カテドラルモチーフのカラフルバック。

 お年玉として昨年、姪っ子のさくらに贈ったカテドラルモチーフのカラフルベスト。今年も着れたらいいなと希望的観測をしていましたが、あっけなく、今年は着れなくなってしまいました。カテドラルモチーフがとてもかわいいので、別のカタチにしたら、また使えるかなと思って、ベストをバックに作り替えてみました。
 ベストだったときの写真はこちらです(id:nanayana:20071028)。

 作り直す部分はなるべく最小限に。背中の部分を底の部分に移動して、前身頃の肩の部分だけは取り外しました。底は付け直さないといけませんでしたが、そんなに時間はかかりませんでした。持ち手の部分は新しく編みました。ベストを作ったときの毛糸が残っていればよかったのですが、あいにく残り糸がなかったので、またもやホビーラホビーレまで出掛けて一玉だけ購入してきました。単純に長編みだけだったので、編むのにそれほど時間はかかりませんでした。ただ、9月に編み物の作業をするのは、まだ暑くていつのまにか手に汗をかいていました。



 横マチの部分はやっぱりフリルが付いていた方がかわいいかなと思って、もう一度フリル付きに編み直しました。ベストのときもフリルがついていますが、これを使ったわけではなくて一旦ほどいてもう一度新しく編みました。竹でできた持ち手も新しく購入しました。新たに編んだ部分で竹の持ち手をくるんと包んで、とじ合わせます。持ち手を付けるとあっという間にバックらしくなって、この作業はとても楽しかったです。写真は今回新たに作った持ち手部分のアップ。




 最後に内袋を縫い合わせます。内袋はシンプルに生成の生地で。何かと便利かなと思ってポケットをつけておきました。ただ、姪っ子ちゃん用なので、携帯入れは作りませんでした。さすがに幼児は携帯を持たないでしょうし。布と毛糸部分はミシンで綴じ付けたのですが、これが一苦労。竹の持ち手があるためにミシンがそんなに際まで寄れなかったのです。なんだか無理矢理といってもいいくらいの状態でミシンをかけました。ミシンで寄り切れなかった部分があったので、結局まつり縫いもしました。本にはまつり縫いだけで綴じ付けると書いてあったのですが、手縫いだとしっかり表布と綴じ合わせることができてないように思えたので、ミシンもかけておきました。これで丈夫になったはず。
 というわけで、完成! 元はベストでしたが、いまはすっかり冬用の鞄になりました。まだ小さい姪っ子ちゃんにはさすがに大きすぎるのでは?と思いますが、もうちょっと大きくなって使ってくれたらいいな。カテドラルモチーフがかわいいので、鞄にしても映えますね。このデザインはお勧めです。