◆前を向け!

バーレーンGP

 私が息巻いていた以上に、ニコ・ロズベルグもここで1勝したいという気持ちが強かったのだろうとは思う。だけど、予選は0.6差もついてしまい、ハミルトンの強さが目立ってしまった。しかも、ベッテルフロントローを奪われて3位スタート。思ったとおりではない週末が始まった。
 決勝のスタートでは3位を守ったものの次のコーナーでライコネンに前を行かれて、4番手に後退。早めにしかけないとハミルトンに置いて行かれてしまうなぁと思っていたら、メインストレートのあとの1コーナーでライコネンベッテルをパスして2位に戻ってきました。ここは気持ちよかった! でも、このあとのピットストップでことごとく、ベッテルの後ろに戻ってしまって、そのためにベッテルとのバトルが見られたのはよかったんだけど、タイヤマネジメントが難しくなってしまったよう。ライコネンが第2スティントをミディアムでとてもいい走りをして、最終スティントをソフトタイヤでつないできたときは、もうどきどき。1周1秒以上どんどん差を詰めてきていたものの、残り周回数も少なくなってきていたので、なんとか守りきれるかなぁと思っていたんだけど、ブレーキトラブルでライコネンに抜かれてしまって…、そのあとは結構ゆっくりめに走っていたようでした。ほんと悔しい。なんとかこんなレースであっても2位を死守して、今後につなげたかったから、守りきってほしかったなぁ。
 フジテレビの解説の人達がハミルトンとライコネン好きすぎて、ロズベルグに批判的(?)な感じなので淋しいです。もうちょっと走りを認めてくれてもいいじゃん? 川合さんが3位がとれてよかったといってくれたのがちょっと救いだったけど。ロズベルグが無線で集中させてくれというようなことを言うと、「王者の風格が」という決まり文句が飛んでくるのにイライラ。ハミルトンなんて昨年より前はもっと結構ひどいこと言っていたよね? だけど、ここ数年でいい走りができているから、なんでもオッケーなんですかという気がしてならない。強ければいいのか、いいんだろうけど、だけど、どうなんだ。 今は耐えるしかない時期だと思う。きっと長いシーズン、絶対に転機がやってくる。それを捕まえるべき。絶対に2番手であきらめてほしくないし、ライバルはあくまでハミルトンであってほしい。