君も堂本FAMILY 12月31日東京ドーム。
タイトルはちょっとkinkiさんっぽくと思ってつけてみましたが、やっぱりジャニーさんのセンスには適わないですね。今年も元旦公演に申し込んで、やっぱり軽く31日公演に振り替えられていました。これも予定に折込済みになってしまっているのが悲しいくらい。いったいどれだけ元旦公演に参加していないんだろう…と思うくらいにハズレにハズレて、潔いよいくらいです。今年はドームに到着する前に一悶着ありまして。いつも母と一緒にドームコンサートに参加しているのですが、逸れてしまいました…。東京というような都会にまったく慣れていない母が、ホームに来て開いていたドアに飛び乗って、私はホームで、そのままドアが閉まってしまい、あれれ?!というようなコントにもならない感じで逸れました。普通なら携帯電話で連絡を取り合って簡単に合流できるのですが、母のケイタイは電源が切れてました…。そのまま私は水道橋の駅で、母はドーム前で待っていたらしく、母が意を決してお店の方に電話を借りるまで逸れっぱなしでした。あれほど、電話してと言ってあったのに、母は5万5千人の中から私を肉眼で発見するつもりだったようです。こんなことなら、最初にチケット渡しておけばよかったのですが、すぐにどこかにしまい忘れする母が怖くて私が保管してました。そんなこんなで、会場入りしたのはもうほんと開演10秒前とかそういう事態でした。ほんとうにばったばたで、バルコニー席に駆け込んだという感じ。これがバルコニー席じゃなかったら、態勢整わないままコンサートだったかもと思うくらいです。というわけで、最初の方はワタワタして見ていた部分もありますが、続きは下をどうぞ。
オープニングの音楽が流れて以外にもあっさりとkinkiのお二人が登場。あまりになんの演出もなく登場していたので、kinkiのおふたりじゃなくて、ダンサーさんなのかな?と疑ってしまったほどでした。私の席は本当にバックステージ寄りのバルコニー席だったので、結構見えない部分も多くて、センターステージだと小さいお二人を確認できるのみ、バックステージは近いんだけど、見えたり見えなかったりという感じでした。おふたりがゆっくりと中央の可動式ステージ(ぐるっと円形に回るスケルトンタイプ)でアリーナの中央を突っ切るように歩いてこられて、どんどん近くなってくるのにどきどき。そしてそのままリフターに乗って、歌いだし。『Family〜ひとつになること』 アカペラから入るのはなかなかかっこいいです。歌っている間中、かなりリフターが複雑な動きをするので、結構それに目を奪われてしまっていました。リフター乗る前か降りた後で、お二人でハイタッチしてました。恒例なのかもしれませんが、ちゃんと(笑)きゃーって声が会場から上がっていました。バックステージで『スワンソング』かなりのショートバージョン。そのまま、あっという間に外周をぐるぐる廻って、正面ステージへ戻っていきました。外周がとても広いので、目の前を通過するスピードが速くて、すぐにちっちゃくなっていってしまいます。『硝子の少年』このオープニングでガラスが割れる演出があるのですが、そのときの迫力がすごい。今回も正面モニターがすごいことになってまして、正面に立ててあるスクリーンだけでなくて、傾斜になっているステージ部分にも映像が映し出されるようになっているので、後方から見るとものすごく大きな映像の中にいるように見えます。このガラスが割れる演出がかなり衝撃的でした。いつもどおりのダンス有。最初の衣装はお二人とも同じような丈で剛さんがロング丈というのはひさびさかなぁと思ってみていました。
MC 挨拶は意外に短く。シングルの合作曲がすごくいい曲で、メッセージ性のある曲を届けられたことに意味があるとのことでした。ジャニーさんの一言でこのツアータイトルとなったこと、「君も堂本」までは漢字とひらがなだとか、これがkinkiらしいということで決定したようです。剛さんが一生懸命話しているときに、光一さんがぼーっとしていて、剛さんに「(ステージ前の)電球の数を数えていただろう」と言われていました。そういうことがよくあるらしいです。曲に入る前に、ドームの天井部分の人とここの最前列の人、同じ料金でやらせてもらっていますと宣言。アイドルには偶像という意味があるけれど、これからのアイドルは現実を知らしめるものでないといけないため、料金についてもきっちりお知らせしていくのだとか。それなら裸でもという光一さんの言葉に、つかまってしまうというポーズの剛さん。そこからコンサート会場内とリフターを使ったりして、警察の人から逃げ回るという想像をしていました。私も想像すしてみましたが(裸という部分はさっぱり想像できませんが)もしそういう展開になったとしても、演出なんじゃないかと思ってしまうかもなぁ。
