大唐双龍伝。

- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2013/05/02
- メディア: DVD
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スリをしてその日暮らしをしていた義兄弟の2人が、名高い道教の奥義「長生訣」を手にすることになり、内功も武功も高めながら、義母の仇である宇文化及を狙うというストーリー。
主人公が寇仲(赤)と徐子陵(青)と明確な色付けをされており、正確もちょっと粗暴だが情に厚い、冷静で知的だが、女性に興味ないとステレオタイプになっています。そして、2人を美女で取り合う構図。しかも、軍閥の令嬢ばかりときたもんだ!
軍閥は、宇文閥(力がある)、宋閥(閥主が修行中)、李閥(頭よさそうだが、戦闘になると若干弱い)が主。
私が一押しなのは宋閥の時期閥主の若君。そんなに偉いのに、女性に惚れてしまうと全部を投げ出しても尽くそうとする! いままでにいないタイプです。しかも、強いのでいうことないです。
後半は、敵の大ボス(宇文化及)に大敗し、川に落ちた徐子陵は記憶喪失、寇仲は死んだと思っていたら、妖女に生き返らされて、しかも操られて味方と仲たがいする展開なのです。非常にヤキモキ。でも、なぜ宇文化及はせっかくやっつけた寇仲を生き返らせたのか。「長生真気」が必要なら、殺さなきゃよかっただろうに。あと2巻で明らかになるのかな? しかも、大ボスが若返っている気がする。金の仮面をつけているけど、仮面から見える肌がやけにピチピチしているし。仮面外すと別人になっているという展開じゃないだろうな。
ストーリーは飽きさせない展開で面白いのですが、疑問になるところも多数。
・大ボスが肉まん売りの貞さんに恋するくだりは、悪人にそういう情のあるところみせられても、どう思っていいのか困る。
・前半は戦闘がやばくなると主人公の2人は逃げまくる。
・船から海に投げ出されたまではいいとして、そこからなぜか無人島に飛ばされる。
・徐子陵が記憶を取り戻して、復讐にするところはあまりにも重苦しすぎる。
・寇仲が2人の女性を手玉にとって、結婚する詐欺みたいになっている。
主人公2人の掛け合いがこの作品のいいところなので、早く仲直りしてほしい。ラストが気になるので早めに借りてきます。
そして、レンタルビデオは1〜2巻は2話、3〜7巻は3話、8〜9巻は2話、10〜12巻は3話とかなり変則に入ってます。たくさん借りてくると意外に長いので注意してください。