◆中国味。

 中国に行って気が付いたこと。
 私は油ものに耐性がない。日本料理は中国料理ほど油ものがないことは知っていたけど、こんなにダメだとは思わなかった。だから、後半は油っぽい料理は避けていたりしたんだなぁ。小龍包も蒸したものはなんともないけど、焼小龍包は脂っこくて、そんなに食べることはできなかった。
 日本でお店を出している中華料理店は日本風になっているんだと思う。日本で食べる料理で、油過多になって気分悪くなったことってないから。あとは生野菜が食べられるって幸せなことだと思ったよ。

◆あるいは裏切りという名の鶴。

 昨日、帰ってきました。
 今日は疲れたので、定時退社。少し片付けたり、ぐっすり眠ったりしたかったの。
 でも、昨日、帰ってきてどうしてもしたかったのは、「おんな城主直虎」を見ること! 今回見ないとどうするの!って感じのサブタイトルだったので、これだけはみました。そして、期待以上の盛り上がりに、泣いた。まじに泣いた。
 なんだか、心がちょっとは通じた2人だけど、根本的なところがわかっていない直虎の鈍感ぶりと、でも、そんなところがいい正次とで、いい感じなのかもなぁって思ったりした。直親の現身となった直虎だけど、それは直親への恋愛感情がそうさせているのではないような気がしていて。直虎が自分で選んだにしても、その動機は恋愛感情ではなくって、友情のようなものなのかなと思ったりしている。親友の思いを継いだという感じじゃないかなって。だから、直虎は虎松にとっても、父親的なんじゃないだろうか。
 このあと政次が裏切って、死んでいくなんて、どうやったら、そんな展開になるの?! 絶対に直虎を守り抜くはずの人だから、今はよくわからないよ。来週の予告も見どころ満載だし、楽しみすぎる。

◆上海・蘇州旅行 5日目。

とうとう旅行も最終日。帰るまでが旅行なので、気を抜かずに。
f:id:nanayana:20170507080657j:plainf:id:nanayana:20170507080700j:plain
 朝ごはんは、私がリクエストしていたので、地元のお店でワンタンを食べました。このワンタン、ものすごく大きくて中もしっかり詰まっているんですよ。日本のワンタンを想像していたら、意外にボリュームがすごくてびっくりしました。でも、中国の方の朝ごはんはやっぱりすごくて、焼小龍包や麺、ワンタンもおひとりで食べておられたりして、食欲がすごい。私達は3人でこの2つを分けて食べておなかいっぱいでした。
 おなかがいっぱいになったところで、ちょっとだけホテルのお庭みたいなところを散策して、九官鳥がいたので、話しかけたら「バイバイ」しか言わなくて(笑)、3人で笑い転げました。あんまりに商売っ気がなさすぎて。
 そして、車で蘇州から上海浦東空港まで移動します。結構長い道のりなのに、運転してくださったお友達に感謝。空港に着いたのが出発の2時間前だったので、そのまま空港でお別れです。この5日間。ずっといろいろ一緒に旅してくださったお友達には大感謝。今度日本に来たときに、なにかもっと私にできることがあればいいんだけど。笑顔で手を振って別れました。
 そのあと、あんまり時間がなくって飛行機が小さめなので、バス移動ということもあって、お土産を見る時間が全然なかったのですが、お茶だけかいました。パンダグッズとか見てる時間なかったよ~(泣) その分、トイレの待ち時間に使ってしまいました。
f:id:nanayana:20170507122508j:plain
 そんなこんなでタラップの上から撮った空港の写真。晴れてますね~。快晴。
 そして、ちゃんと時刻どうりに飛行機に乗り込んだのですが、これが…、1時間30分くらいディレイでした。まったく空港から飛び立たず。滑走路が混んでいたのかな。最初ちょっとだけ読もうと思って持ってきていた文庫本は飛び立たないうちに全部読み切ってしまいました(笑) 読んでもまだ飛び立っていなかった。ようやく、飛び立ったら、そのあとは意外に関西空港に早くついたとのことで、40分遅れくらいには短縮されていました。帰国する日本人が多いから、混んでいるかなと思った入国審査もかなり短時間で済ませることができて、日本に戻ってくることができたのですが…。
 ここで、私、結構大失敗をしていることに気が付きまして。なんと帰りのJRの切符をなくしてしまっていたんです。実は帰りの飛行機の中でそのことに気が付いて、バックの中身全部ひっくり返して探したけどなくて、空港でスーツケースも開けたけどなくて、ほんと、どこの中国に日本のJRの切符を置いてきてしまったのかわからないんですけど、見つかりません。今も見つかってないので、どこか中国でごみになったんだろうな(泣) ということで、もう一度JRの切符だけ買いなおして帰りました。海外旅行だと帰りの切符は旅行中は使わないものだから、しっかりしまっておいた方がいいことはわかっていたんだけど、うっかりしました。今後気を付けることにしよう。
 ということで、予定通りに自宅に帰ってこれました。明日から仕事だけど、満足感一杯だし、リフレッシュもしたし、楽しかったからよかった。
 今回の旅行は事前にいろいろ調べたりもして、食べたいものとか行きたいところとかも考えたのですが、やっぱり実際に行ってみると、結構印象が違うものがたくさんありました。日本国内だとネットとかで調べると、本当にいろいろ細かいこともでてきますが、中国については調べても未知数なことが多いです。だからこその発見もありましたし、今回も中国のお友達がついていてくれたからできたことが多いです。言葉が通じないところに行くってそういうことなんだと思いました。新しい感動を呼び込む心を持って旅行したい。

