グランプリファイナル。

 今回のファイナルは女子のジュニアと男子のシニアが楽しみ。
 女子のジュニアはロシアの女子3人組の演技がどんなものなのかどきどきしつつみました。アデリナ・ソトニコワ…、恐ろしい子! このプログラムのままシニアデビューしたとしても、表彰台間違いなしというような演技でした。3Lz-3Loをきっちり決めてきますし、スピンもスパイラルもものすごくレベル高い。来年シニアデビューとかだったらどうなるんだ?と思うくらいのすごさでした。とりあえず、このままジュニアの世界選手権もさらっと優勝してしまいそうです。タクタミはまだ粗さが残るスケーティングだったので、いまのところソトニコワが抜きんでているような気がします。真央さんが目指しているソチはこのロシアの後輩たちと戦っていかなくてはならなくなるのでしょう。そうなると、今年はすごく辛くてもジャンプを見直していくことは必ず必要なことなのだと思いました。
 男子のショートプログラムは4回転ラッシュ。とにかく織田信成さんの4−3があまりに綺麗に決まったので、すごっ…と絶句してしまいました。そしてそのあとの3Aもものすごくいい流れ。織田さんの今回のショートは本当に会心の出来だったのではないかと思います。ガッツポーズしている姿もとてもうれしそうでした。高橋大輔さんの演技はちょっとステップで足をとられる場面があって、流れが途切れてしまったのは残念でした。きちんとまとめた演技になっていたのはさすがです。小塚さんは少し硬かったかな。パトリック・チャンも4回転を決めてきたので、男子の順位には納得するものがありました。このままフリーも不可解な採点なく進んでほしいです。