トルコGP決勝。

 予選から決勝までベッテルが危なげなく勝利。このままだとベッテルの独走になってしまうよ…。誰か止める人も必要。
 ニコ・ロズベルグは予選でとてもいい走りをしてセカンドローからスタート。スタートもものの見事に決まって、ウェーバーをパス。ここまではとてもいい展開だったのだけれど、メルセデスのマシンは燃料が重いときはかなりタイヤに厳しくなってしまうらしい。すぐにタイムが下がり始めて、次々に抜かれることに…。次のスティントをプライムでつないだけれど、それでもタイヤのもちは相変わらずで、最後の最後までプッシュしているのはわかったけれど、メルセデスのマシンがまだレースで表彰台に登れるものではないんだなぁとヒシヒシと感じてしまった。最後の最後で、バトンをパスしたあたりはちょっと気持ちよかったけれど。ニコはこのマシンの状況でかなりがんばっていたと思う。
 ピレリタイヤになってから数戦。どうもこのタイヤだとドライバーがタイヤ性能が落ちたなと思ったときにピットに入らないと大差がつくらしい。プライムでもオプションでも持たないときはどちらでもまったくもたない。ピットを少なくして上位を狙うという作戦は、最後の最後でオーバーテイクされる可能性がとても高いので、あまりおすすめではない。新品のタイヤをどれくらい持っているかというのが本当に重要。
 DRSが入ったのでかなりの確率でオーバーテイクが見られるようになったのは面白いところ。1秒以内に入ったらだいたい抜けるみたいだ。トルコみたいに抜けるコースだといいけど、モナコとかどうなんだろう。抜きどころがシケインくらいしかないような気もするのだが…。
 メルセデスはようやく始動という感じかなぁ。とにかくルノーより上に行ってほしいし、できれば表彰台に立つ姿もみたいんだけどな。マイケルの引退話が出ているけど、全然いいレースができてないから、そういうこともあるような気もする。