(自分のための自分への忠告)今回の旅で次回忘れないようにしたいこと。
  • 最低限の現地語は覚える。特にトイレ!
  • JTBの旅行の持ち物チェック表に加えること

  財布は現地のお金と日本円で二つ必要。相手先へのお土産。空港までのJRの切符

  • 切符は日本の空港に着いた時点で、貴重品と一緒に管理。かばんの中だとどこかに紛れる。
  • 電波時計はいつまでも日本時間を指していた。なぜ。
  • 中国の油モノは、私にはそんなに食べられない。控えめに。

◆上海・蘇州旅行 4日目(午後以降)。

 写真多めなので2記事に分けました。
 拙政園を出ると果物屋さんが。露店みたいな感じなのですが、いろいろなフルーツを量り売りで売っているのです。わたしたちの中国語力では、それがなんのフルーツかさえわからなかったのですが、ライチみたいなものとぶどうみたいなものを買いました。暑くなってきたので、水分とビタミン補給もできるかなって感じです。次にお土産屋さんを物色。花を乾燥させて瓶詰にしたお茶屋さんがあったので、気になったのですが、そこで、ふとお昼ご飯にいこうとしていた蘇州麺のお店が13時までだということに気が付いて、慌ててお店にいくことに。
 ちょっと遠いので、車でいくことにしましたが、途中で渋滞になってしまって、時間に間に合わないかとヒヤヒヤでしたが、なんとか時間間際でお店に入れました~!!
f:id:nanayana:20170506134827j:plain
 蘇州麺としては、たぶん一番人気店の「同得興」さん。私達が行ったのはちょっと遠い方のお店でした。こちらのお店はオーダーを紙でとってくれるので、日本人でも頼みやすいかも。f:id:nanayana:20170506132433j:plain
 私がオーダーしたのは、あっさりした「白スープ」の麺。ほんとうにあっさりしていて、肉が食べられないので、トッピングなしにしたら、ちょっとさみしいくらいになってしまったのですが、麺の量は結構ありました。
f:id:nanayana:20170506132438j:plain
 お友達が頼んだ紅のスープ。しょうゆとも違って、なんだか日本人にはなじみのない味わいでした。ちょっと油の味が強いかも。蘇州に来たら名物の蘇州麺が食べたいなと思っていたので、時間ぎりぎりに滑り込んででも、食べられてよかったです。思っているよりあっさりしていて、日本人好みの味かも。
 おなかがいっぱいになったので、観光再開。次は「留園」に移動。このときにおひるごはんのときに食べようと言って買っていた果物を持っていき忘れて、車に放置したことに気が付いたので、慌ててみんなで食べました。ぶどうのような果物が甘いものと甘くないものがあって、当たった~とか外れた~って言いながら食べていました、デザート別腹。
f:id:nanayana:20170506161659j:plain
水分&ビタミン補給してから「留園」の散策です。こちらも世界遺産。蘇州には素敵なお庭がたくさんあって見どころ満載ですよね。
f:id:nanayana:20170506162510j:plainf:id:nanayana:20170506162533j:plainf:id:nanayana:20170506162540j:plainf:id:nanayana:20170506163146j:plain
 これまでに私の旅行日記を見てくださっている方には、おなじみになってきてしまった庭園風景。池があって太湖石があって、回廊があってという、蘇州ではおなじみのお庭の形式です。こちらの庭も同じ様式なのですが、観光客が拙政園や獅子林よりは少なかったというのもあって、ちょっとだけのんびりできました。拙政園をみてしまうと、こじんまりしているかなぁと思うのですが、結構広いんですけどね。
 池が静かな感じなので、4枚目の写真のように鏡面のような写真がとれるのは、このお庭だけかも。こういう静かな中国っぽい景色は魅力がありますよね。5月だと緑が綺麗なので、この日も空は晴れてはいませんが、どこを撮っても絵になる風景でした。
f:id:nanayana:20170506164047j:plain
 「留園」といえば!という有名な太湖石。結構大きいです。5メートルくらいあるんじゃないでしょうか。さすがに有名スポットだけあって、この前で写真を撮ろうとすると結構並ばないといけません。私はさくっと石だけ撮ることにしましたが、この写真の下半分は人で埋まっています(笑)
 私が「留園」が他のお庭とは違っていいなぁと思ったところを3つ紹介します。 
f:id:nanayana:20170506162120j:plain
f:id:nanayana:20170506163631j:plain
 まず1つ目はこの飾り窓。いくつかだけ写真をとりましたが、明かり取りの窓の装飾がどれ一つとして同じものがないくらい、様々な工夫がされた窓になっていました。窓越しにみる小さな中庭や外の風景は、なんとなく切り取られた景色のようで、私のように写真の腕前がいまいちでも、いい感じに撮れる好きな構図です。
f:id:nanayana:20170506162911j:plainf:id:nanayana:20170506163423j:plainf:id:nanayana:20170506163434j:plainf:id:nanayana:20170506163730j:plain
f:id:nanayana:20170506163815j:plain
f:id:nanayana:20170506165915j:plain
 次に足元をみると、これまでのお庭でもいろいろな石での装飾があったわけなのですが、このお庭のものは動物ものが多かったように思います。それも結構大きいの。最初に見つけたのは1枚目のもので。たぶん鹿。見て分かるように小路の全部を使って鹿が配置されているんです。だから、角の部分なんて石に接触してしまっている。それくらい大きくて躍動感があります。
 他にも2枚目の鶴は足が長ーいし、3枚目も鹿かな。4枚目も鹿? お?意外に鹿と鶴しかいないのか? 5枚目にいたっては鹿と鶴のコラボレーションだ(笑)しかもこの図案ものすごく広いんですよ。直径3メートルくらいだった気がします。だから、かなり引きで撮りました。6枚目は花瓶。いろんな石を使っていておもしろい構図です。こんな感じで、もっと探すといろいろあるんだろうなぁ。足元にも見どころいっぱいなので、キョロキョロしてしまってましたよ。
