◆上海・蘇州旅行 3日目。

 中国旅行も3日目。上海を後にして、蘇州に向かいます。
 3日目の朝も小龍包を食べました。
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 昨日の小龍包やさんの向かい側にあるお店「小楊生煎館」さん。こちらは焼き小龍包のお店です。上海のいろんなところに支店があるので、上海を歩いていれば見かけるお店だと思いますが、朝8:00に伺ってもお店は人でいっぱい。1階で注文して2階に上がって食べました。3種類を2個づつの6個を2人で食べました。ねぎ入りが意外に油が多くて、一番最初に食べたときに、うっ、ときたのですが、エビと豚肉のものがあっさりしていたので3個食べられました。でも、一人で6個はきついなぁ。私は焼き小龍包よりは、蒸したのもの方が好きかな。
 朝食が終わり、ホテルの方に向かっているとなにやら長蛇の列が。「国际饭店西饼屋黄河路店」さんの蝶々のパイに並ぶ人の列でした。一袋単位で売っていて、食べきれないなぁと思ったので買わなかったのですが、味見したかった。
 中国のお友達が車で迎えに来るまで、またもや休憩。10:30ごろに同里に向かって出発しました。上海を出るまでは渋滞もありましたが、郊外になると田舎の風景に変わって空いていました。1時間くらいで到着。
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 同里は水郷古鎮の観光地です。お土産屋さんもたくさんありますが、生活している人も多くて観光地化もこれから進むような感じでした。f:id:nanayana:20170505141241j:plain
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 まずはホテルにチェックイン。このホテル2年前にできたホテルとのことで、今調べてもなんという名前のホテルかわからないんですよね~。結構おしゃれなホテルでしたが、シャワールームとトイレがフラットになっていて、シャワーの水が漏れだしてしまうのが難点かな。ツインのお部屋はなくて、ダブルルームしかないとのことだったので、お友達と端っこ同志で寝ました(笑) ホテルの前の道も石畳だったので、スーツケースを持っていくには一苦労。
 荷物を置いたら、早速、同里を散策です。
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 昨年の中国旅行で、水郷の町、烏鎮と西塘に行ったのですが、この3つの中では同里が一番生活感があって、落ち着いています。まぁ、観光地なので、観光客はたくさんいるんですけど、これからもっと発展しそうだなぁって雰囲気でした。
 途中、このあたりの有名なお菓子ということで、紫色のもち米を固めたおやつを食べました。
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 結構、変わったものが売っていたりするんです。これはアヒルのタマゴ。アヒルは中国では普通に販売されていて、上海でもアヒルのから揚げ専門店がありました。このあたりではアヒルを飼っているので、タマゴもたくさんあるみたい。他には蓮の実を剥いているおばさんもたくさんいました。ちょっとだけ街をふらふらしてから、お昼ご飯に。
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 これまたお店の名前はわからないのですが、中庭みたいなところで食べました。お料理は蘇州でよく捕れる川魚の蒸し焼きと野菜炒めとスープでした。川魚はそんなに生臭くなかったのですが、小骨が多かったです。このお店は亀を放し飼っていたのですが、その中の1匹の亀に私の靴が好かれてしまい、終始、靴をちゅっちゅされていました。私の靴が黒くて丸くて光っていたから、仲間だと思ったのかな。帰って靴を見たら、亀のキスマークだらけでした。この亀、名前もついていたのですが、他にも亀が4匹ほどいて、店の中庭を自由に歩いていました。
 昼食後に見つけた雑貨店でお土産を買ってみました。自分用のお土産っていつも買わないのですが、久しぶりに。途中、改装工事を行っているところが多くて、同里自体がいろいろ開発中な感じでした。
 次に同里の一番のみどころ、退思園に。
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 昨日の豫園と比べるとこじんまりしていますし、明日の蘇州の庭園と比べると同里は地方都市なので、その地方のお金持ちの家という感じで、豪華さだけからいうと蘇州の方が勝っているかもしれませんが、コンパクトに作りこまれた庭園とお屋敷という気がしました。
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 私が好きだったのは、この建物の2階部分の雰囲気。朱と白のコントラストとか盆栽の位置とかいい感じ。中国のロミオとジュリエットな感じがする階段。 f:id:nanayana:20170505170922j:plain
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 池に突き出た部分は船を模しているのですが、この部分も雰囲気がでていますよね。
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 つぼ型の入り口。中にすっと立っているのはなんだか高そうな石だったりするんですけど、なにかわからない。この庭ではこの石はこれだけしかなかったのですが、これと同じ種類の石が蘇州のお庭にはごろごろしていて、たぶん、それがお金のかけかたの違いなんだろうなぁと。
 退思園を出て、船に乗りました。水郷は船に乗るのが一番。船から見ると同じところでも全く違って見えてきます。f:id:nanayana:20170505181235j:plainf:id:nanayana:20170505181600j:plain
 赤い提灯があるところはお食事処なので、夜になっても賑わいそうですね。私が行ったときは中国は平日だったので、そんなに多くなかったのですが、マクドナルドの研修旅行の団体さんとすれ違いまくっていました。
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 途中、鵜がいました。鵜飼とかもあるのかな。おばさんが手漕ぎで回ってくれるので、結構、ゆっくりだったし、時間もたっぷり回ってくれたので、のんびり写真を撮ったりもできました。橋が多いから、シャッターチャンスも多いし。この遊覧は結構お得です。
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 お土産回ったりして、疲れたのでおやつタイム。昨日のマンゴー探しが続いているのか、今日もマンゴーアイス(笑) まったりと女3人での話は尽きない尽きない。
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 そんなことをしていたら夕方になっていました。夕暮れの水郷も雰囲気が変わっていいですね。このあとちょっとだけ同里にある囲碁の会館(?)みたいなところに行ったのですが、時間が遅くて閉まっていました。
 ホテルのサービスで蘇州評弾を聞きました。琵琶と三弦を伴奏にして悲恋の物語を歌うものです。まったく言葉がわからなかったので、音の響きを楽しんでいました。
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 でもって、夕食。今回の中国旅行で一番おいしかった食事。一番上のがくわいとはすの実の炒め物。2番目が魚介のスープ。いい出汁出ていてすごくおいしい。3番目はチャーハンと茄子の炒め物。炒め物とスープとチャーハンの組み合わせがおいしすぎた。でも、店の名前がわからない(笑) 中国のお友達がいると、こういう地元のお店でおいしいものがいただけるのがありがたいところです。ごはんを食べて外に出ると真っ暗でした。ライトアップもされていたのですが、わたしの腕前ではまったくいい写真は撮れなったので、載せません。
 同里はとてものんびりした観光地でしたが、時間的には上海または蘇州の日帰りでもいいかも。お泊りどころとして、民宿みたいなところも多かったので、女の子同志じゃないなら、そういう民宿に泊まって雰囲気を楽しむのも他の観光地にはできない体験かも。
 同里について書いてある日本の旅行ブログはあんまりないので、もうちょっと詳しくかけるとよかったのですが。中国のお友達がいるからこそ行ける場所という気はしました。さて、次の日は蘇州市に向かいます。