東京ドーム。 

 今年も元旦の東京ドームにやってきました。人、人、人。5万5千人ってすごい人だ。今回は初めてアリーナ席になったので、いままで近づいたこともなかったようなゲート(25番ゲート)から入場しました。いちいちチケットを見せないと席にも着けないほどの厳重ぶりにびっくりです。Aブロックの右端の方の席だったので、近いー、近いーを連呼していました。こんな近いところから拝見させて頂くのはもうないかもしれない。センターがいいとかそういう欲張りなことはいいません。もう、なんていうか肉眼で全身見れたりするの、すごいから。大阪なんて双眼鏡でも豆粒だったよ。テンションが上がっていたので、ジャニーズレインボーペンライトを購入しようかと本気で思っていましたが、売り切れでした。さて、程なく開演。以下ネタバレ有です。
 大阪で大体の流れを把握していた私は双眼鏡もスタンバイOKでイントロ。なのに、登場する瞬間になって、スモークに惑わされお二人を見失う(泣) 1曲目で登場されたときの衣装は大阪ではまったくチェックできなかったのですが、なんだかもこもこしててあったかそうなコートですね。剛さんのコートの裾が三角になってて変わった裾だなぁと。剛さんの髪型が変わっていることはカウントダウンで確認済みだったのですが、こうして大型ビジョンと双眼鏡で確認させていただくと、もう、かっこよくてくらくらです。前髪のピンクなメッシュとか、くるくるしているようでストレートなところだとか、もうどういっていいのかわからない。かっこいいとしか言葉が出てきませんよ。光一さんは大阪でのハネハネヘアがすごく好きだったのですが、今回は落ち着いた髪型。いつもの光一さんというヘアスタイルでした。ムービングステージに乗って移動されていくと、その姿がよーく見えてそのキラキラぶりに感激しつつも、細かいところまでよく見なくちゃと思った記憶はありますが、うろ覚え。2曲目で手を振りながら外周を廻ってきてくださった剛さんがあんまりにかっこよくて呆然。そんなに近くでみていいんですか…、殿なのに。『99%LIBERTY』の光一さんの振り付けが見たくて見たくてたまんなかったのに、丁度そのダンスのときにお隣の席の方が来られて、目を離してたー。あ゛〜、時間を戻してよぅ。動くはずが動かなかったムービングステージにひやひや。あれれ?と思い始めてから結局、最後まで剛さんが歌いきっておられたので、演出を変えたのかと。どんなハプニングにもちゃんと心を保って、歌のクオリティが下がらなかったところはさすが。前半の踊りパートは双眼鏡で目が乾燥するくらい見た。満足した。『Love Me More』は踊りがなんだかえっちぃね。黒いシャツの中に手を入れるフリがあるんだけど、そのあたりが妙にえっちぃ。どきどきしつつ双眼鏡で観っぱなし。そんな私もどうかと思う(笑)『Breath』2番になってから剛さんがマイクスタンドにもたれかかるようにして歌っておられて、その情感がすごかった。剛さんに浸された感じ。『たよりにしてまっせ』光一さんが間奏で腕立て伏せしてた。見上げてみたい。『永遠のBLOODS』踊ってたんだ。いまごろ知る。なんかかわいい振り付けでした。メンバー紹介でダンサーさんが踊ってるときに光一さんがMAの2人と一緒に魅惑の腰ふり。予定外に剛さんにもパート振って慌てつつも剛さんがギター。そのまま光一さんもくるんと飛んでくれました。予定外だったらしくて、慌ててるのがかわいい。『雪白の月』もう、最高だ。この曲を聞く度に涙が出そうになる。どんどんこの曲は私の中で大切さが増していく。とくにラストのユニゾンのところが好きで好きでたまんなくて、やっぱり泣きそうになってた。