f:id:nanayana:20170506164506j:plain
f:id:nanayana:20170506165410j:plain
 3つ目はこういう、いかにも中国っぽい!と思われるところがあること。1枚目のこの円形の入り口に続くアプローチとか、ほんと中国っぽくていいですよね。このあとちゃっかり、人物入りでも撮ってます。2枚目は盆栽庭園にあった人工物。だけど、中国っぽさが出ているので、欧米系の方がこのあたりで写真を撮りまくっていました。わかりやすく中国っぽいって大事。
 「留園」は池と回廊よりも、ちょこちょこっとした心くすぐられるポイントが多いお庭でした。写真撮りたくなりますよね!
f:id:nanayana:20170506160320j:plain
 さて、お次は観光らしい観光ということで、蘇州一の繁華街「山塘街」にやってきました。蘇州観光では必ず入っているところだと思います。
f:id:nanayana:20170506160706j:plainf:id:nanayana:20170506163312j:plain
 そして、観光ガイドでもよく掲載されている風景(笑) とりあえず写真だけ撮りました。この細い路地の両側がお土産やさんになっているので、そこに人がめちゃくちゃたくさんいます。押し合いへし合い的な感じです。でも、この賑わいも楽しくなってしまいますよね。赤い提灯がさらに気分を盛り上げます。
f:id:nanayana:20170506161210j:plainf:id:nanayana:20170506162949j:plain
 まず行ったのは、臭豆腐やさん。この山塘街の中でも特に人気のお店のようで、行列ができていました。私たちも並びました。でも、たぶん、行列ができているのは、お店の方がマイペースに商品を作っているかだと思う。どんなに並んでいても急ぐこともなく、結構ゆっくり作っていたし。豆腐を発行させたものを油であげたものに、ちょっと辛めのタレを付けて食べます。臭豆腐というからには、「くさや」みたいに発酵したもの独特の匂いがあるんだろうと恐る恐る嗅いでみたのですが、匂い全くなし。どこが「臭い豆腐」なんだよ!と思うくらい普通に油のいい香りがします。食べてみましたが、ほんとあっさりして食べやすいです。油であげているので、さくっとして、中がじわっと豆腐の弾力。揚げたてだから熱いですしね。ふーふーして食べるのが楽しい感じ。おいしかったので、是非、お試しください。日本人はあんまり並んでいませんでした。
 そのあと街をふらふらっと端まで歩いていって、お土産屋さんを覗いたりしていたのですが、途中で生活系のところに誤って入ってしまい、帰りはかなり普通にこのあたりで生活している方のおうちの前を歩いて帰りました。夕食の支度をされている方とか、近所の方とお話しされている方とか、普通におられて、観光地も一本ずれると営みがあるんだなぁと思いました。だけど、まぁ、あんまり観光客は入らない方がいいですよね。お邪魔しました。
f:id:nanayana:20170506165934j:plain
 歩きつかれたので、ドリンクタイム。この飲み物。写真ではわからないと思いますが、かなり大きいんです。たぶん、高さ30センチ近くある、特大サイズなんです。なんせ、このドリンクの中にスイカが2切れ、パッションフルーツ1個が埋まっているんですよ(笑) 思いがけず、かなり大きい飲み物だったので、びっくりしました。お金もそれなりにしたしね。このドリンクを飲みながら、窓から見える景色も堪能しつつ、女子トーク。旅はお話も楽しみの一つだよね。
 そのあとは、お土産を探したい!ということで、この近くにあったスーパーにいってみました。お土産らしいお土産じゃなくて、現地スーパーで売っているお菓子とか、そういうのってお土産としてはいいものですね。これからの海外旅行では、現地スーパーに寄るようにしよう。変わったポッキーをいくつか買ったり、お友達は昨日の料理教室で使った五香粉を買ったりしました。結局、私の職場へのお土産はスーパーで買った中国グリコさんのお菓子になりました(笑)
 そして、夜ご飯。あんまり考えてなかったのだけど、19時という中国的には夕ご飯には遅い時間になってしまったので、老舗中の老舗「松鶴楼」に行きました。ここには、蘇州きっての名物料理「松鼠桂魚」があるのですが、3人では食べ切れないだろうということで、今回は注文しませんでした。他のテーブルに出てきたのを見ましたが、結構大きかった!
f:id:nanayana:20170506191501j:plain
 このお店の名物スープ。豆腐と青菜系の野菜のスープであっさりしています。フォトジェニックな盛り付けもポイントでしょう。 
f:id:nanayana:20170506191328j:plain
 なんだかんだいって、タケノコ大好きすぎる私が注文した料理。乾燥させたタケノコなので、弾力感としゃきしゃき感が両方あっておいしかった。
f:id:nanayana:20170506192319j:plain
 そして、この日も「小龍包」 この旅の中で小龍包ばかり食べ過ぎていたような気もするけど、毎日飽きないおいしさでした。やっぱりあつあつの小龍包はおいしすぎる。
 夕食もおなかいっぱい食べて、中国のお友達から今回の旅の中でたった一つ学んだ中国語「洗手间」(もっとも簡単なカタカナ表記にすると「シーショウジェン」)を駆使して、トイレに行くこともできました。実は、前の日に「Where is the toilet?」と英語でホテルの方に尋ねたのですが、通じなくて(私の英語があやしくて)やっぱり、トイレだけは中国語を学んでおかないといけないなと思ったのです。
 ずっとお友達が付いてくださる旅行だからいいものの、もうちょっと中国語も勉強しないとなぁと思いました。
 このあとはホテルに戻って、お部屋でチュウハイを飲みながら、いろいろお話しをしました。私の日本のお友達がアルコールを飲まないので、中国に来てから初めてのアルコールです。ちょっとだけいい気分になって、楽しい旅行を振り返ったり、次の予定を考えたりして、妄想もいっぱいだったけど、また、来年も旅行しようねって、そういう話がまとまりました。
 最後の夜もそんな感じに楽しく過ごせました。

