ドイツGP決勝。

 昨日はドイツGPでした。ミハエルさんの母国グランプリだったからなのか、スタンドもいつもより赤の割合が多かったように思えました。とにかく、昨日のドイツGPは最初から最後まで面白かった!!途中で飽きるとかそういう時間が少しも無くて、わくわくどきどきして最後まで見ていました。
 スタート直前にパニスの車の不調でスタートのやりなおしがあって、スタートしたと思ったら、コーナーでのバリチェロの接触事故。かなり大きな部品が飛んでてびっくり。バリチェロは最後まで運がなくて、タイヤがめろめろになってゴールしていたし、すごく悔しいレースだったかも。ミハエルはポールポジションから首位を守ったわけなのですが、序盤はライコネン(キミ)の追い上げが見れて、これからトップ争いがみものだなぁと思っていると、突然のクラッシュ!キミの事故にはびっくりでした。マシンの後部についているリアウイングが破損して制御を失いクラッシュ。マシンを降りたキミはかなり怒ってました。そうですよね、これからってとこだったんだもん。
 それからはBARホンダの琢磨さんとバトンの追い上げから目が離せませんでした。バトンはピットストップの間にあれ?と思うほどに順位が上昇。なぜあんなに上がったのかあまりわからなかったのですが、イエローフラッグ直後だったから?? それからはアロンソとの攻防から目が離せませんでした。サイドバイサイドで抜けるかなってとこまで追いつくのだけど、なかなか抜けなくて、やきもきやきもき…。コーナーのインをとるかアウトをとるかとか、コーナーでの差し方とかドイツGPはすごいカーブがたくさんあるので、みどころが多くてわくわくでした。バトンがアロンソを抜いたときにはやった!!ってガッツポーズでしたよ。でも、その後、ヘルメットに不調があってなんだか最後まで落ちついてみてはいられませんでした。琢磨さんもかなりデットヒートを演じていて、一台一台抜くたびに入賞圏内だってすごく喜びました。ウェーバーに勝ってほしかったのだけど、途中でスピンしてしまったのが残念。それでもあのままリタイヤではなくて、ちゃんとコースに復帰できたので、ほっとしました〜。最後の方はスピードが上がらなかったみたいなので、ちょっと残念だったのですが、きっちり入賞できたのはBARにとって大きなことですよね。
 今回のドイツGPはあのコースのためなのか、すごく見所が多くてコーナーごとにドラマがあるって気がしました。BARホンダが前回のイギリスGPではパワーも速さもあまり感じられなかったのだけど、今回のドイツGPでは速いし、これはいける!ってそういう力強さを感じたので、そこが楽しかった要因の一つです。これからのレースも楽しみ。BARはピットで順位を落とすこともしばしばだったけど、今回はピットで上手くいきましたしね。まるでピットマジックのようでした。解説の方の「それなら、すごいね」というなんとも言えない発言が、これまでのBARのピット作戦のまずさを表わしている気がして、手放しでは誉めない心境が微妙でした。たぶん、ほんとに考えてやったのか、偶然にも結果となったのかってそういう微妙さがあるのかな。でも、BARに上昇の兆し。と思って、これからに期待です。
 来年のシーズンに向けての動きもあるようですね。面白そうなのはトヨタラルフ・シューマッハが乗るのですよね。トゥルーリルノーを離れるようですが、彼ほどのドライバーが次にどこに行くのかは注目してます。トヨタとウィリアムズからの話があるらしいですが、トヨタだとすると来季のトヨタは面白そう。とすると、ウェーバールノーってこともあるのかな。そうなれば、ウェーバーも強敵になりそうな予感。BARホンダはバトンと琢磨さんで来季もお願いしたいです。