◆モナコの表彰台。
モナコGP
今年のモナコは抜けないモナコだったけど、面白かった! なんといってもピットストップ前後が面白くて仕方なかった。予選を見ないで決勝をみてしまったものだから、どうして、ハミルトンがそんなに後ろにいるのか、わからなかったり、久しぶりのライコネンのポールがどんな感じだったのかもわからないから、ちょっと楽しみが半減していた部分はあるんだけど、でも、それを置いておいても面白かった。
意外にすんなりしたスタートだったにも関わらず、結局は完走が半分くらいになってしまう過酷なレース。SCは1回入っただけで済んだのは、モナコのマーシャルさんの手際がものすごくよいからだと言わざるを得ない。
スタートでライコネンを越せなかったので、今回はライコネン優勝かなと思っていたのだけど、まさかまさかのオーバーカットをチームメイトにやってしまう、ベッテルのあの集中力に感服する。あのパープルの嵐ができるのは、現役だとベッテル、ハミルトン、リカルドくらいかなと思ったり。ここぞというときの集中力の高さとキレのある走りって誰にでもできるわけじゃないから。だからこそのオーバーカット成功だったわけで、ライコネンがものすっごく不機嫌になっていたけど、私の意見だとフェラーリの戦略的な1位と2位の入れ替えではなかったと思うんだよね。何年か前のハミルトンの疑惑のピットストップによる、ロズベルグの優勝の方が疑惑らしい疑惑だったような。
SCリスタート後のリカルドのすれっすれ運転にもどきどきしたし、基本的にモナコの車載からの映像は心臓に悪いと思う。新しい表彰台で笑顔いっぱいのベッテルとむすっとしたままのライコネン。そして、インタビューはニコ・ロズベルグということで最後まで楽しかった。ベッテルとロズベルグの仲好さそうなパーティトークもよかったなぁ。スペシャルゲストなんだろうけど、もうちょっとこの後もF1にロズベルグが顔を出してくれるとうれしい。