◆上海・蘇州旅行 4日目(午前中)。

 旅行も後半、おでかけとしては最後の日になってしまいました。疲れはあまり溜まっていません。これも中国のお友達がアテンドしてくれているからかもしれないです。
f:id:nanayana:20170506083804j:plain
f:id:nanayana:20170506084128j:plain
 ホテルの朝食。今回の旅で初めて、ホテル朝食を食べることになってますね。かなり豪華なので、食べ切れなかったです。中国の方は、日本よりかなりな量の朝食を食べるなぁって思いました。パンもあるけど、かぼちゃ入りのおかゆもあって、しかも水餃子までついてきちゃったりしてますから。これって、昼食か、夕食レベルの量ですよね。左上の炒め物が、私にはやっぱりちょっと油っぽい感じでした。
 朝食後はお友達の車で、蘇州市に向かいました。
f:id:nanayana:20170603213904p:plain
 最終日に行ったところはこんな感じ。蘇州市には、美しい庭園が4つあるのですが、そのうち2つと繁華街に行ってみました。蘇州としては定番コースな感じですが、移動が車なので、参考にはならないかもしれませんが。
 1時間かからないくらいで到着しました。まずはホテルに荷物を置きに行きました。私達のお部屋はもう準備ができていたので、早い時間にお部屋に入れました。f:id:nanayana:20170506095710j:plainf:id:nanayana:20170506095719j:plainf:id:nanayana:20170506223651j:plainf:id:nanayana:20170506223635j:plain
 今回の旅行の中では一番部屋が広くて綺麗なホテルでした。蘇州にお泊りを考えている方にはおすすめです。スコラーズホテルピンジャフー蘇州さんです。
 中国っぽいところが随所にありつつも、国外からくる方ように足元にスーツケースを広げるスペースがあったり、お風呂もすごく清潔だったので、今回の旅で初めて、お湯を貯めて足の疲れを癒すこともできました。水でできるお習字とかがあったり、中庭が結構しっかりした庭園だったので、散策もできました。
 お昼は荷物だけ置いて、すぐに観光へ。ホテルから一番近かった「獅子林」にやってきました。
f:id:nanayana:20170506121215j:plain
 最初の客間では、こんな感じにお出迎え。ここからしてなんというか、豪勢な感じがしますよね。
f:id:nanayana:20170506121606j:plain
 どーん。獅子林らしい、太湖石がこれでもかと! そして、この日は中国も休日なので、同じくらい人がこれでもかと! 観光地なので人はとても多いです。そして、この日は結構暑かった。
f:id:nanayana:20170506123311j:plain
f:id:nanayana:20170506123328j:plain
 池の周りも全部、太湖石。この石、一つでも高いのに、こんなにあったら、どれくらいの財力使ったんだという感じなんですよね。
f:id:nanayana:20170506123046j:plain
 そして、そのすべてがこんなふうに、くねくねと迷路状の散策路ができているんです。アップダウンも激しいし、人がたくさんいるからすれ違いも難しいし。まぁ、本当にアスレチック状態でした。ほんのちょっとだけ散策するつもりだったんだけど、この太湖石の中に入ったら最後、もうどこまでもぐるぐる回らされて、自分でもどこにいるかわからなくなって、ようやく岩の迷路から出られるというような感じでした。なので、安易に散策してみようと思わないように(笑) 
 きっと、昔はこういうところを時間をかけてゆっくり巡って、散策自体を楽しんでいたんだろうと思います。庭だけを歩いていても、主人が毎日飽きないように。途中に休憩スペースもたくさんあったり、今日はこっちにしよう、明日はこっちにしようって感じだったのかなぁ。
 まぁ、結構、かなり、疲れました。でも、思い起こすと楽しかったという記憶しかないから不思議だなぁ。とにかく蘇州の他の庭とちがって、かなりアクティブな楽しみ方ができる庭だったと思います。
 獅子林というと、太湖石が一番有名ですが、他にも見どころはたくさん。
f:id:nanayana:20170506121229j:plainf:id:nanayana:20170506121745j:plain
f:id:nanayana:20170506124044j:plain
 こんなふうに窓のガラスがステンドグラスふうになっていて、しかも、同じ柄の窓がなくて、すべて異なる柄なんです。結構、かわいいよね。
f:id:nanayana:20170506124739j:plain
 他にも回廊のしっくい部分の窓がこんな感じになっていたり。花瓶の模様。写真がこれだけしかないけど、どれ一つとして同じ模様がないくらい全部違ってました。
f:id:nanayana:20170506122313j:plain
 この屋根の反り具合も中国って感じですよね! どうやったらこんなふうにできるんだろう??
f:id:nanayana:20170506125259j:plain
 そして、出口近くにある、見事な薔薇の木! これがかなりの写真スポットなので、みなさん列をなして写真をとっていました。お花が咲いているし、幹がいい感じに曲がってもいるし、かなりフォトジェニックな雰囲気なんですよね。
 獅子林は期待以上に素敵なお庭でした。迷路に迷ってもいたし、結構時間もかかったけど、なんだかんだで満足度が高いお庭でした。
 次はそのとなりにある広大な庭、「拙政園」へ。獅子林から拙政園までの道にもいろいろ露店が並んでいました。さすが観光地。
f:id:nanayana:20170506130622j:plain
f:id:nanayana:20170506130710j:plain
 さて、拙政園に到着。どーん。入口がこんな感じなんですよ。もう入口からして、これまでのお庭とは大きさが違いますよね。入ったところのウェルカムフラワー(?)もすごすぎるし。
f:id:nanayana:20170506130911j:plain
 いろんなものが大きいです。お決まりの太湖石もあるのですが、とにかくでっかいのがなにげなく配置されている。この財力、すさまじいものがある。
f:id:nanayana:20170506132429j:plainf:id:nanayana:20170506132502j:plain
f:id:nanayana:20170506132552j:plain
 庭は本当に広大です。観光客もたくさんだったのですが、庭が広すぎるので、まばらに見えるくらい。池というかなんというか、ここまでくると灌漑用のため池と同じくらいあるんじゃないでしょうか。庭園の造りとしては、これまでに見てきたお庭と同じなのですが、ひとつひとつがとにかく大きい。3枚目の写真は船を模した建物なのですが、どう見ても家くらいの大きさがあるだろ!
f:id:nanayana:20170506133358j:plain
 人が多かったので、人が入らないように写真を撮るのが大変。この休憩スペースは下に川があって、降りていけるようになっていました。
f:id:nanayana:20170506135335j:plain
 ようやく人がいない奇跡の一枚。こういうジグザグした橋がいいアクセントになっていますよね。
f:id:nanayana:20170506133837j:plain
 そして、庭には必ずある盆栽ゾーン。拙政園の盆栽ゾーンはそれだけでかなりの広さでした。それに、どれも凝っていてすごい年月をかけて作られたものに違いないって雰囲気。日本の盆栽は小ぶりですが、中国の盆栽は2メートルとか3メートルとかあるので、もう立派な立木としか思えないものが鉢に入っていたりもしました。
f:id:nanayana:20170506133100j:plain
 拙政園の窓の中で一番のお気に入り。ブルーのガラスに光が入ってとってもいい雰囲気。このブルーと庭の緑のコントラストが素敵でした。
 まぁ、なんにせよ、人が多すぎて、ゆっくり見ていられる状況ではなかったので、もっと人が少ない朝方にゆったりとした気持ちで見るのがいいのかもしれないですね。

