ハンガリーGP決勝。

 観戦日記の前に、佐藤琢磨さんからのおめでたくてびっくりなニュースがあったので、まずは最初に。「おめでとうございます。」 実はこのニュースを知った直後は素直におめでとうと言えるような精神状態になかったのですが(他人のうれしいことを全部、自分の悲しみに変えちゃうくらいひねくれてたの)、このニュースを琢磨さん自身の言葉で綴ってあるホームページで観たら、素直におめでとうと言ってました。琢磨さんの言葉のひとつひとつにパートナーとの強い信頼関係と、本当にうれしい気持ちが詰まってました。やっぱりすごく尊敬できる方ですね。
 …と本題。ハンガロリンクは抜きにくいコースとして有名で、今回もオーバーテイクシーンは皆無に近かったような気がします。ただ、周回遅れを抜いていく姿は3週目から見れたので(はやいなー)、なんだかたくさんオーバーテイクしていたような錯覚に陥ってました。ミハエルが久々のポールポジションからスタートしたレース、波乱はいきなり1コーナーに待っていました。いろんなところでいろんな車がぶつかって、クリエンのマシンが1回転したときには、ひやっとしました。今回は琢磨さんはなんとかその混乱に混じらずに済み、順位も7番手にアップ。アロンソがこの混乱の中でフロントを失ってピットイン。そんなアロンソの破片を拾ったクルサードがリタイア。と序盤は混乱続きでした。ミハエルを追って走るキミがいい調子。どうもピット作戦が違うモントーヤの方がこのままだと前かも?ということで、最初のピットストップ終了。ところがどっこい、モントーヤがいきなり減速、そのままガレージへ。いきなりのスローダウンにびっくりでした。マクラーレンはほんとむちゃくちゃ速いマシンなんだけど、トラブル続きでいまいち信頼性に欠けるんですよね…。キミは2度目のピットインを短時間で済ませて、ミハエルの前に出てからは独走体制になってしまいました。フェラーリのマシンは後半は伸びが見えずに、最後は弟のラルフに猛追撃を受けてましたしね。
 さて、琢磨さん。あまりレースペース上がってこなくて、2ストップの利点も生かせてなかったように思います(どうもタイヤ選択を誤ったとのことらしいです。)。それでもなんとかポイント圏内を守りきっていました。だけど、最後の最後までハラハラさせられっぱなしでした。いつのまにかウィリアムズ勢に抜かれているし、最後は最後でフィジケラと1秒以内のバトルだったし、ひやひや、ひやひや。フィジケラとのバトルはまったく国際映像に映らなかったので、川井さんと今宮さんの情報だけでどきどきしてました。二人のタイム差が0.7秒だとか2秒まで開いたとか、それだけしかわからないので、その様子を想像してはどきどきしてました。最後はガス欠?だったのかフィジケラがピットインしてくれたので、8位決定です。やったー!! 琢磨さんを応援しているファンのみなさんが心待ちにしていた1ポイント、やっと獲得できました。ほんとうれしいですよー。でも、ほんと長かったよ。1ポイントまでほんと長かった。でも、うれしい。ほんとよかった。この1ポイントで琢磨さんのメンタル面も変わるかもというコメントも聞かれたので、これから先も楽しみです。がんばれ、琢磨さん。
 レースはキミが最後までぶっちぎって優勝。ルノーアロンソがノーポイントだったので、アロンソの優勝はまたちょっと先送りされました。やっぱり、もうちょっと先まで面白い方がいいよね。ラルフがトヨタとしての初の表彰台。トヨタのクルーがすごくうれしそうでそれがとても印象的でした。トヨタも3,4位フィニッシュで調子いいなぁ。来季のあれこれについても書きたかったのですが、日記が長くなりすぎるので明日書きまくります(笑)