『ビロードの闇』曲が始まる前に背中合わせで立っている彼らが好き。ピンスポ浴びて降りていくまでの間のちょっとした時間がたまらなく素敵。『99%LIBERTY』光一さんがラストで『サイコーだ あなたたち』と替え歌してくれた。そのままタイミングを外して歌ったために、次の剛さんパートとちょっと被った(笑)それでも剛さんはちゃんと歌ってた。動じないってすごい。この曲で数メートル先に光一さんがいた。なんだかキラキラした方だった。一瞬で通り過ぎたけど、肉眼でみれたよ。あんなに近くであんなに輝く人を。『フラワー』ダブルアンコール。退出準備の方々が出てきたのだけど、みんなの歓声とどまるところなし。そんなスタッフさんに「いいから」みたいに言ってでてきた健さんがめちゃかっこよかった。たぶん、客席のみんなの心を鷲掴みにしたに違いない。光一さんがマイクにバスタオル巻き付けて歌ってて、なんだかびっくりしたよ。持ちにくくないの? 2人が身体をくの字にしてバイバイしてくれると会場から笑い声。なんだかいいよね、最後まで。
 今回も生バンド。生バンドが好きなので、是非これからも生バンドにしよう。ストリングスも綺麗だし、なんといってもギターの音が全然違うから! もちろんベースもはじけてるから! ギターサウンドが利いている曲が何曲かあるのだけど、そのときにその音が心に伝わってくる感じがほんと違うの。やっぱり生きてる音なんだなぁって全身が震えてしまう。やっぱりドームだから、音の反響がすごくて数秒経ってから聞こえてくる音があるんだけど、それでもやっぱりすごくいい音なのには違いなくて、それにkinkiのお二人の声が重なったときにやっぱり最高だと思えてしまう。『春雷』のイントロとか『ダイヤモンド・ストーリー』のギターの音は生の音がいいよね。重くって切なくって、それでも甘くって、そういう音が聞けるのがうれしくて仕方ない。今回はとにかくがんばってはじけてみた。手拍子も頭の上でしたし、手もめいっぱい振ってみた。一緒になって歌ってみた。なんだか楽しかったよ。『フラワー』のラストでみんなの声が聞こえてて、こんなに大きな声で満たされてるんだと思うとびっくりするくらいで、そういう時間を今年も感じられることがほんとに幸せだったの。一緒に笑って一緒に歌って、そのとき集まったみんながまた集まって一緒な時間を過ごすことはこの先ないかもしれないけど、でも、『あの時間が楽しかったよね』と言える何かがみんなの中に残っているのだと思う。まっすぐに前を見て、きゃーきゃー騒いでどきどきしてる。そんな全部の想いがすごく近くに感じられた。今回はアルバムの曲中心だったけど、バラエティに飛んだ曲構成を割とシンプルな舞台で見せてくれた感じかな。その分、曲の良さが際だつものがありました。声で酔わせてくれた気がします。『AOZORA』でも歌い上げる中に優しさや切なさや希望を感じたし、『SNOW!×3』は切なくてたまんない感じだった。雪とか氷とか冷たい世界を描き出している曲が多かったけど、そんな中でもあったかさみたいなものを感じてた。涙にしても冷たいんじゃなくて、あったかい。たぶん雪もほんのりあったかい感じのする。そういう雰囲気だった気がする。そんな音や雰囲気を感じられた。そういうあったかさがkinkiらしいところかなぁと想ってみたりした。多くの人と一緒に楽しめたことがそれだけで奇蹟のように素敵なことだから。また来年も逢いたいなぁと思う。こんな時間とこんな雰囲気に逢いたいなぁと思う。そのためだけに、また1年がんばれるくらいに元気をもらったから。一番の笑顔でありがとうをいいたいよ。サイコーだ、あなたたち!!
今回も話題満載でまったりなトークの中から覚えているだけ。