◆上海・蘇州旅行 3日目。

 中国旅行も3日目。上海を後にして、蘇州に向かいます。
 3日目の朝も小龍包を食べました。
f:id:nanayana:20170505080241j:plain
f:id:nanayana:20170505080400j:plain
 昨日の小龍包やさんの向かい側にあるお店「小楊生煎館」さん。こちらは焼き小龍包のお店です。上海のいろんなところに支店があるので、上海を歩いていれば見かけるお店だと思いますが、朝8:00に伺ってもお店は人でいっぱい。1階で注文して2階に上がって食べました。3種類を2個づつの6個を2人で食べました。ねぎ入りが意外に油が多くて、一番最初に食べたときに、うっ、ときたのですが、エビと豚肉のものがあっさりしていたので3個食べられました。でも、一人で6個はきついなぁ。私は焼き小龍包よりは、蒸したのもの方が好きかな。
 朝食が終わり、ホテルの方に向かっているとなにやら長蛇の列が。「国际饭店西饼屋黄河路店」さんの蝶々のパイに並ぶ人の列でした。一袋単位で売っていて、食べきれないなぁと思ったので買わなかったのですが、味見したかった。
 中国のお友達が車で迎えに来るまで、またもや休憩。10:30ごろに同里に向かって出発しました。上海を出るまでは渋滞もありましたが、郊外になると田舎の風景に変わって空いていました。1時間くらいで到着。
f:id:nanayana:20170528200815p:plain
 同里は水郷古鎮の観光地です。お土産屋さんもたくさんありますが、生活している人も多くて観光地化もこれから進むような感じでした。f:id:nanayana:20170505141241j:plain
f:id:nanayana:20170505141249j:plain
f:id:nanayana:20170505213558j:plain
 まずはホテルにチェックイン。このホテル2年前にできたホテルとのことで、今調べてもなんという名前のホテルかわからないんですよね~。結構おしゃれなホテルでしたが、シャワールームとトイレがフラットになっていて、シャワーの水が漏れだしてしまうのが難点かな。ツインのお部屋はなくて、ダブルルームしかないとのことだったので、お友達と端っこ同志で寝ました(笑) ホテルの前の道も石畳だったので、スーツケースを持っていくには一苦労。
 荷物を置いたら、早速、同里を散策です。
f:id:nanayana:20170505174304j:plain
 昨年の中国旅行で、水郷の町、烏鎮と西塘に行ったのですが、この3つの中では同里が一番生活感があって、落ち着いています。まぁ、観光地なので、観光客はたくさんいるんですけど、これからもっと発展しそうだなぁって雰囲気でした。
 途中、このあたりの有名なお菓子ということで、紫色のもち米を固めたおやつを食べました。
f:id:nanayana:20170505124836j:plain
 結構、変わったものが売っていたりするんです。これはアヒルのタマゴ。アヒルは中国では普通に販売されていて、上海でもアヒルのから揚げ専門店がありました。このあたりではアヒルを飼っているので、タマゴもたくさんあるみたい。他には蓮の実を剥いているおばさんもたくさんいました。ちょっとだけ街をふらふらしてから、お昼ご飯に。
f:id:nanayana:20170505141407j:plainf:id:nanayana:20170505142741j:plain
 これまたお店の名前はわからないのですが、中庭みたいなところで食べました。お料理は蘇州でよく捕れる川魚の蒸し焼きと野菜炒めとスープでした。川魚はそんなに生臭くなかったのですが、小骨が多かったです。このお店は亀を放し飼っていたのですが、その中の1匹の亀に私の靴が好かれてしまい、終始、靴をちゅっちゅされていました。私の靴が黒くて丸くて光っていたから、仲間だと思ったのかな。帰って靴を見たら、亀のキスマークだらけでした。この亀、名前もついていたのですが、他にも亀が4匹ほどいて、店の中庭を自由に歩いていました。
 昼食後に見つけた雑貨店でお土産を買ってみました。自分用のお土産っていつも買わないのですが、久しぶりに。途中、改装工事を行っているところが多くて、同里自体がいろいろ開発中な感じでした。
 次に同里の一番のみどころ、退思園に。
f:id:nanayana:20170505151222j:plain
f:id:nanayana:20170505151351j:plain
 昨日の豫園と比べるとこじんまりしていますし、明日の蘇州の庭園と比べると同里は地方都市なので、その地方のお金持ちの家という感じで、豪華さだけからいうと蘇州の方が勝っているかもしれませんが、コンパクトに作りこまれた庭園とお屋敷という気がしました。
f:id:nanayana:20170505164758j:plain
 私が好きだったのは、この建物の2階部分の雰囲気。朱と白のコントラストとか盆栽の位置とかいい感じ。中国のロミオとジュリエットな感じがする階段。 f:id:nanayana:20170505170922j:plain
f:id:nanayana:20170505171827j:plain
 池に突き出た部分は船を模しているのですが、この部分も雰囲気がでていますよね。
f:id:nanayana:20170505172113j:plain
 つぼ型の入り口。中にすっと立っているのはなんだか高そうな石だったりするんですけど、なにかわからない。この庭ではこの石はこれだけしかなかったのですが、これと同じ種類の石が蘇州のお庭にはごろごろしていて、たぶん、それがお金のかけかたの違いなんだろうなぁと。
 退思園を出て、船に乗りました。水郷は船に乗るのが一番。船から見ると同じところでも全く違って見えてきます。f:id:nanayana:20170505181235j:plainf:id:nanayana:20170505181600j:plain
 赤い提灯があるところはお食事処なので、夜になっても賑わいそうですね。私が行ったときは中国は平日だったので、そんなに多くなかったのですが、マクドナルドの研修旅行の団体さんとすれ違いまくっていました。
f:id:nanayana:20170505181207j:plain
 途中、鵜がいました。鵜飼とかもあるのかな。おばさんが手漕ぎで回ってくれるので、結構、ゆっくりだったし、時間もたっぷり回ってくれたので、のんびり写真を撮ったりもできました。橋が多いから、シャッターチャンスも多いし。この遊覧は結構お得です。
f:id:nanayana:20170505164652j:plain
 お土産回ったりして、疲れたのでおやつタイム。昨日のマンゴー探しが続いているのか、今日もマンゴーアイス(笑) まったりと女3人での話は尽きない尽きない。
f:id:nanayana:20170505193558j:plain
 そんなことをしていたら夕方になっていました。夕暮れの水郷も雰囲気が変わっていいですね。このあとちょっとだけ同里にある囲碁の会館(?)みたいなところに行ったのですが、時間が遅くて閉まっていました。
 ホテルのサービスで蘇州評弾を聞きました。琵琶と三弦を伴奏にして悲恋の物語を歌うものです。まったく言葉がわからなかったので、音の響きを楽しんでいました。
f:id:nanayana:20170505203300j:plain
f:id:nanayana:20170505203519j:plainf:id:nanayana:20170505210134j:plain
 でもって、夕食。今回の中国旅行で一番おいしかった食事。一番上のがくわいとはすの実の炒め物。2番目が魚介のスープ。いい出汁出ていてすごくおいしい。3番目はチャーハンと茄子の炒め物。炒め物とスープとチャーハンの組み合わせがおいしすぎた。でも、店の名前がわからない(笑) 中国のお友達がいると、こういう地元のお店でおいしいものがいただけるのがありがたいところです。ごはんを食べて外に出ると真っ暗でした。ライトアップもされていたのですが、わたしの腕前ではまったくいい写真は撮れなったので、載せません。
 同里はとてものんびりした観光地でしたが、時間的には上海または蘇州の日帰りでもいいかも。お泊りどころとして、民宿みたいなところも多かったので、女の子同志じゃないなら、そういう民宿に泊まって雰囲気を楽しむのも他の観光地にはできない体験かも。
 同里について書いてある日本の旅行ブログはあんまりないので、もうちょっと詳しくかけるとよかったのですが。中国のお友達がいるからこそ行ける場所という気はしました。さて、次の日は蘇州市に向かいます。

