◆上海・蘇州旅行 2日目。

 2日目は中国のお友達がお仕事なので、日本人の私達だけで1日、上海を旅します。
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 1日動き回ったところは、地図に落とすとこんな感じ。まぁ、結構普通の上海観光でいきそうなところを行った感じなので、この日が他の方にはもっとも参考になる感じかも。

 ホテルの近くにおいしい小龍包やさんを発見していたので、ホテルの朝ごはんは頼みませんでした。
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 「佳家湯包」で朝から小龍包。旅行雑誌にもよく書いてある有名店。ただ、英語も日本語も通じなさそうなので、注文はとにかくメニューを指さして、個数は指で(笑) お友達がカニアレルギーだったので、どうしても豚肉だけの小龍包を食べたくて、朝一の7:30に行きました。さすがに売り切れではなく、ちゃんと注文できました。12個入って15元。二人で分けて食べたので、かなり安上がりな朝食。この中央にある皿に入れて食べるんだけど、この皿ごと蒸されていたので、皿も熱くて取り出すのが大変だった(笑) だけど、周りの中国の方は平気そうに取り出していたんだけど、なぜ?! かなりあっさりしていて、朝から食べるのもいい感じでした。
 朝ごはんをさっさと済ませたら、いったんホテルに帰って腹ごなしの休憩(笑) 

