◆夢やぶれて。

夢やぶれて-I DREAMED A DREAM-(初回限定盤)(DVD付)

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 華原朋美さんの7年ぶりのシングル曲です。そして、いくつかの歌番組にも出演されています。
 昨日、放送された「火曜曲!」とNHK「SONGS」を拝見しました。どちらもドキュメンタリータッチになっていて、華原さんのこれまでの人生を振り返るVTRと本人のコメントが入っていました。このブログにも書きましたが、私は華原さんのデビューからのファンで、というか、遠峯ありささんだったころからのファンでした。FCも入っていたので、イベントに行ったこともありました。華原さんが精神的なものから仕事ができなくなり、そして事務所からの解雇通告があったときは驚きました。そして、それから、きっと尾木社長なら、いつか華原さんが戻りたいと願ったときに叶えてくれるかもしれないという気持ちもありました。
 そして、いま華原さんがまた歌を歌っている姿をみることができて、本当にうれしく思っています。家族に支えられながらの大変な時期を過ごしたことで、華原さんは感謝の気持ちと歌への想いが強くなったように思いました。その声は今もとても胸を打ちます。
 オーケストラをバックに歌い上げる華原さんはアイドルではなくて歌手になっていました。表現するという気持ち、前に出ようとする気持ち。かわいく歌っていた20代とは違った表情の彼女がそこにいました。そして、それが歌なんだと思いました。20代の頃の曲もとても好きです。でも華原さんとともに年を経たわたしにとっては、今の華原さんが表現する気持ちの方が届いてくるのです。「生きていること」「歌うこと」「希望」そのすべてがこんなに輝いたものなんだと、気付かせてくれました。
 華原さんに逢いたいな。逢ってその歌を聴きたいな。涙ではなくて、笑顔で今を喜びたいな。