アメリカGP決勝。

 B・A・Rは呪われているんじゃないかと疑いたくなってきました。出場停止明けからびみょーにいい兆しは見えているんですが、結果が出ない。出ない。出ない。とうとう10チームでポイントがないのはB・A・Rだけになってしまいました。しかも、今季のレースの半分まで来ちゃったし、反撃ののろしを次こそ、次こそと思って待っているんだけど、まったく見えないので待ちくたびれてきてしまいましたよ。
 アメリカGP、後にも先にもこんなレースはこれっきりにして頂きたいと思うようなレース。レースというか、レースじゃないしね。ミシュランタイヤの原因不明のトラブルによりミシュランユーザー棄権。残っているのは6台だけ。レースじゃないよ…。それでもちゃんと最後まで見せていただいたのですが、スポーツじゃないF1は見ていても楽しくないです。2時間見れたのは、フジテレビ721の解説の方の話に興味があったからです。誰が悪いとかそういう話じゃなくて、F1ってファンのためのものじゃないのかなーって、またもや思ってしまった。巨額の富を動かして、プロ中のプロがやっているスポーツなのに、みょーに政治的駆け引きが多くて、それがあんまり好きじゃないんだよね。ファンおいてけぼりって感じがして。インディアナポリスのストレートのあの広くて大きなスタンドががらんとしたまま、レースが続いてるってことが悲しかった。たぶん、私があの会場にいたとしたら帰ったかな、どうだろう。すごく楽しみにしていた分、ものすごく裏切られた気持ちになって、イライラして結局、悲しくなってると思う。とにかくレースができるようにする。それが一番大切なことなんじゃないのかな。レギュレーションの遵守も大切だし、曲げられないことは曲げられないってのもわかるんだけど、こういう状態ってどうなんだろうって思ってしまう。とにかく今回一番裏切られたのは他でもなく、世界中のファンなんだよ。ファンへアンケートを採ったりして少しはファンのことも見てくれてるのかなと思ってたけど、やっぱりコストのことばっかりなのかな。そういうレギュレーションの作りってどうなんだろう。とりあえず、B・A・RのときからくすぶってるFIAへのはてなが大きくなっていくよ。
 今回のレースはいままでにあまりテレビに映らなかったミナルディやジョーダンの給油がばっちり見れてチーム無線が聞けてなんだか新鮮でした。ピットインの指示とかあぁいうふうに出てるんだなぁ。フェラーリはミハエルとバリチェロの溝が見えちゃいました。来年は微妙かもなぁ。バリチェロB・A・Rに???というお話もあるらしく、それはそれでびっくり仰天ですけど、来年のことよりも今年を楽しみにしましょう。