光一さんのお誕生日。

 一回目のMCで光一さんのお誕生日祝い。みんなでハッピーバースディを歌い、剛さんがあんまり気持ち良く歌い上げて満足しているご様子。『こういちちゃん』なんて歌ってくれて、ファンも満足(笑) 今年も巨大なケーキ(東京ドームホテル発注品)。ケーキに苺が乗っているのを発見してうれしそうに「いちご姫できるで。」いちご姫東京でも大活躍。照明を全部落としてろうそくの明かりだけにして、そのろうそくをがんばって消す光一さん。今年はお誕生日プレゼントとしてMAからは包装紙にサイン入りの何か、健さんからはシャンパン、ダンサーさんからはものすごく綺麗に包装された「毛髪力」を頂いたそう。ダンサーさんたちはきっと踊りながら、後頭部が気になっていたのではないかと剛さんが突っ込んでました。そして、剛さんから例のアレのプレゼント。紀伊国屋の紙袋に入っているうすっぺらな何か。まずは光一さんだけで観て、うひゃひゃと崩れたような笑顔になり、「でも、これ間違ってないかー?」とうれしそう。そして問題の色紙を公開! 今回は飛んで(落下して)いる光一さんのイラスト色紙。それに「アッキーNewYear」の文字。なぜアッキーなのかとか、そういえばイラストもアッキーっぽいとか、ハッピーバースディじゃなくて、NweYearなのは年賀状じゃんとか、いろいろな感想が。去年、散々嫌がっていた色紙は「ラップ」にくるんで棚の中においてあるそう。ら、ラップにくるんで?! 気になる今回の色紙の飾るところは「稽古場に貼っておこうか」と光一さんが提案。稽古場の邪魔な場所にある柱に貼ることにするようだ。「これからその柱は秋山邪魔やなーって言われるんやで」と剛さん。言いそう、言いそう。紀伊国屋の袋は「紀伊国屋紀伊国屋…いつまで続くんやって」いうような模様だということで、袋に入れてお持ち帰り。ケーキはあとでみんなで食べることにするそう。光一さんは苺だけ食べるんだろうか。8年連続でお誕生日を祝ってくれてうれしいとか、アーティスト単独のドームでの公演は24回でkinkiが最多なんだとか、事前に誰かに教えられたような話題もあり、光一さんがおじいちゃんになってもコンサートをしていてほしいと剛さんから要望。椅子に座りながら歌って、感想になったら立ち上がってダンス(笑) 観にきているみんなもすごく視線が低くなっている(笑) ちょっと想像してみて笑っちゃったよ。そんなとき剛さんは最上段からデビルマンのように観ているそうです。一緒にやってよー。『僕は思う』が『わしは思う』になっちゃったり、「ひとりじゃない』が『ひとりです』になっちゃったりして、深く重い曲になるとも。なんだかそんなおじいちゃんになっても2人にはこうやってまったりトークしていてほしい。

殿は素敵。

 ムービングステージが動かなくて剛さん徒歩で移動。でもアリーナの私たちには見えない。コンピュータの2006年問題とかちらりと話が出たり、SHOCKのセリフをかんじゃった話題もあったと思うんだけど、剛さんが気になってうろ覚え。折角、光一さんが一生懸命話しておられたのにごめんなさい。ムービングステージ復活。そこで剛さんの「殿キャラ」によるものすごく長い曲フリ。「妾はみんなの清い愛でいきておる」から始まって、光一さんは「進右衛門」になり、蹴鞠で高飛車な態度に出たり、宴の準備は出来ているかとか、美女は揃っているかとか、後で側にいくまで綺麗なままでいるのじゃぞとか、殿のトークは尽きることなし。「このキャラは長くは続かないぞよ」と言っていたわりには2.3年暖めていたキャラらしく、結構長く続いてました。最後はみんなで正座して健さん(命名:健右衛門 言われた健さんはのけぞっておられたけど)に深々と頭を下げて「ほんまにたよりにしてまっせ」ながい、ながい曲フリでした。でも剛さんの「殿キャラ」は好評のような気がします。また観たい。

