シンガポールのルノー。

 ピケJrの発言が気になってはいたのですが、大変な結末となってしまいました。ルノーのフラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズが解雇され、シンガポールGPでの主張に対し、反論しないという表明がありました。
 昨年のシンガポールGPで、ピケJrが故意にクラッシュを引き起こし、アロンソが優勝。昨年のシンガポールGPのときの日記を読み返して、レースを思い出してみましたが、たしかにSC導入によって予選の順位がまったく関係なくなるくらいの大変動がありました。SCが入るタイミングまではわからないので、ピット作戦がそのタイミングにあった人に有利になることは仕方がないことだと思っていました。しかし、それをチームのオーダーとして行ったということであれば、まったく話は別になってきます。
 当たり前ですが、F1はスポーツです。ルールに則ったレースは当たり前のことだと思っていました。信じられないくらい多額のお金が動くとしても、スポーツとしての枠組みがある以上は公平なのだと思っていました。だから、今回のことはとてもショックで、F1の後ろに黒い影があるのではないかと疑ってしまうことになりました。それでは、本当にF1を楽しんでいるとは言えなくなってしまいます。
 今年の残りのレースで、ルノー、特にアロンソはどんな走りをしてくるのか。まず、ルノーがコース上にいるのかさえわからないのですが、なんだか、ものすごいことが起こりすぎて、放心状態です。