歌に戻って、ここからはショートショートバージョンでつないでいきます。もうちょっとこの部分の曲をゆっくり聞きたかったかなと思うほどに、展開も早いしkinkiのお二人の立ち位置もどんどん変化していきます。なんだか追い付いていくので精一杯という雰囲気になってしまったので、もうちょっと時間をとって欲しかったと思うくらい懐かしい曲のオンパレードです。ふたりのお着替え時間を利用して、過去のとっても若い映像がずらり。私が見たことないのもたくさんあって、私はまだファンとしては歴が浅いんだなぁと思ってしまいました。近くの席からは「懐かしい」という声も聞こえましたが、私には初見のものがありました。スクリーンに真っ赤なガーベラが咲いて、わらわらっとジャニーズJr.の子達が出てきて『フラワー』。独特のリズムに揺れていると「ピッピピッピピー」の甲高いホイッスルと波の映像で『ジェットコースター・ロマンス』、会場が暗くなって『やめないで、PURE』 剛さんが踊っているのをじっくり見ていました。剛さんのゴールドの帽子に赤い矢なのか、花なのか、がついていてそれがすごくいいアクセントになっていました。『ふらいんぐ・ぴーぷる'99』そのままスケルトンで移動していたような…、『Happy Happy Greeting』イントロで懐かしいなぁと思わせる曲、『全部だきしめて』もサビのみ。このあたりものすごい展開の速さ。中央のステージがせり上がりになっていて、いままで踊っていたジャニーズJrさんたちが据わったりポーズをとったりしてから『FRIENDS』 あまりにも懐かしくてびっくり。しっとりと歌い上げつつ、そのまましっとり路線で『せつない恋に気づいて』 本当にいい雰囲気でイントロが流れていたのだけれど、光一さんが歌い出しを失敗してしまったために、バルコニー席では「光一さんがんばれ」というような温かい空気が流れました。あの出だしは重要だと思うので、がんばれ光一さん。この曲ではJrの子たちが傘を持ったダンスを披露。私の一番目につくところにいた彼が傘を取り落していました。がんばれ。真っ赤の衣装になぜか真っ黒な傘(しかも安そう)。傘の色は変更したほうがいいのではと思ってしまいました。
バックステージにやってきました。『キミは泣いてツヨクなる』『欲望のレイン』『NO CONTROL』この当たりのダンスががっつりみたかったのだけど、びみょーにびみょーに見えなくて、もっとがっつり見たかった。本当に。この曲調かっこよすぎる、ものすごく。で、『スッピンGirl』のイントロ! いきなり英語でも歌えてしまう!テンションも高くなる!たぶん、これと『99%LIBERTY』でバックステージから正面へ戻っていきました。かなり盛り上がる曲を、どかんとつなげてくれたので、私のテンションもあがるあがる。『99%LIBERTY』の映像がかっこよかったです。サイコーだ! なんだかんだと私の中で盛り上がりました。どこでだったかわかりませんが、Jrさんたちがぐるっとアリーナを取り囲んで並んでいて、80人くらいいました。ちびっこたち大集合という感じでこんなにJrの子達がいるのを見るのは、ものすごくひさしぶりでびっくり。この後のMCで言っておられましたが、kinkiさんたちもJrを育てていくんだなぁと思ってみていました。このとき始めてアリーナがハートマークで囲まれていることを知りました。遅すぎ…。Jrの子達は最後まで走って退場してました。
メインMC。ここから50分間。ギネスの撮影時間が15分くらいあったにしてもまったりしたMC。MC前のメドレーがものすごく早く感じて、これでメインMCだなんてまだ何も歌を聞いてないよと思ってしまったのですが、そんな心配いりませんでした。後半は素晴らしい展開。剛さんが「座ってもいい」というのに、頑として座らせない光一さん。ただ、もうちゃっかりとバルコニー席は座っちゃってました。バルコニー席まったりしていい感じだなぁ。このあとのギネスの撮影のときでさえも、だれも立たなかったです。まぁ、写らないしね、写っても背景だしね。「爪先立ち」だとさえも言い切る光一さん。このやりとりが多少続いて、ようやく着席。今回のMCはこの後撮影があるためだと思いますが、客席の電灯もつけられていてかなり明るかったです。それに調子が狂う光一さんと、まったく気にならない剛さん。
