トルコGP決勝。

 今年の初開催トルコGPです。来年はメキシコが初開催だな。新しいサーキットはすっごくわくわくして、去年の上海GPもそうでしたが、このトルコGPも新しいコース見たさに土曜日のフリー走行から見てしまいました。このコースは高低差があるのと、一番の難所8コーナーが魅力的です。結局この魔の8コーナーでBARは予選でしくじっちゃったわけなのですが…。ドライバーの方はこの8コーナーでは5秒ほど息ができないのだとか、すごいコーナーですよね。それに抜きどころが多くて、これはレース中でもたくさんのオーバーテイクショーを見ることができて、満足でした。
 さて、あんなにフリー走行でいい調子で走っていたBARの二台が予選で失敗して、後方に沈み、しかも佐藤琢磨さんにはペナルティまで付いて最後尾スタート。だけど、レース中はほんとに久々にBARの早さと力強さを感じました。バトンも琢磨さんもぐいぐい順位を上げていくのは気分が良かったです。特にバトンはなぜか国際映像に映りまくりで、どう考えても優勝したキミより画面に出ていた時間が長かったと思います。レッドブルの2台をかわしたところで次のトゥルーリまでは8秒ほどのギャップがあったように思います。そのギャップをぐいぐい詰めていき、結局コース上で抜くことはできませんでしたが、ピットインのときに抜き去り、結局5位でした。4位のフィジケラにも肉薄するところまではいったのですが、もう少し周回が足りなかったです。さて、来季がほんとうにヤバい佐藤琢磨さんは最後尾スタートでしたが、序盤から積極的なレース展開で、みるみる順位が上がっていきました。1ピット作戦だったのですが、惜しくも9位。入賞ならずでした。レッドブルまでいけるかなぁと思っていたので、ちょっと残念です。琢磨さんは相変わらずあまり映像に映らないのですが、最後の最後で周回遅れにされていたライコネンのちょっとしたミスの間にライコネンを抜き去り、同一周回に戻ったときはなんとなく1位になったような気分だけ味わってみました。ほんと今回のBARはどう考えても、表彰台狙える出来だっただけに、ほんとうに予選が悔やまれます。解説の方も言っておられましたが、BARってやっぱりなんだかチームとしてまだ熟成してない感があります。琢磨さんの予選にしてももうちょっとなんとかできなかったのかと思ってしまうし、作戦面にしてもいまいち工夫とかできないのかなとか、思ってしまいます。エンジンもマシンもいい感じなので、ぐいっと表彰台頼みます。
 優勝は終始ぶっちぎって走っていたキミでしたが、最後の最後で2位につけていたモントーヤがコースオフ…。マクラーレンの1.2にはなりませんでした。こういうのって、コンストラクターズにしてもキミとアロンソのタイトル争いにしても響いてきますねぇ。モントーヤもかなり不運(琢磨さんほどじゃないにしても…。)そういうのが、今季はルノーとアロンゾに味方しているのかも。ということで、次はモンツァ。光速サーキット。V10エンジン音も今季で聞き納めだし、そういうとこも楽しみです。