◆上海・蘇州旅行 2日目。

 2日目は中国のお友達がお仕事なので、日本人の私達だけで1日、上海を旅します。
f:id:nanayana:20170527212102p:plain
 1日動き回ったところは、地図に落とすとこんな感じ。まぁ、結構普通の上海観光でいきそうなところを行った感じなので、この日が他の方にはもっとも参考になる感じかも。

 ホテルの近くにおいしい小龍包やさんを発見していたので、ホテルの朝ごはんは頼みませんでした。
f:id:nanayana:20170504095425j:plainf:id:nanayana:20170504094421j:plain
 「佳家湯包」で朝から小龍包。旅行雑誌にもよく書いてある有名店。ただ、英語も日本語も通じなさそうなので、注文はとにかくメニューを指さして、個数は指で(笑) お友達がカニアレルギーだったので、どうしても豚肉だけの小龍包を食べたくて、朝一の7:30に行きました。さすがに売り切れではなく、ちゃんと注文できました。12個入って15元。二人で分けて食べたので、かなり安上がりな朝食。この中央にある皿に入れて食べるんだけど、この皿ごと蒸されていたので、皿も熱くて取り出すのが大変だった(笑) だけど、周りの中国の方は平気そうに取り出していたんだけど、なぜ?! かなりあっさりしていて、朝から食べるのもいい感じでした。
 朝ごはんをさっさと済ませたら、いったんホテルに帰って腹ごなしの休憩(笑) 

