侠影仙踪。
- 出版社/メーカー: マクザム
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: DVD
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これまでの武侠ドラマに出演していた方がたくさんおられて、特にジー・シュンホアさんが今回も悪役で出ておられました。同時進行で見ていた「浣花洗剣録」にも出演されていたので、どっちがどっちの役なのかごちゃごちゃになってしまったりしていました。侠影仙踪は2004年の作品で浣花洗剣録は2008年の作品なのですが、日本で見ているわたしにとっては同時進行。
ストーリーは山奥の田舎者・黄楚明とその許嫁・柳一夕が、幼い皇帝の命を救ったことから宮殿の闘争に巻き込まれるというものです。主人公は武侠モノにしてはめずらしく、あまりに戦うシーンが少なく、どちらかというと治療しているか、薬を作っているか「一夕」と叫んで馬に乗っているか(笑)という感じです。仙人をモデルにしているようなので、なんだか飄々としています。柳一夕も薬を飲んで操られたり、魔性に取りつかれたりしてなんだか目まぐるしいです。あの王羲之が出てくるのですが、実際のところあんなふうに政治にも絡んでいたのかなぁ。剣と筆というのはまったく違うようで、通じるところがあるというのは、なんとなくわかりましたけれど。
ラスボスは中盤までただのストーカーと化していた曹駿です。いきなり、ご落胤だったりとか、恐ろしいほど強かったりとか、口紅を塗って不気味だったとかします。そしてラストもなんだかよくわからない黄楚明のバリア(?)に阻まれて、盛り上がらないままにさよならします。ラストはもうちょっと盛り上がってもよかったんじゃないだろうか。「干将」「莫邪」もなんだかよくわからないままになってしまったし。ストーリーとして盛り上がりがあまりない感じになってしまいました。でも、最後まで飽きずに見られたということは、そこそこ面白かったということなのだろうか。