国別対抗戦 男子、女子SP。

 今日の朝、浅田真央さんがSPに3Aを入れるという話題を知って、俄然、楽しみになってきたので、お仕事を早めに切り上げて、しっかりおうちで観戦しました。
 まずは男子。織田信成さんはしっかりと安定感のある演技を決めました。織田さんのジャンプは着氷がしなやかです。なんというのかクッションのある着氷というのか固さが感じられません。最後までしっかりとスピンにステップ、緊張もしていたのかもしれませんが、チームジャパンのリーダーとしてさすがの滑りでした。小塚崇彦さんは珍しくジャンプの失敗が2つ続きました。ステップでも少し足を取られ気味になってしまって、残念でした。
 パトリック・チャンも最初の3Aの失敗のあとは調子を乱して、いつもの吸い付くようなスケーティングがみられませんでした。エバン・ライサチェクブライアン・ジュベールは素晴らしい滑り! シュベールの4T+3Tはいつ見てもものすっごいです。気迫の感じられるジャンプでした。ライサチェクはあのながーい足でのシットスピンのポジションの美しさに惚れてしまいます。男子はものすごいレベルで争っています。明日、どうなんでしょうか。ジュベールのフリーの出来如何なのかなぁ?
 そして、なんといっても浅田真央さん!! ショートプログラム、もう最高に素晴らしかったです。なんといっても、演技の後に真央さんの笑顔が見られた!! それだけで胸がいっぱいになってしまいました。今季、ショートプログラムの後にあの笑顔が見られなくて、それがすごく心にひっかかっていたのです。リンクの上での真央さんの笑顔、それだけでぱあぁっと花が咲いたようでした。
 今回は3A+2Tのコンビネーション、3Fという構成に変えてこられました。ショートでの3Aものすごく高くって綺麗でした。3Fも流れがあって加点がたくさんついていそうでした。ジャンプも素敵でしたが、滑りも優雅。指先や足先のすべてが美しくて、ステップを描くエッジも水面を流れるように感じられました。2Aなんてほんとうにステップの一部かと思うくらいでした。こんなに素晴らしい演技を拝見できるなんて、胸がいっぱいです。
 日本のリンクということもあったのだろうし、団体戦ということもあったのだろうし、本当に滑りに不安がありませんでした。今シーズンと前のシーズンはずっとSPで苦労されていましたが、それももう以前のことになったような気がします。自信をもって滑っている真央さんはこんなにもすごい。眠る前にもう一度ショートプログラムを見ようと思います。
 安藤美姫さんのショート、音楽も衣装も好きです。最初の3Lz+3Lo認定されているのか、すごく気になります。第2ジャンプ、高かったと思うのですがどうなんでしょう? インタビューでレベル1があるということだったのですが、スパイラルかなぁ。少し揺れていたように思えたので。ジャンプはものすごく調子よさそうなので、フリーに期待しています。
 がんばれ!チームジャパン!! 応援している選手の笑顔も見所です!