェックしています。あとはお仕事が終わって、おうちで見るまで我慢我慢。さすがに結果が気になって、ケイタイでチェックしてしまいますけど。
 男子のSPは超ハイレベルな上位3人。プルシェンコはさすがの4T-3T。ショートで確実に入れてこられるのはさすがです。その割には点数が…?と思ってみると5コンポーネンツが低い。滑走順が前だったのもあるのかもしれないですが、この低さはちょっと疑問。
 エヴァン・ライサチェクの演技は気迫が感じられました。ものすごくいい演技しているというその雰囲気が伝わってきました。ジャンプもスピンもキレがあって、ステップも音を捉えて全身で演じていました。演技後に涙が出ていたので、ライサチェク自身ものすごく満足感のある演技だったのだと思います。乗ってきているライサチェクは怖い存在。
 高橋大輔さんは綺麗にまとめた演技でした。ステップは圧巻。美しいエッジワークに魅了されました。このSPは本当に安定しているので、ただただ楽しんで拝見させてもらっています。
 織田信成さん。あいかわらずの美しい着氷。なんだか音も立てずに降りてくるんじゃないかって思うほどでした。ジャンプもスピンもよかったので、もうちょっと点数出てもよかったかなぁと思いました。上位3人と6点も差があるようには私には思えなかったのです。
 小塚崇彦さんは3Aの着氷が乱れたのが残念でした。ステップも気迫が感じられたし、ラストのロングスピンに大歓声。最後の音が聞こえなくて「音」と天井を指さしておられました。ラストはばっちり決めたかったですよね。
 他に注目していたブライアン・ジュベールがジャンプミス2回ですっかり元気がなくなってしまい、キレのあるステップが重そうだったし、見ていても辛かったです。ジェレミー・アボットもジャンプミスが出ました。SPはミスなく決めた上位と明暗を分けた2人。実力はどの選手も僅差だと思うのですが、本番でチカラが発揮できるかどうかが分かれ道です。やっぱりオリンピック本番。ミスない演技でないと上にはいけません。
 フリーの滑走順もなんだかドラマチックな展開を予感させます。最終組、1番滑走がライサチェク、最終滑走がプルシェンコ。ほんとに最後の最後まで目が離せません。とにかく、日本の3人の選手がミスなくフリーを終えることができますように。3人とも4回転!決められます!!