天国の階段。

 「天国の階段」を最終話まで見終わりました。後半の展開が「美しき日々」にそっくりになっていったので、もちろんハッピーエンドなんだろうと思っていましたが、悲しい愛の物語でした。ばりばりネタバレで書きますので、これから見る方はご注意。
 私としては不完全燃焼でした。後半のチョンソの態度がちょっと「いい子」過ぎて、逆に反感をもってしまった。目が見えなくなってからのチョンソのテファに対する態度があまりにもどうなんだろう?と思わざるを得ない。頼らなくてはいけない状態なのも、ソンジュの幸せを願うあまりソンジュに本当のことを打ち明けられないのもわかるのですが、自分のことを愛しているとはっきり言っているテファに対して、「ソンジュさんに逢いたい」とばかり言っているのもどうなのかなぁ?と。チョンソのことを思って献身的に尽くしているテファに「早く帰ってこないからソンジュさんに逢えなくなった」とか、ちょっと言葉が強すぎる気がします。主人公はあの二人なのだから、それだけ考えるといいんだけど、テファのことが一瞬でもよぎってしまうとチョンソの心が見えなくなって、感情移入できなくなってしまいました。ソンジュとチョンソが結婚してからのいちゃいちゃぶりは見ていて、楽しかったです。いちゃいちゃしているカップルは実際に見るとむっとするけど、ドラマの中でだったら許せるから不思議。ソンジュさんはいつも抱きしめていてくれるから、安心します。あの腕の中のぬくもりを感じているときが、本当に幸せだと思うし、生きてる実感もあるから。それにしてもグローバルグループはあの社長で大丈夫なんだろうか?(笑)
 テファとソンジュさんとチョンソの3人で仲良くしてるシーンがとても好きでした。あぁいうバランスって保てる期間は短くて、だからこそその間がとても煌くのだなぁと思ってしまいました。いろんなものを犠牲にして成り立っている愛だからこそ、あんなふうに純粋にひたむきに貫くことができたのかもしれない。チョンソはかなり幸せ者だと思いますよ。あんなに愛してくれる人が見つかることってほんと奇跡的。好きな人のそばにいっれて好きな人と同じものを見ていられる。それが当たり前のようですごく素敵なことなんだってこと、それを感じました。
 今回は字幕版で見たので、最初はチェ・ジウさんの声に戸惑いました。あれ?田中美里さんの声じゃないって(笑) クォンサンウさんも役柄どおり御曹司的な人かと思いきや、かなりの肉体美らしく、それもびっくり。韓国ドラマははまっているというには程遠いですが、これからも見るつもりです。「オールイン」は放送になっているのを知らなかったので今週から見ます。