光一さんが山本寛斎さんのショーの話をちょっとだけしてました。寛斎さんのドラで次のきっかけになるところがあったようなのですが、寛斎さんがなかなかドラを鳴らさないので、スタッフさんが小声で「ドラを鳴らしてください」と言っていたところ、マイクを通して「何をだ?」というようなことを言ってしまったとか。剛さんが寛斎はカンサイでも近畿(kinki)の話をしようというふうに話を振って次の話題に。あとはアルバムも製作中で、出来上がって聞いたら『がびーん』となるほどの衝撃作なのだとか、Familyを最初にシングルカットする話があったということは、それなりにアルバムも進行しているようで、そのままでは出したくないという状態なので、満足がいくものを作ろうとして今になっているのかなという印象でした。あと2つほど問題点をクリアしたら発表できるということでした。ものすごく楽しみです。『がびーん』が気に入って何度も剛さんに言わせる光一さん。客席が明るいからなのか、トイレに行く方がよく見えるので、白い服と黒い服の方はポンスポット付でトイレに行く姿が見守られていたりしました。
とここで、重大発表があるとのこと。どうせ大したことではないだろうと思っていた客席でしたが、報道のみなさんをステージに呼んでからは、なんだろう?とざわざわ。光一さんが神妙な面持ちで「2010年をもちまして…ブリジストンがF1から撤退しました」と深々と頭を下げます。ということもありつつも光一さんがステージ裏から額のようなものを持ってくるのを見ると、会場は「ギネス」の発表かと気が付いてしまい、いままでの重苦しいような空気は一掃。お祝いムードに。剛さんからみんなの記録だからここで発表することとしたという言葉があって、まず会場に向かって見せてくれました。それから報道機関の写真撮影。アリーナ席の方は立ち上がってました。光一さんの指示ですみずみまで立ち上がることに(笑) いまのカメラはすごいからかなり広範囲に撮れるといわれてましたが、どうだろう? 剛さんはウィンクしたりしてましたが、光一さんはかなり仏頂面。光一さんがビジョンに映し出されると会場から笑い声。カメラマンのアメリカンな花井さんが英語でアピールしてくるのが、本当に会場中に聞こえてました。ものすごすぎる。二人が近づけば、こっちもこっちもお願いしますと言われていたし、あんなにたくさん撮って使うのはどれだけなんだろうと思うくらいばしばし撮ってました。ということで15分くらいはギネスの撮影が入りました。
この後は楽屋での過ごし方について。光一さんは楽屋でゲームをしているようです。オンラインRPGなのかな、終わりがなくて根気がないとできないと言ってました。剛さんは楽屋にごあいさつに来られる方と話しているようです。事務所のおっちゃんやレコード会社のおっちゃんと話すらしい。おとといには剛さんの楽屋で靴やジャージをいっぱいに広げて、後輩たちに譲ってあげていたみたいです。そこを通りかかった光一さんにもどう?と聞いたのだけれど、机の上にあるシップとかのど飴を見て、これはいらないと思って素通りだったとか。かなりの面積を占めている靴に目もくれなかったところはすごい。そのあと、光一さんが愛してやまないタイヤの良さについて、剛さんをはじめ、町田さん米花さんやMADにレクチャーすることに。タイヤは転がり抵抗とグリップ力の間で反比例するためそのバランスが難しいという話だったのですが、反比例がはんぺんに聞こえたため、なぜか生徒たちは「おでんはおいしい」という結論になってしまい、大根は転がりそうだとか、味がしみていておいしそうだということになってしまいました。そこで、光一さんが視点を変えて「スリックタイヤがおいしそう」と言ったため、全員ドン引き。会場もドン引き。だれもその心境がまったくわかりませんでした。頬ずりしたいというのなら、まだちょっとわかったのだけど。ちょっと変態つながりで、剛さんは魚にかみつかれたいらしく、それにもひかれてましたが、どちらかというとそのほうがわかるかも。あの鋭そうなキバにかぷっとやられてみたいというのは、なんとなくわかりますよ。痛そうだけれど。オートバックスにいったら、どれを食べようかとナイフとフォークを持っていくのではないかとか、やっぱり白ごはんではないかと発展していきました。そのあとは剛さんと光一さんの同意できる方にメンバーが動いていました。ぷよぷよしているものに飛び込みたいとか、ケーキのタネに飛び込みたいとか。
