◆エンジン逝った・・・。

イタリアGP決勝。

 なんだろう、ニコ・ロズベルグの今年のチャンピオンシップ終わった感。たぶん、ハンガリーGPがターニングポイントだったのだと思う。あのタイヤ選択が違っていたら、こうはなっておらず、そして運も巡ってきていたのかもしれない。あのときに運が遠く離れてしまって、今回のモンツァで強力にそれが効いてしまったというような感じ。
 フリー走行ではなんともなかったのに、予選の前にエンジン交換して、予選は4位になり、そして、あと2周というところで、エンジンはすべてを出し切ってしまったのか、火を噴いてリタイア、ノーポイントということになってしまった。この差が大きすぎて泣きたくなる。しかも、ハミルトンは新しいエンジンだったからか、ものすごく速くて。ロズベルグにもあの速さが出せる権利があったんだなぁって思うと、それもちょっと悲しくて。今回のトラブルがロズベルグに起きたということが、今の流れはハミルトンにあるということだと思ってしまいます。
 スタートはフロントロースタートだった、ライコネンがスタートできずに、その後ろにいたロズベルグも割を食う形になってしまって7番手まで後退。なんとかボッタスの後ろに接近するも、接近しすぎてブレーキが熱くなってしまう。それをピットストップ1回だけで、ボッタスもマッサも抜いてしまうアウトラップをやってのけたこと、すごいな~って思います。そこからベッテルを追いかけ続けて、あと1.2秒というところまで来ていたのに、あのエンジントラブル。ティフォシさんたちが喜んでいるのもまた悲しい。
 ハミルトンへの速く走れ命令もあったし、メルセデスはいろいろ終盤にトラブルを抱えていたのかもしれないな。ロズベルグのエンジンも酷使しなかったら、最後まで走れたんだろうか。でも、そうだったら、ピット側から連絡があるはずだし、あぁなってしまったのは、予期せぬ出来事だったのだと思おう。
 とにかくがっくり感が大きすぎて、しばらく引きずりそう。