9:00になったら、次の目的地、中華料理教室に向かいました。
Chinese Cooking Workshop
 お友達のオーダーで食の体験がしたいということで料理教室に。予約は中国のお友達がしてくれました。フランス租界の中にあるおうちの一角でした。結構、場所は見つけにくいかも。地下鉄で移動して、駅から徒歩8分くらい。早速、昨日買っておいた地下鉄カードが活躍。ちょっと早くついてしまったので、そこにあったおしゃれなスーパーを覗いていました。欧米の方対象のスーパーっぽくて、お惣菜も売っているものも海外商品がおおかったです。ただ、ハマグリとか海老は生きたまま水槽で販売されてましたけど。
 10:00から料理教室スタートです。
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 こんな感じ。お庭のガラス張りのサンルーフみたいなところでした。私達の料理教室には、日本から3人、韓国から3人、東南アジア系の方1人、中国の方1人の8人が参加。そして、その奥で欧米系のご夫婦が小龍包と春巻きづくりをしていました。アットホームな教室だったので、片言の英語でコミュニケーションしながら楽しく過ごしました。
 作ったのは、上海炒面と番茄炒蛋。先生のデモンストレーションで八宝辣醤の3品。
 中華包丁が使いにくかったのと、シイタケや豚肉を三枚おろしにするとか、トマトの皮と包丁でそぎ切りにするとか、大胆な調理方法でびっくりでした。
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 中華鍋でどどんと炒めます。やっぱり手際が重要だなぁ、中華料理。そして、何の料理に対しても油を入れます。中国に来て2日目で油に嫌悪感を抱く私。ちょっと合わないみたい。
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 自分で調理したもの。でも食べ切れないほど多いから、ほとんど残してしまった。持って帰ることもできるけど、旅行者には無理だよね。上海焼きそばは太麺で五香粉というスパイスが聞いたもの。このソースが日本で手に入るのかわからないなぁ。独特のとろみがあって、日本で一番近そうなのは、おたふくソース。トマトと卵の炒めものは日本でもできそうな感じ。
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 先生作。これも五香粉と醤油(←中国のものなので、日本とはまったく違う味)で味付け。上海料理だけかもしれないけど、この五香粉を使うと結構それなりに中国的な味つけができるのではないかと思ったりした。万能スパイス。
 できあがって、みんなで試食して、奥で小龍包を作っていた方からもおすそ分けがあったりして、とにかくおなかいっぱいになりすぎ。
 日本語ができる先生と伺っていたけど、だいたいは英語でした。まぁ、私のようないい加減なヒアリングしかできない程度でも問題ない感じなので、他の方でも大丈夫と思います。アットホーム感があって、いろんな国の方ともお話できたし、楽しかった~。参加料は200元。帰りに現金でお支払しました。
 12:30くらいに終了して移動。次は豫園にいきます。めちゃ定番コース。地下鉄を乗り継いて、昨日近くまで来ていたので、豫園までは迷わずにいけます。まぁ、観光客多数なので付いていけばそのあたりにでます。豫園の前のお土産屋さんとかは本当に賑やかですが、まったく素通りして、いきなりお茶休憩(笑)f:id:nanayana:20170504134052j:plainf:id:nanayana:20170504132036j:plain
 豫園の池の中にある「湖月亭」さんです。ここもガイドブック常連。2階に上がって、お茶を頼みました。ここぞとばかりに工芸茶です。1人1品頼まないといけないみたい。窓際は日本人でいっぱいだったので、ちょっと中央付近だったけど、雰囲気は楽しめました。
お茶うけにうずらの卵と固豆腐がでてきた。結構、謎。豆腐は食べてみましたが、まぁ、普通な味でした。しばらくすると、琵琶と二胡の演奏と歌もあって、本当に中国っぽい中国を満喫。まったりしすぎたので、少しは観光しようと、豫園の中に移動。
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 勝手にこじんまりとしているものと思っていたら、かなりの広さでした。どれくらいいたんだろう。1時間くらいはいたのかな。このあと、蘇州や同里のお庭をたくさん見ましたが、豫園は中国らしさがぎゅっと詰まった空間だったなと思います。見どころが凝縮しているので、観光にはうってつけかも。
 特徴的な太湖石を配した庭に、池を巡る回廊があって、小さすぎず大きすぎず見て回るのはいい感じでした。
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 一番はやっぱり、この龍の頭。龍の身体を模して瓦が波打って配置されているのも見事でした。龍の頭が向き合っているところもなかなかの迫力。ちょっと小雨が降ってはいたのですが、そんなに気にならない程度だったのでよかった。
 思いがけず豫園の中をかなり散策したので、足が疲れました。豫園の近くにある豆腐デザートも気になったけど、疲れたので、ホテルに戻ることにしました。あんなに昼食食べたのに、おやつは別腹。
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 地下鉄の駅にあったリリアンベーカリーでエッグタルト購入。すごく期待していたんだけど、結構普通だった。大阪駅に打っているエッグタルトの方が好みかもしれない。
 このあとは夕食を食べて、19:30からの上海雑技団のショーを見る予定。ごはんは早めに17:30から食べることにして、それまではホテルで休みました。私はちょっと疲れたし、たぶんお昼寝したと思う。行動範囲の中心にホテルがあるとお休みできていいな。
 夕食は「南翔饅頭店 呉江路店」にしました。豫園の中のお店は混雑しているけど、こっちはすぐに座れるし、メニューも写真付きでオーダーは紙に書いて渡せるので、日本人向け。
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 本日3回目の小龍包。私はこの小龍包が一番好きだったな、並んで食べようとまでは思わないけど、でもおいしかった。 f:id:nanayana:20170504174045j:plain
 これは日本風豆腐のあんかけ。でも、食べてみた感じ卵豆腐だった。どうも上海での日本風豆腐というのは卵豆腐のことのようでした。油に嫌気がさしていたので、他には海老焼売とかぼちゃ餡のお饅頭を食べておなかいっぱい。女2人だとこんなものだよね。
 夕食をすんなり食べ過ぎて、上海雑技団の開演まで時間がまだ1時間くらいあったので、マンゴーデザートを探すことにしたんだけど、私の中国での検索能力ではよくわからなくて、いきあたりばったりに行ったらお店がなくて、ただただ、1時間近く歩き回っただけになってしまいました。(今、日本で探すと夕食を食べたお店の隣が、結構おいしいマンゴーデザートのお店だったことが判明。…そういうものですよね…)
 上海雑技団の会場はリッツカールトンホテルが入っているポートマン劇場。行けば場所はわかるだろうと思っていたけど、いってもホテルが大きすぎるのと、案内が出ていないからよくわからなくて、結局、教えてもらって4階の会場に。
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 チケットは中国のお友達が手配してくれてあって、前から5列目の席で大迫力すぎました。1時間半ほどだったのですが、演目もバラエティに富んでいました。女の子たち太鼓を足で回したり、たぶん吊り輪や鞍馬の体育系の男子が演技したり、途中でおちゃめなおじさんが皿回しなどのホッとできる系を入れてくれるので、飽きずに集中してみれました。
 椅子をどんどん積み上げていくバランスや跳び板を使ったものがハイライトでした。まぁ、本当に人間にはあり得ないバランス感覚や柔らかさを持つ人がいるんですね~。個人的には大きな壺を投げて、あたまでキャッチするおじさんが好きでした。お客さんは日本人と欧米の方がほとんどだったので、この空間にいる間はあんまりアウェー感はなかったです。
 終わってからも、まだマンゴーデザートを求めて地下鉄の駅まで探したけど、わからず、結局、ホテル近くのところで発見。
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 こんな感じ。おいしそうだったんだけど、中のマンゴージュースが常温すぎて、冷たかったらもっとよかった! 中国で追加でお店を探すのって難しかったです。やっぱり日本にいる間にお店の候補はいくつか調べて、地図に入れておくべきだなぁって思いました。
 2日目はよく歩いたので、お風呂に入ってすぐに寝ました。3日目は同里古鎮に移動します。