◆パンプス。

 最近、仕事でのパンプスが話題になっています。わたしは、当初、仕事にはパンプスを履いていました。リクルートのときにそれが女性の仕事用の靴と思い込んだからなのですが、でも、もう10年以上パンプスは履いていません。パンプスが足に合わなかったんです。わたしは典型的な日本人足。甲高で幅広パンプスの小さなつまさきに、足を押し込むと小指も親指もものすごく痛かった。そして、歩く時のバランスがわるくて、階段やなにもない道でもよく転んでいました。それに我慢ができなくて、途中で3Eの幅広のぺたんこ靴に変えました。もう、それからは歩くのも苦ではないし、足の疲れもそれほどでもなくなったし、足の指の爪が変色することもなくなって、ちょっと元気になりました。
 パンプスだからダメって場面には、これまでにであったことがない。黒いきちんとめの靴であれば、問題ないです。大きな会議にも出席したし、講演会でおはなししたりもしました。すごくパブリックな場面でも問題なかった。
 わたしの持論として、靴は道具です。もとの足を傷つけてまで無理して履くようなものではない。だから、靴ずれもしたくないし、足も痛めたくない。それでこそ、靴だと思う。だから、苦痛に耐えてまで履くようなものではないと思っています。固定観念なんて、思い込みかもしれない。わたしは自分の健康が一番大事なんです。