ドイツGP決勝。

 ドイツ人ドライバーさんたちのホームにして、メルセデスGPのホーム。しかし、主役はフェラーリのお二人。チームメイト同士がいがみ合っていないのって(表面上だけであっても)、マクラーレンだけなの?
 予選はベッテルアロンソの対決が面白かった。最後の最後で取り返してきたベッテルがすごいと思った。そして、決勝。ベッテルはスタートでアロンソを牽制しすぎて(?)ダーティサイドに寄り、前が開けたマッサがトップに。いきなりフェラーリの1-2態勢。抜きにくいコースなのでそれほど順位の変動はなく。12周目にベッテルがピットに入ると雪崩れのようにピットイン。
 今回も長く引っ張ったのはバトンとニコ・ロズベルグ。いつもこの2人だなぁと思う組み合わせ。そしてバトンはウェーバーの前へ、ロズベルクはシューマッハの前に順位を上げた。それ以降はまたそれほど順位に変動はなく。ニコ・ヒュルケンベルグがあまりにもひっぱりすぎて、どういう作戦かわからなかったり、フォース・インディアがまさかのタイヤ間違いによりソフトとハードをまぜまぜにしていたということくらい。
 今回最大のイベントはフェラーリの無線。このGPからプライベートモードがなくなったらしく、無線は全部オープンらしい(放送禁止用語が飛び交っているという噂のウェーバーの無線もオープンになった…。)。そこでフェラーリからマッサへの無線が「フェルナンドのほうが君より速い。この意味がわかるよね?」だったこと。あぁ、わかります。私でもわかります。ということであからさまにスピードを落としたマッサをアロンソがパスして逆転。そのままチェッカー。どう見てもチームオーダーフェラーリらしいなとは思いました。表彰台でマッサがあからさまに不機嫌だったりして、とにかく堅い表彰式。ベッテルが母国だから晴れやかなのとかなり対照的。
 フェラーリに速さが戻ってきたのはこれから面白そう。今週末もレースだなんて過酷。F1はハンガリー終わったら夏休みなのでどのチームも踏ん張りどころです。