アルバム感想。 

 堂本剛さんゲスト出演のラジオを聞いてます。でも、まだ出演されてません(笑) この番組、長丁場なのですね。1時間30分。FMなので音が綺麗でよかった。AMは小声だとよくわからないしゃべりがあったりして、ちょっと淋しいのです。でも、9時前に気が付いてラジオをつけたものの、周波数がわからなくて、かなり焦ったー。パソコンの検索でなんとか周波数を知って、間に合ったからよかったです。
 そういえば、剛さんのアルバムの感想をまだ書いていませんでした。剛さんの出演待ちの間にちょこちょこと書いてみたいと思います。今回のアルバムはすごくまとまりがあって、全体としてとても優しい雰囲気を感じました。剛さんの声は思っていたよりも素敵すぎでした。色っぽいよー、切ないよー。私は通常版をお買い上げしたのですが、裏面ジャケットは「鯵」ですね。綺麗な碧。それも水族館というところが剛さんらしいかなと思いました。海じゃないあたりが、それっぽいかなって。人工的に作られた海。でも、やっぱりちゃんと一つの海で、一つの宇宙かなって。この青って生命の碧だなって思うのです。優しくてすべてを包んでくれる、でも、ガラス越し。この触れそうで触れられない距離がもどかしくもあり、切なくもあり、このアルバムの雰囲気にもぴったり。そういう生々しさと距離感の双方を感じる声だし、曲だと思ってます。さて、わたしが特に気に入っている3曲について感想を。
「くるくる」  タイトルが1番目を引いた曲です。この「くるくる」という音の響きがとても面白くて、そしてきゅんvときますね。私のイメージでは幻燈がくるくると廻って、薄暗い部屋に色とりどりの模様を映し出してる感じ。掴めないふわふわとした幻みたいなそんな恋心。恋が恋らしくある『ときん。』とする瞬間が詰まってる曲です。
「ナイトドライブ」  人気高い曲のようです。この曲は曲も好きだし、歌詞も好きだし、言う事ないです。とくに「信号待ち」の歌詞と「もしも」の歌詞が好きです。もう、そんなこと言われちゃったら抱きしめちゃいますよ。うん。幸せなときほど、ちょっとしたことで不安になるのかもしれないけど、それほどに好きでいてくれるなら、もう、ぎゅっとしちゃいます。だって、だって、切なくなっちゃいますよね。サビの4行目が何を言っているのかわからなかったのですが、歌詞を見てもなんだか、わかりませんでし(笑)。森博嗣先生の小説のタイトルのようだ(なんとなく)。何を意味しているのかな。車のどこかなのだろうか。
「Saturday」  この曲の感じが好き。音楽用語に疎い私にはこの曲みたいな曲をなんというのかわからないのですが、いままでにない感じですよね。いろんな楽器が使われているのが、ほんと好きです。(レゲエらしいですね…ありがとう、ラジオ)
 剛さんが出演されましたよ!! 剛さんの音楽についての考え方をぽくぽくと話しておられて、すごく心というか、いままで、もやもやしてたところを聞かせてくださいました。アイドルとしての自分とやりたい方向が違っていて、その差を埋めるためにいろんなもの傷付けたのかもしれない。「闘う」という言葉をいくつか聴きましたが、その先のこのアルバム。私としては、あまりkinkiに対してアイドル的要素を感じてはいなかったので、他の方とは受け止め方がかなり違うのかもしれませんが、わりとそのまますとん。と受けとめました(最初は、踊る彼らにぎょっとしていた)。剛さんが選んで送り届けたこの音を素直に受けとめたし、いつまでも、いろんなふうに魅せてくれていいと思うのです。その中でどんな気持ちが見えるのか、どんな色が見えるのか、それが聴きたいなと思います。思考錯誤だし、まだまだいろんなもの傷つけて、傷ついていくのかもしれないですが、剛さんの想いをちゃんと聴きたいと思います。