◆萍踪侠影。

 武侠ドラマを見終わりました。この作品はDVD発売が限定だったため、レンタルで見るのが唯一の手段かと思います。1巻あたり90分だったので18巻ありましたが、結構早く見終わりました。テンポもよかったしね。
 見終わった感想。武侠史上一のいちゃいちゃ。序盤からいい雰囲気になり、それ以降はいろいろあるんですけど、結局いちゃいちゃしています。この安定的な恋愛関係が心地いい。武侠ドラマでは主人公カップル同志が両想いなのに、別れて終わったり、なんだかうまくいかなくなったり、どちらかが亡くなったりしてしまうことが非常に多いので、そういうことなく、最初から最後まで一貫して同じ人を好きであり続け、しかも、ぶれないというのがありがたかったです。
 家同志が敵という典型パターンに入ってはいるのですが、宝探しがあったり、雑魚、中ボス、大ボスと敵も変わっていって飽きずに見ることができました。技としてはCGっぽい技なので、見応えはないんですけど(笑)、でも、まぁ、こんなものでしょう。主人公の二人が協力して技を繰り出すというところは、なかなかいいです。最後の最後では、師匠組と主人公組の4人で攻撃してましたしね。
 主人公の2人が非常に誠実だったのが、このドラマを見やすいものにしてくれました。オイラトと明との戦いの回避など、スケールは大きい話なんですが、意外にこじんまりな感じなので、ストーリーはわかりやすいです。個人的に好きだったのは滅明です。最初は悪人かと思っていましたが、誰よりも忠義心が溢れ、いつも大変なところにいるお兄ちゃんでした。登場人物はどの人も嫌いではなかったです。最近見たものの中では、おもしろかった作品に入るドラマでした。