「がんばっていきまっしょい」連載9回。

 残すところあと2回となったドラマ。来週は30分拡大なんですが、もっと見ていたかったよー。錦戸亮くんの制服姿も見納めなんでしょうか。松山第1クルーはなんと先行逃げ切りで、琵琶湖の全国大会に出場。沸き返る周囲の中にあって、悦ねぇはぎっくり腰のためにボート部を離れてしまう。スポーツとケガというのは関わり合いが難しい。練習して練習して身体を痛めつけないと強くなれないけれど、その分やっぱりどこかに負担がかかっていて、ケガに繋がる。それをどうやって乗り越えるかがスポーツ選手にとっては重要なポイントです。悦ねぇは、出たくてたまらなかった全国大会を前にボートに背を向けることでしか、自分の気持ちを持っていけなかった。がんばろうとしても限界で、みんなの気持ちも重くなって、どんな言葉も耳に届かなくなる。自分の中に閉じこもることで線を引こうとしたけど、最後に溢れてしまって、痛々しかった。鈴木杏ちゃんの泣きの演技が真に迫ってて、そのひたむきな気持ちがびしびし伝わってきて、不器用でもとことんまっすぐにボートが好きな悦ねぇの心、わかったよ。来週、最終回、どうなるんだろ。
 ということで、今週のセッキー。

腕組みまくり。

 愛媛大会の予選のときも腕組み。ボート小屋の片隅の暗がりで腕組み。教室でも腕組み。悦ねぇのことを心配しているときは、腕組みなのか? 顔が険しい。久々に三郎に「セッキー」と呼ばれてご立腹。「ブー」はいいけど、「セッキー」はダメか。そのあとの腰に手を当ててえらそうにしているポーズがかわいい。

渡せなかった氷。

 王子・三郎に先に氷を渡されてしまったために、氷を持って立ちつくすブー。微妙に柱の影にいますが、そんなところで隠れているつもりなのか? それともそれなりにアピールしているのか。中途半端すぎるぞ。

二人乗り。

 今日のみどころ、自転車二人乗り。ブーの腰に廻された悦ねぇの手がそれとなく青春。ブーの一番の長台詞はちょっとおっさんぽかったが、あったかみに溢れてました。「そんなにがんばらんでいい」とか「きちんとイージーオールせんと次の試合が始まらんやろ。」とか名言もいっぱい。一生懸命励ましの言葉をブーなりに伝えてます。今の状況ではらぶらぶになることはなさそうだけど、ラストまで悦ねぇとブーは密かに青春な感じで楽しませてほしいです。あとブーのボート姿がも一回くらいみたいんですけど!