会場の明るさに目がくらんでいたらしい光一さんは暗くなったら元気になってました。ラジオ収録のときも薄明りなのでバーかと思うくらいだとか。そのあとギターを持ってきてもらって、なぜか剛さんにはマネージャーさんからしゅしゅっとスプレーと鏡も届けられて、ヘアスタイルを直してました。そんなオーダーは剛さんからマネージャーさんに出してなかったみたいですが、マネージャーさんの気遣いということで。光一さんの方も鏡を見ている真似とかしてました。写真撮る前にセットを直したほうがよかったと言ってましたが、すべては終わってしまったことで。気が付いたら50分過ぎていて、大慌てで歌へ。
二人で作った曲を全曲演奏するということで、番組で作ることになった『好きになってく 愛してく』から。『Music of Life』はわりと長めに演奏していましたが、それでも半分くらいだったかな。この後はどんどん続きます。『愛のかたまり』『銀色 暗号』『futari』としっとりめでしたが、『恋涙』はダンスナンバーになっていました。ここから正面ステージでダンス有。これがまたなんだかとってもいい感じになっていました。『Tears』のダンスもよかったです。私はこの曲大好きでこのテイストたまらないです。これからもみたいなぁと思わせてくれる素敵な曲にでした。『me〜地球のいろ』この曲の振りがですね、双眼鏡でじっくりみたのですが、二人の腕が絡んでいるんですよ、錯覚じゃなくて絡んでましたね。宇宙の上で歌うような映像もかっこよかったです。そして最後に『Family〜ひとつになること』ものすごい合唱団付でした。正面中央のスクリーン部分がかぱっと開いて合唱団が登場。主にFamily部分を歌うのですが、かなり豪華。歌に深みも出て、いままでと違うテイストが味わえました。スケール大きな曲でした。この1曲のために合唱団が…と思っていましたが、このあともう一回出番がありました。
暗転。これで終わりかと思いましたが、まだまだ続きます。演出もがらっと変えてスタイリッシュな映像から『Kissから始まるミステリー』、『カナシミブルー』は踊ってくれるのかと思っていたけれど、外周で待っていたお車に乗って、半周してくれました。光一さんが止まったのがちょうど目の前だったので、しっかり見ておきました。車はすれ違えなかったからなのか半周で乗り捨てて、二人は中央を歩いて正面ステージへ『Secret Code』。『SNOW!SNOW!SNOW!』ではぶわぁっと派手に羽が飛んでいました。
最後にしっかりと歌い上げたのは『Anniversary』この曲すごくいい曲だなぁっていまさら思ってしまったり。
アンコールは『KinKi Kids Forever』1番は日本語で2番は英語でのミックスバージョン。このバージョンも捨てがたい。最後の最後で『Family〜ひとつになること』をみんなで歌いました。バルコニー席かなりがんばってました。歌いに歌ってました。Cメロとかもちゃんと歌ってた。結構「ありがとう」の入りがむずかしいかも。きちんと演奏している方を見るのがよさそう。本当にみんなの歌声がドームに広がって、ちょっと感動のラストでした。1公演で同じ曲3回というのはちょっと多いかなと思ったけれど、どれも演出がかなり違っていたので、全部やりたかったんだろうなと思って納得しました。きっとどの演出もなしにはできなかったということなんでしょう。私はみんなで歌ったラスト、とてもぐっときました。
そんなこんなであっという間に過ぎてしまいました。バルコニー席だったので退出もスムーズ。ちょっと見づらいところもあったのですが、カウントダウンで衣装の細部についてはじっくり見ることができて、おおっと思うこともたくさんあったし、ステージセットは遠目で見るよりもずっとものすごいなぁと思えました。こういうときテレビでみることができるのはうれしいです。前半の早い段階で、風船が上に上がって、中からかなりひらひらしたものが落ちてきたのですが、それが8の字を横にした感じでくるくるまわっていて、なんだろう??とすごく不思議でした。バルコニー席でキャッチできるものはありませんでしたが、どういうものが降ってきたのか気になるところです。特効は銀テープも炎もレーザー光線も羽根も全部ありました。今年もkinkiのコンサートに参加することができて、とても楽しかった! 前半部分はとても早く感じましたが、後半じっくりと聞かせてくださる部分もあって満足しました。本当に毎年いろいろなことを考えて楽しませてくれるのがうれしいです。来年はもうちょっとだけよく見えるところで見たいなぁ。なんて、贅沢すぎますか…。毎年思いますが、もう一公演みたくなりました。