秋山さんビジョン。

 メイントーク。まずはカウントダウンのお話。光一さんは滝翼のコールがすごいとびっくりしたらしい。アンダルシアはOAされなかったダンスがあったらしい。しかも長く振り付けして覚えたのに、マッチさんが歌ってその横にぱりっとした東山さんがいて、出ていったらダンスがぱぁっと頭から飛んで適当に踊ったらしい。しかもOAされてなかった。初詣ネタはなし。光一さんだけ行ったようだけど、ネタを探してこなかったとか。剛さんは熱もあったし行かなかったのかな。MAを呼んで剛さんのファッションチェック。秋山さんは3年前のピーコートにリュック姿だとダメ出し。そんな剛さんのスタイリングを秋山さんはすぐ変わってすごいと驚き。ここでみんなの靴下チェック。剛さんは紫のハート柄(自前) 光一さんは黒の筋肉保護用スーツ(笑) 秋山さん中途半端な丈の黒の靴下。ほんとに中途半端でどうしようかと。光一さんのスーツはさらさらしているので早替えにも便利なんだとか。衣装の靴下として履いているといってよっこいしょっと履くフリもしてくれました。おじいちゃんぽい。カウントダウンは楽屋が剛さんと光一さんは一緒だったが、剛さんが格闘技を観ていたのでMAの楽屋で大貧民をやっていたそう。剛さんが「接待ゴルフ」のナイスショットをやってくれました。最初は負けていた光一さんでしたが、最後は勝って気持ちよく送り出したのだとMA談。そのとき使っていたトランプが海の生き物トランプで、MAはそのトランプの魚の名前を言って札を出すらしい。お魚ネタなので、剛さん食いつく。誕生日ということで(?)光一さんのF1トーク。剛さんとMAは階段に座って待ってる(BGM;剛さんのギター) 内容はエンジンのエキゾーストパイプの話だったと思います。長さを一緒にしないといけないから曲がりくねっているのだとか。知らなかった。誰も止めてくれないので、おろおろし始める光一さん。剛さんが「F1大好き光一」という歌を歌うことに。「タイヤが好き、グリップがすき」ここから展開「秋山〜」いつのまにか秋山さんの歌に。そして右側のビジョンがは秋山さん専用に。曲に合わせて微妙な表情を見せる秋山さん大写し。お客さん大爆笑。ラストは「ジーンズの裾がかわいそう」で終わりました。ものすごくいい声で歌っておられたけど、歌詞は秋山さんの履いているジーンズの裾がぼろぼろでいつ買うのか、ジーンズがかわいそうという曲でした。あまりに面白すぎて、笑いすぎて涙出た(笑) あとで光一さんが右側のビジョンはずっと秋山さんを写していたというと、秋山さんはものすごく恥ずかしそうにしてました。そのあとモノマネもやってた。光一さんの誕生日なので光一さんもモノマネ。外タレ専門。小力のマネをしてくれたり、ハードゲイもやってくれた。客席はもちろん大歓迎。ビジョンには写らなかったんだよね。腰の動き。結構何度もやってくれたんだけど。剛さんのチャンドンゴンも微妙に披露。ピンスポの当たり具合でステージの端に立っていた光一さんが神様のように見えるとはしゃぐ剛さん。剛さんと光一さんの位置を変えて光一さんに見せて楽しそう。客席からはわかりません…。

ラストです

 いっぱいの感謝の言葉がお二人から聞けました。いい作品をみんなに届けられるようにがんばっていきたいとのこと。剛さんからは世界に向けて発信するというような力強いコメントもありましたが、どうなるのかな(笑) 最後に光一さんが「手を繋ごっか。」と呼びかけてみんなで手を繋いで、フィナーレ。去年はkinkiの2人がお二人でいる時間が少なかったので、2人でいるということにすごく関心を持ってしまったけど、今年は普通に2人でおられて、言葉にもちらほら普通に2人が現れてた。去年は強調したようなところがあったけど、今年は普通に2人だったなぁって。それが当たり前なんだろうけど、なんかうれしいな。