9:00になったら、次の目的地、中華料理教室に向かいました。
Chinese Cooking Workshop
 お友達のオーダーで食の体験がしたいということで料理教室に。予約は中国のお友達がしてくれました。フランス租界の中にあるおうちの一角でした。結構、場所は見つけにくいかも。地下鉄で移動して、駅から徒歩8分くらい。早速、昨日買っておいた地下鉄カードが活躍。ちょっと早くついてしまったので、そこにあったおしゃれなスーパーを覗いていました。欧米の方対象のスーパーっぽくて、お惣菜も売っているものも海外商品がおおかったです。ただ、ハマグリとか海老は生きたまま水槽で販売されてましたけど。
 10:00から料理教室スタートです。
f:id:nanayana:20170504095514j:plain
 こんな感じ。お庭のガラス張りのサンルーフみたいなところでした。私達の料理教室には、日本から3人、韓国から3人、東南アジア系の方1人、中国の方1人の8人が参加。そして、その奥で欧米系のご夫婦が小龍包と春巻きづくりをしていました。アットホームな教室だったので、片言の英語でコミュニケーションしながら楽しく過ごしました。
 作ったのは、上海炒面と番茄炒蛋。先生のデモンストレーションで八宝辣醤の3品。
 中華包丁が使いにくかったのと、シイタケや豚肉を三枚おろしにするとか、トマトの皮と包丁でそぎ切りにするとか、大胆な調理方法でびっくりでした。
f:id:nanayana:20170504115754j:plain
 中華鍋でどどんと炒めます。やっぱり手際が重要だなぁ、中華料理。そして、何の料理に対しても油を入れます。中国に来て2日目で油に嫌悪感を抱く私。ちょっと合わないみたい。
f:id:nanayana:20170504114320j:plain
 自分で調理したもの。でも食べ切れないほど多いから、ほとんど残してしまった。持って帰ることもできるけど、旅行者には無理だよね。上海焼きそばは太麺で五香粉というスパイスが聞いたもの。このソースが日本で手に入るのかわからないなぁ。独特のとろみがあって、日本で一番近そうなのは、おたふくソース。トマトと卵の炒めものは日本でもできそうな感じ。
f:id:nanayana:20170504120251j:plain
 先生作。これも五香粉と醤油(←中国のものなので、日本とはまったく違う味)で味付け。上海料理だけかもしれないけど、この五香粉を使うと結構それなりに中国的な味つけができるのではないかと思ったりした。万能スパイス。
 できあがって、みんなで試食して、奥で小龍包を作っていた方からもおすそ分けがあったりして、とにかくおなかいっぱいになりすぎ。
 日本語ができる先生と伺っていたけど、だいたいは英語でした。まぁ、私のようないい加減なヒアリングしかできない程度でも問題ない感じなので、他の方でも大丈夫と思います。アットホーム感があって、いろんな国の方ともお話できたし、楽しかった~。参加料は200元。帰りに現金でお支払しました。
 12:30くらいに終了して移動。次は豫園にいきます。めちゃ定番コース。地下鉄を乗り継いて、昨日近くまで来ていたので、豫園までは迷わずにいけます。まぁ、観光客多数なので付いていけばそのあたりにでます。豫園の前のお土産屋さんとかは本当に賑やかですが、まったく素通りして、いきなりお茶休憩(笑)f:id:nanayana:20170504134052j:plainf:id:nanayana:20170504132036j:plain
 豫園の池の中にある「湖月亭」さんです。ここもガイドブック常連。2階に上がって、お茶を頼みました。ここぞとばかりに工芸茶です。1人1品頼まないといけないみたい。窓際は日本人でいっぱいだったので、ちょっと中央付近だったけど、雰囲気は楽しめました。
お茶うけにうずらの卵と固豆腐がでてきた。結構、謎。豆腐は食べてみましたが、まぁ、普通な味でした。しばらくすると、琵琶と二胡の演奏と歌もあって、本当に中国っぽい中国を満喫。まったりしすぎたので、少しは観光しようと、豫園の中に移動。
f:id:nanayana:20170504154909j:plainf:id:nanayana:20170504160912j:plain
