イギリスGP決勝。

 アロンソ盤石すぎ。そろそろチャンピオンシップ決まるんじゃないかなと思ってしまうほど盤石。誰が脅かすわけでもなく、クルージングモードでも1分22秒台で、しかもレース中に次のレースのお話ができてしまうほどということなので、どこに欠点を見いだしていいのかわかりません。今回はキミが久々にフロントローだったし、アロンソVSキミという構図が見られるのかなぁと期待していましたが、マクラーレンにはそこまでの速さは見えませんでした。どちらかというと後続のミハエルを押さえてしまったかのような印象。今年のマクラーレンには去年のようなとんでもない速さは見えませんし、エンジンの信頼性にも疑問符を感じるところがあります。とにかくルノーフェラーリってエンジンがダメになることはないですよね。そこがすごい。フィジケラに最後の最後までライコネンを追わせるくらいエンジンに信頼があるってことなんですよね。次のレース考えてもクルージングじゃなくて本気モードで行けと言う。そこにルノーの強さがある気がします。とにかくアロンソにかげりなし。です。
 さて、今回も苦言…。ホンダ!どうしてそこまで不甲斐ないんですか。第2のホームのシルバーストーンでこうとなると、どこに期待を持っていいのかわかりません。去年は悪魔に祟られたかのようなシーズンでしたが、今年もなにかに取り憑かれている気がします。モナコからこのシルバーストーン。すごく悪い雰囲気できてます。明るさ見えないです。バトンの予選があぁいうカタチで終わってしまったのは、チームとしてのチカラを疑ってしまう。ピット作業にしても戦略的にもBARのときから、いまいちトップチームとは見劣りしてましたが、ホンダになっても変わらずに不安定です。マシンが不調になってリタイヤしてしまうのは、一番ファンとして悲しいことだし、今回も19番スタートからでもバトンは入賞してくれると信じていました。そのがんばりに期待しようと。それが9週でダメになってしまった。それが悲しい。バリチェロもずるずると順位を落として、ポイント圏外でしたし、ホンダには上位3チームと闘ってほしいと思っていたのにそれが見れない。みんな悔しいと思うのですが、チームとしてのまとまりに欠けているような印象を受けます。雰囲気が暗く暗くなっていってます。
 未来としてトップに名前が出てくるチームになってくれると思っています。ただ今はその未来を語る資格さえもない状況なのかもしれません。バリチェロのコメントにはチームとしてのポジションは上位ではないというような趣旨の言葉が出てきますし、バトンからも表彰台とかその上とかそういう言葉は聞けなくなった。それが現状なんだとわかってはいますけど、わかりたくないです。去年、今年と期待どおりの結果をみれなかったことが、私の中でも手放しに応援できないものになってきてしまっているし、どこに期待をしていいのか正直わからないです。ただ、それでも前を見てがんばってくれると思っているから、それだけに頼って見ていきたいと思います。どこか明るさを見せてほしい。それだけです。