イタリアGP決勝。
ティホシさんたちの聖地モンツァでフェラーリのアロンソが、ポール・トゥ・ウイン! 大歓声がテレビ音声からも伝わってきました。フェラーリにとってはとても特別なサーキットです。
スタートではバトンがアロンソを抜いてトップに立ち、レッドブルの2台がいまいちなスタートに後方に沈みます。珍しく(?)スタートで順位を上げたロズベルグ。そして、やってはいけないことをやってしまったハミルトン。マッサと接触してリタイア。ここでノーポイントは痛恨か。痛恨だろうな。4番手を走るロズベルク。見ていてもわかるくらいに3番手マッサとは走りが違う。じりじりと引き離されていくのは仕方ないとして、その後方はクビサ、ヒュルケンベルグ、ベッテルと続いている。クビサのペースが上がってこなかったため、抜かれる心配はないということでとりあえず安心。
バトンは1周目にかなり大きなパーツを飛ばしていたにもかかわらずいいペース。アロンソに終始追いかけられているにしても、抜かれはしない。異常が起こったのはベッテル。エンジンがおかしいという無線が入って、あっさりウェーバーに抜かれる。ここでベッテルも脱落なのか?!と思ったが、持ち直したらしくそのままレース続行。
35周目になってようやくピットイン。バトンがなぜアロンソよりも先にピットに入ったのかは謎。そのためにピット後にアロンソに先行を許してしまう。ベッテルがかなりスティントをひっぱりまくり、いったいいつピットするのかと見ていたが、最後の最後ラスト1周のところでピットイン。4位で復帰。こんな最後でロズベルグの順位が落ちるとは思わなかったのでがっくり。でも、ベッテルのこの戦略はこのレース展開の中で最善の策だったし、しっかりペースを作ったのだから褒めざるを得ない。
ポイントリーダーはウェーバーに。ロズベルグはクビサのポイントを上回ったのでとりあえずよし。このごろマッサは調子がいいみたいだし、ドライバーズランキングはクビサに勝つことだけが目標かも。コンストラクターズは不動の4位キープ中。これ以上は今年は望めないしなぁ。