世界選手権。

 フィギュアスケートの世界選手権東京大会は昨日が女子のフリーでした。(そして今日はエキシビ。横目で見ながら書いています。)私がめちゃくちゃはまっている浅田真央ちゃんはSPで5位と出遅れてしまいましたが、昨日のフリー。あまりにも素晴らしくて、終わった瞬間に泣き出しそうになってしまいました。今年のチャルダッシュ、NHK杯で見たときもすごいと思ったし、全日本でもすごいと思った。でも、世界選手権はもっとすごかった。
 それまでの最終滑走の選手が次々にジャンプを失敗し、なんとなくイヤなムードが漂っていました。キム・ユナ選手の後の滑走だった真央ちゃんは点数がなかなかでなくて、リンクで待っている時間が長く、集中力を保つのは難しかったと思います。だけど、最初のトリプルアクセル。あまりにも綺麗に決まってびっくりだったし、そのあとのジャンプもぴょんぴょん飛ぶ真央ちゃんのジャンプでした。そして、誰よりも綺麗だと思うのはスパイラルシークエンス。身体の柔軟性とバランスの良さで、ほんとうに美しい滑りなのです。スピンもビールマンスピンをみると真央ちゃんだなぁと思ってしまう。最後の3連続ジャンプを決めたときの笑顔。最後飛び上がってポーズを決めた笑顔。全部、真央ちゃんの楽しさが表れていました。
 いろんなスケーターさんがいて、いろんな演技を見せてくれます。でも、きっと今は真央ちゃん以上にみんなを笑顔にできるスケーターはいないと思うのです。ジャンプが決まった瞬間。客席にいたお客さんの表情はみんな笑顔でした。真央ちゃんのスケートにはみんなを笑顔にできるくらいのすごいチカラがあるのです。そんなふうにスケートを楽しくできる真央ちゃんの才能がすごく光っていた瞬間だった。それを感じることができて楽しくないはずがありません。これからも真央ちゃん、応援してます。