カナダGP。

 さすがに起きてられなかったので、録画でみました。
 終始、ベッテルは速すぎて、画面に映らないほどに安定走行。こんなふうに序盤から差がつくレースをみるのは久しぶりですね。そして、ベッテルのレースだなぁとも思いました。最後の最後でファステストを狙いにいかずにきちんとクルーズした彼もひさしぶり。ピットからの無線でセナの話題を出したとか。ベッテルを落ち着かせるのもお役目の一つと言えるかも。
 メルセデスは今回も予選は結構よかった。スタートはニコ・ロズベルグが今一歩だったため、3位のボッタスに前に出てしまわれるかと思ったのですが、ボッタスの経験不足もあってか、なんとかポジションを守れました。ウェバーに抜かれなかったことも大きかったです。このあとウェーバーとニコとの戦いがずっと続いたのですが、やっぱり転機はタイヤチョイス。ニコは第2スティントでスーパーソフトを選択したのですが、これがあまり機能しませんでした。他のマシンがミディアムをチョイスしていたこともあって、ペースの上がらないニコは防戦一方。ウェバーだけでなく、アロンソともバトルになり、結局は抜かれてしまいました。そのあと、すぐにミディアムに履き替えてきたので、かなりしんどかったのでしょう。タイヤをロックさせてしまったこともあり、ニコはそのあともう一度ピットインしましたが、順位は変わることなく5位。でも、今回のレースだとこの順位で仕方なかっただろうなぁと思います。たとえ、第2スティントでミディアムを履いていたとしても、順位を守れたとは思えませんし。
 ハミルトンは最後の最後でアロンソに抜かれてしまって3位。戦闘力なくなってしまったのは残念でした。メルセデスはやっぱりまだタイヤに厳しいマシンのままのようですね。
 ライコネンは今回も入賞を果たし、連続入賞記録のトップに並びました。次のレースで記録がつくれるのか楽しみです。
 レース後のアロンソのコメントがかなり皮肉たっぷりでした「知性と経験を持ち合わせているからね」って…?! それは前回のモナコで戦ったあの人を批判しているわけですよね…。他には来季の契約が早くもニュースに。ベッテルレッドブルとの契約を延長したようです。マッサが契約延長かもと書いてありましたが、どうなんでしょうねぇ…。ここ数年あまり芳しい結果ではないような気がするのですが。かといって、ロズベルグフェラーリはなんだか違う気がする。ゴシップが飛び交う時期になってきたようです。慎重に見守ります。
 レース後にマーシャルの方がお亡くなりになったというニュースも出ていました。安全にレースを運営するためにがんばっておられるスタッフの方が、このように命を落とす結果になったことを本当に残念に思います。
ご冥福をお祈りします。