 勝手にこじんまりとしているものと思っていたら、かなりの広さでした。どれくらいいたんだろう。1時間くらいはいたのかな。このあと、蘇州や同里のお庭をたくさん見ましたが、豫園は中国らしさがぎゅっと詰まった空間だったなと思います。見どころが凝縮しているので、観光にはうってつけかも。
 特徴的な太湖石を配した庭に、池を巡る回廊があって、小さすぎず大きすぎず見て回るのはいい感じでした。
f:id:nanayana:20170504155450j:plainf:id:nanayana:20170504155855j:plain
 一番はやっぱり、この龍の頭。龍の身体を模して瓦が波打って配置されているのも見事でした。龍の頭が向き合っているところもなかなかの迫力。ちょっと小雨が降ってはいたのですが、そんなに気にならない程度だったのでよかった。
 思いがけず豫園の中をかなり散策したので、足が疲れました。豫園の近くにある豆腐デザートも気になったけど、疲れたので、ホテルに戻ることにしました。あんなに昼食食べたのに、おやつは別腹。
f:id:nanayana:20170504151109j:plain
 地下鉄の駅にあったリリアンベーカリーでエッグタルト購入。すごく期待していたんだけど、結構普通だった。大阪駅に打っているエッグタルトの方が好みかもしれない。
 このあとは夕食を食べて、19:30からの上海雑技団のショーを見る予定。ごはんは早めに17:30から食べることにして、それまではホテルで休みました。私はちょっと疲れたし、たぶんお昼寝したと思う。行動範囲の中心にホテルがあるとお休みできていいな。
 夕食は「南翔饅頭店 呉江路店」にしました。豫園の中のお店は混雑しているけど、こっちはすぐに座れるし、メニューも写真付きでオーダーは紙に書いて渡せるので、日本人向け。
f:id:nanayana:20170504173905j:plain
 本日3回目の小龍包。私はこの小龍包が一番好きだったな、並んで食べようとまでは思わないけど、でもおいしかった。 f:id:nanayana:20170504174045j:plain
 これは日本風豆腐のあんかけ。でも、食べてみた感じ卵豆腐だった。どうも上海での日本風豆腐というのは卵豆腐のことのようでした。油に嫌気がさしていたので、他には海老焼売とかぼちゃ餡のお饅頭を食べておなかいっぱい。女2人だとこんなものだよね。
 夕食をすんなり食べ過ぎて、上海雑技団の開演まで時間がまだ1時間くらいあったので、マンゴーデザートを探すことにしたんだけど、私の中国での検索能力ではよくわからなくて、いきあたりばったりに行ったらお店がなくて、ただただ、1時間近く歩き回っただけになってしまいました。(今、日本で探すと夕食を食べたお店の隣が、結構おいしいマンゴーデザートのお店だったことが判明。…そういうものですよね…)
 上海雑技団の会場はリッツカールトンホテルが入っているポートマン劇場。行けば場所はわかるだろうと思っていたけど、いってもホテルが大きすぎるのと、案内が出ていないからよくわからなくて、結局、教えてもらって4階の会場に。
f:id:nanayana:20170527223154j:plain
 チケットは中国のお友達が手配してくれてあって、前から5列目の席で大迫力すぎました。1時間半ほどだったのですが、演目もバラエティに富んでいました。女の子たち太鼓を足で回したり、たぶん吊り輪や鞍馬の体育系の男子が演技したり、途中でおちゃめなおじさんが皿回しなどのホッとできる系を入れてくれるので、飽きずに集中してみれました。
 椅子をどんどん積み上げていくバランスや跳び板を使ったものがハイライトでした。まぁ、本当に人間にはあり得ないバランス感覚や柔らかさを持つ人がいるんですね~。個人的には大きな壺を投げて、あたまでキャッチするおじさんが好きでした。お客さんは日本人と欧米の方がほとんどだったので、この空間にいる間はあんまりアウェー感はなかったです。
 終わってからも、まだマンゴーデザートを求めて地下鉄の駅まで探したけど、わからず、結局、ホテル近くのところで発見。
f:id:nanayana:20170504220139j:plain
 こんな感じ。おいしそうだったんだけど、中のマンゴージュースが常温すぎて、冷たかったらもっとよかった! 中国で追加でお店を探すのって難しかったです。やっぱり日本にいる間にお店の候補はいくつか調べて、地図に入れておくべきだなぁって思いました。
 2日目はよく歩いたので、お風呂に入ってすぐに寝ました。3日目は同里古鎮に移動します。