「がんばっていきまっしょい」連載7回。

 今回はリーメインの回。相武紗季ちゃんがいっぱい見られてお得な回でした。セッキーはいまいち出番、縮小気味だったので、そこは寂しかったんだけど。今週のセッキーについて語る前に、ちゃんと主題について触れておきます。リーがボート部をやめた気持ちが、私にはよくわかります。わたしも一度そういうことをしたことがあるから。みんなが「悦ねぇじゃなきゃ」とか「やっぱり悦ねぇだよね」とかそういうふうに言うのがほんとたまんなかったりする。自分だってすごくがんばっているのに、それを見てもらえないような気がしたりとか、結局は私はほんとちっちゃい存在なんだなとか、そういうのが頭の中をぐるぐるしてる。しかも、悦ねぇはあんなふうな性格だから、自分だけイヤな気持ちを抱えちゃって、ぶつけることもできない。もっと性格わるーな子だったらいいのに、すっごく馬鹿正直でまっすぐで、だから、ますます汚い気持ちでいっぱいになってしまう。『どろどろな気持ち』とリーは言っていたけど、そうだね、そんな気持ち。自分の中にわき上がってくる嫉妬とかねたみとか意地悪とか傲慢とか、そういうのを全部ぶつけることなく、どこにも昇華させることができなくて、だから、自分から離れるしかないと思うの。引き留めてくれたらとか、そういうふうな計算だって少しはあるよ、でも、それ以上に自分のそういうどろどろした感情に自分がもう触れていたくないって、そういう方が大きいかも。つまりは自分の気持ちから逃げ出したってそれだけなんだ。でも、リーは戻れたじゃん。一緒にまたボート漕いで、一緒にオール合わせることできたじゃん。それで、またちょっと成長したなと思う。そして、今こうやって見てると、人とぶつかって、自分の感情持て余してたあの頃が、ほんとにわっかいなーって。いまじゃ、他人と感情的にぶつかることさえないし、心を剥き出しにしてないから傷つくこともない。だから、羨ましくみえたりするよ。泣いたり怒ったり笑ったりするの。だって、全部まじりっけなしのホントの感情じゃん。
 語りすぎましたが、そろそろ今週のセッキー。

前後ろですよ。

 告白されたショックからなのか、ユニホームを前後ろに着てしまうセッキー。ぼーっとした表情がかわいい。しかも、恋愛相談をコーチにしてしまう。「ともだちが、ともだちが」と連呼しすぎて、自分だということがわかりやすすぎ。最後に「ほどほどにか」とつぶやいて、ほっぺをかきかきするのがかわいい。今週の錦戸亮くんの演技の中で一番かわいい仕草でした。

屋上はロマンス。

 「いいからこい」と強引に腕を掴んでリーを誘い出したセッキー。向かったのは屋上。定番だな。そしていきなり「ありがとう。」それじゃなんのことだか、わからないですよ(笑) 告白への返事を返すも「今はボート」なんて、そんなこと言われてリーもあきらめきれないと思います。高校生でつきあうのはちょっとという返事を返すあたり、セッキーはとんでもなく純情少年。ふつーは嫌いじゃなけりゃOKだよねぇ、だって、花盛りの高校生なんだし。恋人はボートでホントにいいのか?

試合仕様。

 試合用ユニフォームでブーの漕ぎ。力強くなってきました。腕や足を見ていてもしっかり漕いでいるなぁという印象。かっこよかったけど、放送時間短すぎです。もっとみせろー。女子部の応援ではいつのまにか試合用ユニフォームからいつもの姿に早着替え。さすがジャニーズ(?) リーとの「よお、戻ったな」「ただいま」の会話がかわいくて好き。

サブちゃんと。

 とうとう王子は「サブちゃん」という呼び名が付いたようです。ボート部に入りそうなサブちゃん。セッキーとのナイスコンビがボート部でも見られるようになるのでしょうか。来週はそんなサブちゃんメインの回。セッキーの出番が相対的に少なくなりそうで不安。修学旅行なんだから、否が応でも恋愛も発展するよね、ね?