◆前代未聞のペナルティ。

ベルギーGP決勝

 レースとしてはそんなに動きもなく、メルセデスの2台が速すぎて、1周1秒以上も差をつけるような一方的なものでしたが、意外なところで楽しめました。
 とにかく全体未聞のペナルティ。マクラーレンに課された105グリッドの降格という処分にも驚いたけれど、なんといってもボッタスが3/4ソフトタイヤなんていうとんでもないタイヤの履き方をしているのにびっくりした。たぶん、これからもこんなミスないだろうな~。どんな乗り心地だったのか素直に聞いてみたい。
 ニコ・ロズベルグはとにかくスタートの失敗が痛すぎた。今回はメルセデスのマシンがとにかく他のチームよりも速かったから挽回できたものの、あのスタートは全部を失いそうなものだった。ハミルトンとの差がどんどん開いていくのにも、あまり抵抗しない感じになってきてしまったし、今年のタイトルはすり抜けてしまったということなんだろうか。とにかく予選が強すぎるハミルトンをとめてほしい。
 ベッテルのタイヤバーストはちゃんと原因究明してほしいところ。なんだか危ない感じもしたんだけど、フリー走行でのロズベルグの件もあるし、なにかタイヤ自体にも瑕疵があるんじゃないかと疑ってしまう。F1はスポーツだから、絶対に安全であってほしい。ビアンキの想いも鑑みると絶対安全であってほしい。だからこそ、きちんと対策はとってほしい。